目黒の自然教育公園に行ったとき、予定時間が過ぎて歩いて林試の森に行けなかったので晴天時に行く計画を実行した。一応始まりはJR五反田駅西口バス停から渋谷行きの東急バス渋72で出発。頭の中で考えていたコ-スは環状6号線を通ると思っていたら、大崎広小路・桐ケ谷・不動前の道に行った。桐ケ谷は都内屈指の葬祭場で何度か行っていのだがバス便で通過したのは初めてだった。目黒不動尊境内に東急渋72のバス停があってそこで下車。目という文字の下に色の名前が付く不動尊が東京にある。五色不動様。目黒が一番有名で東急目黒線に不動前という駅があるが解かりにくい。この駅の夕方は桐ケ谷へ行く喪服姿の人が多い。京成お花茶屋駅も同様だった。
目黒不動尊前の掲示板で青木昆陽の碑があるようだ。なにか薩摩芋を手にした像が見える。不動尊を参拝後、境内の隅に226事件の北一輝がいた。顕彰碑で大川周明氏が建てたようだ。この辺りは説明不足でかなり昭和史を気にしている人しか関心ない。多分中国と韓国が騒げば有名になるだろう。日本人の戦友会の活動を見ていると60年で過去になり、百年過ぎてやっと歴史となりそうだ。節目で騒がないと忘れ去られる。今年は鉄道開業150年で見事に歴史の範疇に入った。
不動尊を出て林試の森へ歩いてゆく。地図的には東急目黒線武蔵小山駅に近い様だが歩いて目黒通りに出る。地図無しで遠くを眺め、高層ビルがあるところが目黒通りと判断して、例によって阿弥陀くじ歩きをしたら、環状6号線からかなり離れたところに出た。ニトリの店があった。
バス停を探しながら目黒駅方面を向かう。この通りに左側はどうやら古家具の店が多い。目黒通りはインテリアの通りなのだろうか。大鳥交差点で渋谷行きのバスに乗り、246号線大坂上バス停で三軒茶屋行きのバスに乗り換える。三軒茶屋駅で目青不動を探すが見つからない。後で調べると三軒茶屋駅に近い所にあるが掲示もなく人気もない。東急世田谷線三軒茶屋駅 で電車に乗る。パスモで147円。バスの乗り方と同じで電車の入り口で支払う。三軒茶屋駅はプラットフォームに入る前に払う。これは都電荒川線王子駅と同じ方式。
松陰神社前駅で降りるがまた迷う。道の表示を見ていたら松陰神社通りとあって進む。神社で案内を見ると吉田松陰が処刑後に遺体をこの地に埋葬した様だ。神社参拝後に豪徳寺に向かうが地図の様子では歩いたほうがよさそうで世田谷区役所・世田谷城・豪徳寺の順に訪問する。駅名のある小田急線豪徳寺より世田谷線宮の坂駅の方が豪徳寺に近い。
豪徳寺は今は招き猫が有名である。境内には井伊家の墓地があって安政の大獄の井伊直弼と吉田松陰の墓がやたらと近い。豪徳寺から世田谷線宮の坂駅より三軒茶屋駅に向かう。この電車はシルバ-パスの利用が出来ないので、休日の車内は若い人が多い。世田谷線の半分は歩いたが高い建物が少なく、若い上京した人の住むところを感じた。