年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

後だし値上げ

2015年10月31日 | 築地市場にて

 

築地市場の移転の会合で東京都は設計が終わっていないので市場使用料の計算は出せないと言っていた。ところが今になって受益者負担と言うことを言い出した。過剰な温度管理設計でコストが大幅に上がりそうだ。過剰な使用料は他の市場との競争に負ける。

 東京都が努力し築地市場が人気観光地になったわけではない。どちらかと言うと今でも一般人ガ市場に入ることを東京都は禁止している。豊洲の市場もこのような法外な市場使用料の値上げが続くと市場の活気が消え、負担が増えた分不正が増える予感がする。活気のある市場は利益が出るような負担にならなければならない。市場人に余裕が出来て市場に初めて食文化と言うものが生まれる。

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比較的に雨の少ない10月

2015年10月30日 | 築地市場にて

 

雨の多いベッタラ市も今年は晴れで、秋の長雨で高騰した野菜も落ち着いた。月が変われば移転まで1年となる。まだまだ具体的な移転への道筋が見えない。建設工事だけが進んでいる。

 年末商材の案内も昨年ほどの値上げ予告がないように感じる。漬物価格がまた落ち着いたようだ。これからの値上げがラッキョウとなる。ラッキョウの根きりで中国の人件費等の影響が現れてきた。このラッキョウ産地の代替産地はまだ見つからない。

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酉の市 波除神社

2015年10月29日 | 築地市場にて

 

酉の市の広告があった。随分寒くなったが築地市場のそばの酉の市は最終回となるのだろうか。

 豊洲市場の進行状況を報道機関に公開したようだ。今は工事現場は内装に向かっているようだ。市場協会から引っ越しの時の東京都に対する要望書がやってきた。やむなく移転するのに現状復旧義務を言い始めた。前例の神田市場ではそのままで移転したようだ。当時はバブル期で今より景気の良いときだった。東京都の担当者が代わっても約束だけは守ってほしい。

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図書館の郷土資料

2015年10月28日 | 宅老のグチ

 

どの図書館でも郷土資料の所は空気がよどんでいるように感じる。地域の過去がそこに残っている。CCC図書館の報道を見ていると、図書館は郷土資料の場とは見ていないようだ。

 図書分類で多くの図書館にそれなりの蔵書はある。今はネットで他の図書館から借り出すこともできる。ただ郷土資料に関してその場所に行かないと資料がいかに扱われているか解らない。

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解決の見込みのない会談で

2015年10月27日 | 築地市場にて

 

ようやく日本と韓国の首脳が会談する。解決の見込みもない会談で会わなければ良かったという結果になりそうだ。ただどんな会談でもキムチの売れ行きが良くはならない。せめて現状のままで終わって欲しい。政治が漬物の方に影響するとはだれも思わないが現実には韓国フェア-やキムチの特売回数が減っている。

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寒いと感じる朝

2015年10月26日 | 築地市場にて

 

北海道の各地の最高気温が10度以下となり、雪の予報も出て冬の準備が始まる。今年の暮れは人手不足で北海道のサンドウィッチ風の重ね漬物が入荷しない。じわじわと人手の問題が出ているようだ。人口の減っている時期に安いものを大量に供給することは出来なくなる。

 昔の供給不足と今の漬物需要の減少とのバランスがこれからの課題かもしれない。何処にでもある食品は大量生産で供給されるが季節の商品はこれから産地も限られるが販売されるところも限られる。

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新市場のチラ見

2015年10月25日 | 築地市場にて

 

土曜日、迂回して豊洲新市場を見る。ひと月以上見ていなかったが水産仲卸の建物の足場が外され、見た目では休市の風景と感じた。建設工事のクレ-ンの数も半分以下になった気がする。あと少しで主な鉄骨組み立て工事が終わると思う。ガラスの入った窓が足場を外されてよく見えるようになった。東京都の市場はやはり大田市場と同じような建物と感じる。

 事前の図面では見えなかった青果部と水産卸売り場と結ぶ通路はあるのだろうか。高速道路の延長工事もやっているようでまだまだ下見をするまで解らない。

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難民の難問

2015年10月24日 | 築地市場にて

 

キムチの歴史を調べていると日本では難民問題が簡単なことではない。ただ東アジアの過去の混乱で流入した難民は多い。関東でも地名に残っている。シリアの混乱でEUが難民問題で寛容になると他の国の人も便乗してEUに向かっているようだ。日本では海があるから大陸の混乱でどれだけ難民が来るのだろうか。日本でシリアの難民を引き受けても10人は超えないだろう。今の感覚だと多くの大陸難民がアメリカを目的地とするが日本に居残る人も出るだろう。

 交通移動手段の発達で日本に来ることは簡単になったが日本に住み着くにはかなりの時間がかかりそうだ。ただ築地へ過去に密入国した人達の様子を見ていると女性のほうが対応が簡単である。あっという間に化粧も日本人風になり古着を着こなし活発に動いていた。それと比較して男性は何時までの異国人と見えた。

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来週は冷えそうで

2015年10月23日 | 築地市場にて

 

予報で今度の日曜日夜は寒波が来て、月曜朝は10度まで下がる予報となっている。このまま予報を信じると、夜間の冷蔵保存の根拠が薄れる。

 秋のダイコンも昨年と違って台風被害もなさそうで比較的安定している。

読書の秋だが今は予約を入れる本の数を減らしている。幕末関係とイスラム関係の食の本を予約中。この後アメリカの食関係の本を予約する予定。

今は「攘夷の幕末史」を読んでいる。福神漬関連で読んでいるが征韓論のことを知るには良い本かもしれない。

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取引のない人が来て情報交換

2015年10月22日 | 築地市場にて

 

暇な休市日に取引のない銀行の人が来て、雑談する。どうやら青果が休みということをしらなかったようだ。水産部の様子を聞く。表面上ずい分静かになったようだ。外部の人達が豊洲に入りたい人が多いことを知る。

 新市場建設工事が進んでいるかどうかはわからないが新市場建設担当の都の職員は忙しいようだ。カラスが秋になって急にうるさくなった。何処から浜離宮に引越してきたのだろうか。今年の外国人旅行者が1900万人を超えるという。築地市場を徘徊する人の多さで事故の危険を感じる。

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変則休市

2015年10月21日 | 築地市場にて

 

今日は築地市場で青果部門は休みで水産部は開業しているという年に1回ある変則休市。しかし活気がない。それでも金融機関にいくといつもの休市日よりお客が多い。

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英語の勉強

2015年10月20日 | 築地市場にて

 

アメリカへの食品輸出の制度が規制強化ということで英文の書類を提出しなければならないようだ。基本は英文であるが一応法律用語であるので日本語との差を考えて漬物用の言語で出すこととする。多分日本でも数年後には食品製造基準が制定しているところしかアメリカへ輸出することが出来なくなるのだろうか。多くの移民で成り立っている国で全部の食品がアメリカ基準になるのだろうか疑問である。

 くアメリカの食品規制は進んでいるがそれだからといって食品事故が減るとは思えない。アメリカは一応州の集合体で州によって規制は異なる。これを統一する過程で外国食品への規制も共通化する意図を感じる。

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晴れのべったら市

2015年10月19日 | べったら市

 

9月の雨で大根の作柄が心配していたがそれも今日明日の天気しだいで気分が変わる。今では恵比寿講のための市ということもなくなり、単なる都心の祭りとなってしまったようだ。ただ大根の品種改良の歴史を見ているとベッタラ市の意義は大きい。

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明治10年代運賃ダンピング競争の後

2015年10月18日 | 福神漬

明治の10年代中ごろから、明治政府と三菱との対立が深まり、猛烈な運賃値下げ競争があった。このことの文献は数多いが過当競争で海運運賃が下がり、安価な経費で遠隔地から日本各地に物資が運ばれた。このことで運賃値下げ競争が終わっても、物資の流通の改革を促進させた。明治5年の鉄道開業によって、鉄道業が利益の出る事業ということが認識され日本各地に鉄道計画が出来た。鉄道の普及で人の往来が活発となり、ついで海運、水運から鉄道に物資の輸送が変化してくることになる。
 この影響が現れてくるのが中心都市から地方都市に徐々に現れてくることになる。埼玉県川越市立博物館で『新河岸川水運』の歴史も鉄道の普及で江戸時代からの水運の歴史が終わったことを展示してある。

 

中国の為替変動はこれからどのように変化するのだろうか。通関時間が短くなると隣の国の物がすぐに手に入る。

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白菜浅漬のデータ

2015年10月17日 | 築地市場にて

 

ここ数年で販売量が減った商品のデ-タがあった。白菜が60%ほど減っている。たぶん北海道のO157事件の影響かもしれない。長年続いた低価格販売競争で白菜浅漬の品質も低下していて業者が作る漬物と家庭で漬ける白菜浅漬との差がなくなり、あるいは家庭のほうが良いというレベルまでなってしまった。これは価格競争を重視する店の意向で数量低下は当然の結果である。

なおトップの減少の商品はグレ-プフル-ツという。あれほど騒いだ果物の市場開放も日本に入れるには難しそうだ。関税よりは為替の変動のほうが影響がある。

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