年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

労働節ということで

2012年04月30日 | 築地市場にて

築地市場の外にド派手なバスが満員の客を乗せて止まっている。ようやく戻りつつある中国からの観光客が築地で寿司を食べるようだ。もちろん場外市場は連休のため、開いている店舗は少なくいっそう外国人観光客が目立つ。
 気温も25度を過ぎれば、野菜もようやく順調となる。受注制限品目も少なくなった。今度の連休明けで野菜価格は下がるだろう。ただ電気・ガス代が急上昇しそうだ。 ツバメが忙しく築地市場と浜離宮の餌場を往復している。
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東京都の激怒

2012年04月29日 | 築地市場にて
日本の中心都市として自負している東京都は都内の不正に対して厳しい。特に管轄し規制の権限のある部門に対しては厳しい。
 急に都内の市場関係者が呼び出され、不正表示問題で講習があった。このような事例は築地市場関係者が覚せい剤を使用しているときもあった。外国人労働者の雇用の問題も毎年講習会がある。経済の好調な中国から働く人の流入がほぼ消え今では身元を隠して楽ところは風俗関係しかないと思われる。
 それにしても去年9月に不正をしていて今頃発覚したのはなぜだろう。想像できることは低価格納入競争で利益が出ず、給料に不満のある人からの内部告発だろう。品質はともかく安ければよいということではいずれ行き詰る。海外は落ち目の国にいつまでも安くて品質のよい商品を提供してはくれない。
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春の山菜シーズンなのに

2012年04月28日 | 築地市場にて

東京都から出荷制限のメールが来るたび昨年から予想されていた野生の山菜類が放射能検出が多数出てきている。どのような数値かは不明だが市場には出荷されてはいないようだ。しかし、個別のやり取りや地元の人がとっていないからと言って都会から採取制限している山菜をとることは不安をあおる行為となる。
何か緊急の会合が予定されている。全国を統括している意識の強い東京市場の人たちに東京都は何を話すのだろうか。
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優良誤認の恐れ

2012年04月27日 | 築地市場にて
福島から拡散した放射能は太平洋に広がってしまったようだ。いまスーパー等で検査しているのは全量全品種ということでなくある程度産地・数量を絞って検査しているだろう。これだけ拡散すれば予期せぬところから発見されるということもある。中国産の自転車の荷かごから放射能が検知されたという。これはセシウムではなかったが消費者が手当たりしだい購入した放射能検知器をテストしているようだ。このことからスーパーの検査網からもれた商品が出る可能性は否定できない。気休めに過ぎない。年間販売数量が少なく、西日本産の漬物で放射能証明書を要求するところには出したくないといっている。検査費用が出ないからである。
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同僚がガンで死んだ

2012年04月26日 | 築地市場にて
25日午前2時過ぎ、同僚がガンで死んだ。昨年夏より傷病手当金をもらいながら治療に専念していたが医者の余命宣告期間内に死去した。今はガンでも治癒の見込みがあるので本人にガンであることを知らせるのは普通となっている。1ヶ月前に自宅に見舞いに行ったときはまだ周囲には健康そうに見えると報告した。急変だった。発注ミスした商品の販売先を見つけ処分できる人で彼は見た目より熱い人だった。同期の人が次々と死ぬのはつらいことである。
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職務に忠実だったけど

2012年04月25日 | 福神漬
江戸時代の終わりのきっかけとなった黒船来航時のさまざまな様子を調べていると、浦賀の奉行の人たちは突然異国船がやってきたとは思えない。結果的には不十分な準備とはいえ浦賀の人たちは異国船対応の準備をしていた。資金も不足していて、砲台の数も少なく大砲の威力も弱く、さらに砲門数も少なかった。しかし長い間異国との付き合いを制限していてその間の固定した既得権層の反発を受けることは『番社の獄』を経験していた戸田氏栄・下曽根金三郎・内田弥太郎等は感じていたと思われる。浦賀の実務を行っていた地場役人中島三郎助等は地場産業振興を狙っていてひそかに長崎のような交易を浦賀で行えるよう考えていたのではないのだろうか。戸田もペリーが再来航した際も交渉地としてアメリカに浦賀の地にするように迫ったが江戸に近い地でなければいけないと江戸湾奥まで侵入したアメリカに押し切られ横浜で交渉することとなった。
 初期の福神漬の様々なエピソードを調べてゆくと、開国交渉の経緯の裏事情が見えてくる。
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理不尽な交通事故

2012年04月24日 | 築地市場にて
京都で大きな交通事故があって、多数の小学生と保護者が死亡した。現在同じようなことに巻き込まれていて,保険会社と折衝で驚いている。いわゆる車の任意保険というものの加入率が85%程度で事故の起き易い人ほど入っていないという。任意保険に入っていない車と事故にあうと、無保険者保険に入っていても保障はされるのだが慰謝料とか差額ベット代は補償されないので貯金が減ることなる。そして次の任意保険更新で値引率が減ることなる。de
 築地市場は私有地扱いなのでここで事故にあうと免許停止などの行政処分が出ない。もちろん保険は出るのだがこれでも築地市場内では交通事故にあってはいけない。ただ車の保険の対象になるためには東京都に事故届けを出し、事故証明をもらうこととなる。
理不尽な死去をした人から見ると平穏な人生を送ることが幸せであることを感じる。
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日曜の早起き

2012年04月23日 | 福神漬
日曜日の新聞には書評欄がある。記事より早く書評欄を読み、図書館に予約を入れる。あまり早い書評は図書館にないことが多い。最近ではある程度回数借り出してから購入することしている。昔みたいに積読することはスペースの関係で許されていない。
 そんなわけで借り出した本は木村直樹さんの『〈通訳〉たちの幕末維新』という本です。朝予約入れて、昼過ぎには図書館で借り出しました。この本では最近気になっている黒船来迎時に最初に黒船に乗り込んだ通詞堀達之助がどのように記述されているか気になりました。夜寝ながら天井に浦賀の状況を描きながら考えていると,地場役人である浦賀与力は享保の改革で西浦賀の町が寂れつつあったで対策を考えていたようだが、異国船対策による公共工事を考え(砲台建設)、幕府の土木工事資金不足から浦賀商人からの上納金を増やすことを考えていたのではないのだろうか。この件では戸田氏英は印旛沼工事の目付として参加していて、公共工事による町の繁栄の状況を中島三郎助に話したのではないのだろうか。
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事件で予定はxx

2012年04月22日 | 築地市場にて
何とか本年10月までに福神漬をまとめるべく動いているのだが事件の後始末で何もできない。土曜日は久しぶりに町田の自由民権資料館に向かうことにしていたのだが予定変更で終わる。
 太田愛人さんの本を読む。岩手県出身の太田さんはやはり岩手に関して思いは強い。明治17年正月に盲腸炎で死去した鈴木舎定(いえさだ)などのことを知っている人は日本でも何人もいないだろう。岩手県(南部藩)は戊辰戦争時朝敵となり、明治に入って苦労した。しかし日本の首相の数は山口県(長州)についで多いという。権力を握ったものの歴史は残っているが,敗者の歴史は親族・地縁者が語り伝え、記録を残さねば消えるのみである。
世界が動いているのに日本政治の世界に人材不足感があるのはどういうことなのだろうか。
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親族が事故に

2012年04月21日 | 築地市場にて
築地市場勤めだから一般人と勤務時間が異なるので夜中の1時ころが出勤時間となる。こんな時間に病院から電話があって交通事故にあったという。駆けつける途中で日ごろの運転マナーから相手は酒酔い運転だろうと推測していいたら、当たってしまった。
 震災以来、理不尽な事件事故が多く気にはしていたが、いざ身近に起こるとあわてる。
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インフレによる国の借金帳消し論から

2012年04月20日 | 築地市場にて
消費税増税が難儀しているのでこのままでは国債発行利率がいずれ上昇しないと消化ができないという。そうすると金利が上がり物価上昇となる。ところが現実のことを考えていると今までのインフレと人口の構成内容が違っているので予想のようには急速なインフレにはならない気がする。何年か後には高齢者(65歳以上)が人口の25%を占める。この統計は経済予測より正確で過去の歴史でこの予想が狂うときは戦争と未知の病気の蔓延しかない。今の経済情勢で子供が急には増えそうにない。
 増えた高齢者の収入拡大は期待できず、インフレに対抗するには消費の節約しかない。日本人の成人者の消費カロリーは2650カロリーと言われるが70歳では1700カロリーとなり、今の人口の減少の速さより先行して食の消費が減っている。
 この様なことでスーパーとの商談ではまだまだ低価格のことが優先されている現実がある。増えた高齢者を満足させる食品は何になるのだろうか。もし見つからないと高齢者の資産は全部医者に持っていかれるだろう。
医食同源という言葉がある。薬より良い青果物を食べよう。
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やっとこさW7へ移行

2012年04月19日 | 築地市場にて

ここ数日XPパソコンからW7へ移行するための作業をおこなっている。慣れ親しんだXPがあと2年でメインテナンスが終わるという。企業の都合でバージョンが上がっても付き合ってゆくには大変な時代となってしまった。
 基本的な移行は思ったより簡単だが慣れるのは時間がかかりそうだ。時代の変化の激しいときは、変化したことに全部対応することは難しく、年寄ゆえある程度たってから変化に付き合うこととなる。昔の変化の速さに比較すると情報の伝達の速さが今は世界同時となる。
昔法律の施行時間で官報が配布された時間からということで離島など輸送手段が便利でない時代は地方では不利だと思っていたが今はほとんど同時である。マイナーな漬物の売れ行き情報も日本はともかく外国(その当時は台湾)にまで伝わるには時間がかかっていて、日本の梅干しの在庫情報を隠したまま買付することができていた。今はそのようなことがなく逆に産地の天気情報が日本で入手困難でタイの洪水などは範囲がわからずあわてた。
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休市でないので

2012年04月18日 | 築地市場にて

4月18日は水曜日にかかわらず、休市ではない。高値の野菜もピークを過ぎたようだが例年のこの時期としてはかなりの高値となっていて、今年の高値続きとガソリンの高値の陰に隠れて、野菜高報道が少ない。大根は比較的価格が安定しているが今年の寒さと大根が記録的高値で太る前に出荷されるので春大根が盛んに出荷される時期となっても高価格となっている。春の味覚ともいえる房総のタケノコが4月からセシウムの検査基準が変わって出荷制限となっている。あと何年かは関東のタケノコのような作物は厳しいこととなる。
水曜日は観光客も少な目だが大和寿司の行列は長くなり元に戻った気がする。
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自給自足

2012年04月17日 | 築地市場にて
江戸時代が終わるまで日本の食は自給自足だった。コメと大豆と魚で生命を維持するエネルギーを得ていた。人間が活動するにはエネルギーが必要で、それは食べ物で得ている。震災で電気というエネルギーの問題が生じているが食べ物に対するセシウム汚染と言う問題から、福島沖から宮城沖まで魚が危険となりつつある。世界三大漁場と言われる海から魚が来ないことは築地にとって存在価値がなくなることである。ようやく戻りつつある欧米系の外国人観光客が目に付くが、中国韓国系の人達はまだ3月11日以前に戻ってきていない。ネットで関西の電力使用量を見ているとかなり節電しているようで今年は日本全国節電大会となりそうである。静かに国力が落ちている国で円高が続いているのは将来を不安視していて消費を抑え、貯金を増やし、預けられた銀行は投資先がないので日本国債を購入しているので低金利が維持されている。この状態がいつまで続くか不明だが長く続くとは思えない。リタイアした人達は貯金を切り崩した生活となる。降ろされた貯金は銀行が国債を売って賄うこととなる。銀行が売った国債を誰が低金利で買うのだろうか?
1%金利が上がれば1000兆円の借金では10兆円の利息ととなり、消費税が少し上がったくらいでは賄えない。こんなシナリオが素人でも解るからますます節約し、入ったお金が滞留し少し考えてから使うので景気がなかなか良くならない。
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計画停電の不公平さを味わって

2012年04月16日 | 築地市場にて
去年計画停電があって、隣の家は明るく、自分の家は暗いという不公平、不平等停電が関東であった。今年は原発全面停止ということで関西の方が関東より厳しいようである。電気料金も上がって、停電となれば文明というものがいかに危ういところの上で成り立っていることを感じるだろう。安い電気は危険性を無視していたことがようやく理解することとなる。電気代が上がれば海外と対抗できない産業が消えることもある。これから秋にかけて頭の中で選択・判断という厳しい季節に入る。
ただ築地市場は拠点施設ということで停電対象外となっていたが蛍光灯などは消えていて中は暗い。一年経って節電は継続中で多分15%ほど料金が上がっても震災前の電気料金と同じくらいとなるだろう。今年の夏は関西が暗い。
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