年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

教育論の本から1

2014年07月31日 | 築地市場にて

近代史の中の教育 高橋敏著

どの様な検索からこの本を読むこととなったかは忘れたがこの本には千葉の天保水滸伝の時期の話が出てくる。さらに本の後半には学校教育を2年しか受けていないで作家となった長谷川伸の話が出てくる。

二つのことは何の関連もないように思えるが福神漬のエピソ-ドからは十分に関連がある。福神漬の語り部である鶯亭金升の日記には長谷川伸の序文がある。

 鶯亭の父、長井昌言の知行地が今の船橋、旭市にあり東千葉地区の情報が入っていると思われる。天保年間長井家は火付盗賊改で関東取締出役と情報交流があっても不思議ではない。

 著者の高橋敏には(大原幽学と飯岡助五郎)という本があって天保水滸伝をわかりやすく解説してある。この中での万歳村の勢力富五郎が嘉永2年の小金原のしし狩り警備を利用して自害に追い込まれた。

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季節の移ろい

2014年07月30日 | 築地市場にて

 

南北に長い日本列島から季節を先取りする品物が築地に集まる。既に秋の便りが来ているようだ。7月29日築地市場の中で水産加工の見本市があった。秋商材の検討会で、年末商材の先駆けとなる。

市場内の旭冷蔵庫の解体工事も順調に進んでいるようでこのままだと9月末には更地となりそうだ。浜離宮と築地市場の間を流れる?築地川に環状2号線バイパス工事も静かになった。市場の中は時間が止まっているようだが世間はかなり激しく動いているようだ。築地市場の中で日々の仕事に追われて季節の移ろいを楽しめない。

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明石花火死亡事故のトラウマ

2014年07月29日 | 築地市場にて

 

築地市場内を定期的に巡回して警備している顔見知りの警備員と雑談する。8月10日の東京湾花火大会の築地市場封鎖する警備は増員で対応するらしい。昔といっても30年ほど前は築地市場には小学生の社会科見学で多くのバスが来ていた。しかし最近は小学生の団体は朝日新聞には入るが築地市場には入らない。子供にとって危険な施設で先生のことなかれ主義と正反対の場所となってしまったようだ。荷台に乗ってはいけないのに大人がニコニコしてターレ-に乗っている姿は未青年がタバコを吸っている雰囲気と似ている。市場祭りの講習会でやはり明石のことの話が出て築地市場内の桟橋が危険であると語っていた。

そのような訳で築地市場の市場祭りは宣伝を抑えるようになってしまった。10万人を超えたときの人出は危機を感じたくらいであった。あと2年無事故で静かに去るのだろうか。

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築地市場内の花火見物で始末書

2014年07月28日 | 築地市場にて

 

東京湾の花火大会が8月の土曜日に開催されるのが通例だった。土曜日は翌日は市場が休みのため築地市場が完全封鎖され、警備員が頻繁に築地市場内を巡回し、仕事をしないで花火見物をしている人を注意し、始末書を取っているという。今年は天候の問題がなければ10日の日曜日の開催となっているが昼には翌日の入荷が始まる。どうやって紛れ込もうとする花火見物客を阻止できるのだろうか。大人しかいない市場は危険な場所が多いが封鎖しないと危険である。

 具体的な花火警備の回覧はまだ来ていないようだ。雨が降れば杞憂となる。

 

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調べにくい人物

2014年07月27日 | 福神漬

 

福島県立図書館 平成22年12月22日

福島県立図書館 資料情報サービス部 地域資料チームによると花香恭次郎が調べにくい人物のリストに入っている。知っている限り日本で調べている先生は二人しかいないようだ。それでも自由民権運動福島事件の中の役割は過小評価されている。

震災の2ヶ月ほど前に東京町田の自由民権の資料館に行って、原胤昭が神田須田町で[天福六歌仙]の浮世絵を配布した時の小林清親の浮世絵を探した。一般には田母野の浮世絵が知られているが後二枚の浮世絵がどうやら福島県立図書館の福島事件の資料の中にありそうだということがわかった。福島事件公判の挿絵では六人の被告人の中では花香恭次郎が一番のイケメンである。例えれば[花子とアン]の白蓮を誘惑した壮士と挿絵の雰囲気は似ている。

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今年も最低気温の30度越えがありそうで

2014年07月26日 | 築地市場にて

 

昨年始めて日本で最低気温が30度を超えた日があった。27度を越えた夜は酷暑夜というそうだが30度を越えたらなんと言うのだろうか。まだまだテレビ等の報道では塩分の摂取を薦めるまでいっていない様だ。体内塩分が少なくなると気力が消える。まだそこまでの暑さではないようだ。

 今年は梅干在庫が豊富で昨年のように今年の梅を急遽加工し出荷するまでには至っていない。昨年は猛暑ということで3年ほど不作が続いていで在庫が少なかったので新物の梅を加工し8月上旬には出荷し間にあわせたようだ。

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リスクを取るか安さを取るか

2014年07月25日 | 築地市場にて

 

どうやら中国上海企業の肉の問題で日本企業の中に踏み絵を要求されることになりそうである。円安と中国物価上昇で圧倒的な価格差が消えつつある中国食品が今後をどうするか今決断をしなければならない時期となっているようだ。漬物業界は既に人件費の上昇で他国に移転する準備を進めている。ベトナム、ラオス、ミャンンマ-となるだろう。インフラが完備すればインドもあるだろう。ただ北朝鮮が経済を改革開放して国民生活を向上させ、核を放棄すれば一気に北シフトになる。北の気候は夏野菜を安価に輸入するには適した国である。ロシアのウラジオ近郊も中国人労働者を使用して夏野菜を確保すれば面白い。あまり南アジアシフトすれば北の改革で南の無駄な投資となる。漬物工場はリスクの多い仕事である。

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中国/韓国 食の世界は忙しい

2014年07月24日 | 築地市場にて

 

どうやら中国は食の世界では報道管制はしていないようだ。食と政治の関係を漬物歴史から調べると結構関係があると見ることが出来る。特に漬物のようなマイナ-な食品は当局の注視から漏れる。重要食品の範疇から盛れ、世間を不安にし、暴動が起こる恐れがないからだろう。米騒動があったが漬物騒動は起こりようがない。

都知事が韓国に行って大統領と会うことになったが多少はキムチの嫌悪感が消えれば良しとしよう。

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梅雨明けということで

2014年07月23日 | 築地市場にて

 

あと2回となった夏本番。今年を乗り切れば来年は惰性で何とかなりそうな気がする。例年並みとなった梅雨明け。まだ梅雨の明けていない東北が何時梅雨が明けるのだろうか。天気図を見ると台湾に台風が上陸している。沖縄、台湾、フィリッピンは中国韓国の台風除けとなっているようだ。

 中央区の広報を読んでいたら、今年の東京湾の花火が日曜開催ということでいつもは土曜開催なので築地市場が封鎖されて一般人入場を阻止しているが日曜ということで入荷時間と重なるので事故が心配である。花火の時間は平成26年8月10日(日曜日)午後6時50分から午後8時10分まで 築地市場の中の見物客の阻止をどうするのだろうか。情報はまだ見つからない。

 

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旧菊正宗東京支店解体後マンション

2014年07月22日 | 宅老のグチ

 

21日中央区中央図書館に本を返しに行ったとき、休みだった。中央区役所の裏口のところにある返本箱に入れて帰る。帰途ふと新富町駅のほうを眺めると古いビルが消えていた。菊正宗の東京支社のあった所で一度入ったことがあるがレトロなつくりだった。今は移転しマンションになる。このごろ築地で小さい面積の土地がオフィスから住居に変わっていて町の変わりようが激しい。郊外に出ていた人達がエレベ-タあり、病院の近いところを選ぶようになった気がする。

 菊正宗のビルの隣は京橋税務署で昔新富座があった所で、明治の時、アメリカの南北戦争の英雄グランド将軍が歌舞伎を新富座で見たことから歌舞伎が日本の伝統芸能の地位を得たという。

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千葉行徳に醤油工場があった。

2014年07月21日 | 福神漬

ワザワザ野田まで行って調べたメモ紙が捨てられそうになって、あわててWEB上に保存することになった。

明治29年(1896)茂木房五郎家(行徳の沢の鶴酒造工場)を譲受、ミナカミ印醤油工場とし、茂木啓三郎が経営の任に当たった。

 この行徳の工場は戦後遊休地となっていたようでコカコ-ラの飲料工場(利根コカコ-ラボトリング)となり、一時は本社となっていたが今はまた遺構的に存在しているようだ。

 人工甘味料サッカリン混入事件で破綻した日本醤油醸造の栄枯盛衰を見ていると戦前の醤油販売拡大の難しさから行徳で茂木啓三郎が醤油を業務用としての需要家である福神漬製造者に接近したと思われる。しがらみのない新規需要家である缶詰製造者等の取引先を拡大したと思われる。

 野田の醤油史(市山盛雄)によると醤油販売に伴う問屋制度の打開のため、明治14年ころから醤油醸造家は色々な活動をしていた。その極端な例として明治期から海外に醤油販売を目指していたことを挙げられる。今はキッコーマンの売り上げも海外の方が順調なのも明治期からの需要拡大の努力の結果である。

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漬物製造販売の法規制

2014年07月20日 | 築地市場にて

 

レストラン等の材料表示問題からようやく新しい規制が出来るようだ。この食品に関する法律の多い少ないが各国の食文化の目指す水準とも言える。ヨーロッパではワイン、パンとかの関連の規制が多いようだ。日本では圧倒的に米関連が多い気がする。米由来の清酒は税収から見ても明治期は最重要な税金でもあった。そのため酒造を安定させるための法律が多数出来ていた気がする。

北海道での浅漬事故からようやく漬物の登録制度が始まりそうだ。漬物は誰でも作ることができるが販売するには表示というものが必要となり、一般食品と同じ知識がいるようになってきた。そのため登録して法規範とかの保健所による講習会に出る必要がある。

 

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マレ-シア機の撃墜

2014年07月19日 | 宅老のグチ

どこかの軍隊が打ち落としたかはいつかわかるだろうが、当事者の表情を見ていると言い訳にしか見えない。それにしても戦場ともいえる地域の上空を民間飛行機が飛んでいるということを乗客は知っていたのだろうか。安価になった航空機による移動は多国籍乗客の遭難となっている。旅客者は航空機の航路情報を知って予約する時代が来たのだろうか。第一次大戦時、日本郵船の欧州航路の船長は敵国の攻撃を受けることを予想し、水杯を交わして出航したという。

 一国平和主義の日本国民にとって、日本人が乗っているとかいないとかの記者の質問がむなしい。今はどの国の人でも意思に反して死んだということが問題である。

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怠け心

2014年07月18日 | 築地市場にて

余り暑いのでつい怠け心が出てくる。築地に行けば周囲の活気で回復する。不思議なパワ-がある。築地市場の場外を歩く観光客のような歩く速さになる。後二年でここでの仕事は終わるのだろうか。

飛行機の撃墜とかガザ侵攻など世界は忙しい。のんびり仕事をしているのが何時まで許されるのだろうか。東京市場が日本橋から築地に移転する前も戦争拡大は日本以外で始まっていた。

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袖珍官員録

2014年07月17日 | 福神漬

 

袖珍(シュウチン)とはポケットに入るくらい小さい本を言い、官員録は今の公務員名簿のようなものだろう。この官員録の明治5年ころに工部省のところに長井昌言があればよいのだが国会図書館まで行ってあるかどうか探すには疲れすぎて行く気力がない。

 個人情報の漏洩が今問題となっているが100年の後、今の時代の個人情報をどうやって取り出すのだろうか。

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