年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

終わった豊洲引っ越し月

2018年10月31日 | 築地市場にて

怒涛の豊洲引っ越し月が終わった。東京都の職員は残業で大変だった。平穏となった豊洲市場で警備会社の過剰な人員が目立つようになった。これから築地移転の後の寂しさが本当にやってくる。毎日のように場外市場の状況を聞いているが観光客の数は出ているようだ。30年ほど前の神田の青果市場の隣にあったアメ横の業者たちも同じ状況だったのだろうか。

 豊洲からの帰りで晴海通りを利用するとネズミの逃走を阻止するため、下まで封鎖した塀で元築地市場は覆われている。11月4日に環状二号線が仮開通となる。その後年末商戦に突入と言うことだが

例年のような雑踏になるのだろうか。平成時代の最後の正月商戦。築地場外市場の終わりの始まりか新しい盛況時代の準備となるのだろうか。誰もわからない。

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15年前の今頃

2018年10月30日 | 築地市場にて

今から15年ほど前、韓国の政治家とマスコミが自国の特産であるキムチ産業が中国からの低価格・低品質という事で攻撃した。もともと中国東北地方は朝鮮民族が住んでいて発酵したキムチを作っていた。キムチの野菜は日本の戦前と同じように作っていたがそこには寄生虫混入問題が潜在していた。そこを韓国政治家・行政・マスコミが中国を攻撃したが韓国産キムチの最大の輸出先である日本の需要が大幅に落ちた。

 漬物と言うものを日本・韓国・中国の政治家・マスコミ・官僚が本質を知っていないことに気がついた。そこで漬物をもう一度知るためにシラベタガ、意外と政治経済に影響されるということを知った。

 その証拠は築地市場の豊洲への移転であれほど騒いだ豊洲市場の地下汚染は何も変わらないのに今は誰も気にせず豊洲から流通している。ただ政治家とマスコミの騒動で犠牲者は豊洲の中の業者の対立である。またノ-サイドとなり再び和気アイアイとなって盛り上げる方向に行くのだろうか。

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市場前駅からの歩行者を見て

2018年10月29日 | 築地市場にて

日曜日なのに豊洲市場へやってくる人がいるようで何も無いことに気がつくだろう。ようやく引っ越し騒動も終わりに近づく。配送の人たちに聞くと青果部は効率が上がったが水産部はまだ慣れないようだ。全国で築地に荷物は送れるが一部の路線便は豊洲へ配送しないようだ。今話題の飛騨地方の漬物が配送便が見つからず、宅配便でやってきた。大幅なコストアップと言う。これも豊洲の問題点かもしれない。落ち目の施設は次第に見向きも去れず消える。人口減少地区に投資・人員配置をするところは少ない。豊洲も配送業者から先行き衰退と見られているようだ。

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海外に漬物を輸出することに

2018年10月28日 | 宅老のグチ

長い間海外に漬物を輸出することに付き合ったが時代の変化でなかなか採算のとれない仕事となってしまった。寿司関連の漬物も量の拡大と外国(タイ・中国)の製品の品質向上と為替の円高。日本での加工賃の上昇でいつの間にか日本からの輸出が消えた。特に1ドルが100円以下になっては価格差を埋めることは出来なかった。紅生姜用のショウガを寿司用のガリ生姜と見分けのつかない人が増えた。紅ショウガは焼きそばなどの付けるガリで繊維が多くガリ用より原料価格は安い。

賞味期限制度が始まり、海外でも賞味期限を気にする人が増え、ヨ-ロッパなどは輸送とコンテナへの積み込みと通関時間などから日本から二ヶ月ほどとなる。多くの漬物の賞味期限が100日前後なので現地の在庫を考えると販売期間は一月ほどしかない。日本での賞味期限の意味合いと海外の賞味期限・品質保証期間とかの解釈の差でヤット維持しているようだ。

今は海外にラ-メン店などの拡大で業務用の漬物がヤット採算のとれる仕事のようだ。

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アジアの塩にマイクロプラスチック

2018年10月27日 | 宅老のグチ

アジアの塩の9割にマイクロプラスチックが含まれているという。海水から塩を作っているからだという。例外は岩塩から作った塩と言う。以前モンゴルの岩塩から塩を作り販売していたとき、営業担当者がモンゴルの塩は有史以前に塩となっているので環境ホルモンとかの人体へのまだ影響が未知なる物質が含まれていないことがセ-ルスポイントと言っていた事を思い出した。

 いよいよマイクロプラスッチックの問題が日本の生活習慣を変える問題となりつつある。これは消費税が8%から10%に変わるより食品業界に多大な影響をもたらすともいえる。

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意地っ張りが多くて

2018年10月26日 | 築地市場にて

築地で長く働いていた人はそれぞれ自信家で一言多い。世間ではまだ築地の旧市場となったところでがんばっていることを非難しているようだがまだまだ東京都のやり方に不満を持っている人もいるという証明である。神田の市場でもあったし時間がかかる。既に豊洲は軌道に乗ったようで食堂の長い行列はそれを証明している。ただ節約施設と感じるのは無料で入れる豊洲市場で料金の高いユリカモメを利用せず、地下鉄豊洲駅から歩いてくる人が目立つ。豊洲駅で市場まで20分の距離と表示されている。この豊洲駅から歩いてくる人が有明通り(晴海通りを直進する)の新豊洲駅の交差点で渋滞を引き起こす。たぶん11月4日の環状2号線仮開通まで続くと思われる。

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普通になる

2018年10月25日 | 築地市場にて

豊洲へ移転して2回目の休市日。築地と同じように実に静か。全ては慣れの問題で場内物流はまだ慣れていないようで五街区の青果部から水産仲卸の六街区までタ-レ-で前より時間がかかるという。後は年末の築地市場だが経験の無いことで物流がどうなることやら。

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豊洲移転後2回目の休市

2018年10月24日 | 築地市場にて

豊洲移転後1回目の休市だった先週は追加工事で忙しかった。まだ電気系統の工事が残っているが大方の引っ越しに伴う工事は終わった。後は周知の会合が残っているだけとなる。

 まあ準備していたが始めての引っ越しのバタバタが終わった。後は11月の東京都への豊洲の経費支払いがどの様になるかが気になる。ここで豊洲市場全体で大騒ぎとなることが予想される。

 豊洲へ引っ越して成功するかどうかは上昇が見込まれる経費の増大が許容範囲であるかが気になる。

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豊洲市場(41万)築地市場23万平米・本当に豊洲は広いのか

2018年10月23日 | 築地市場にて

最近豊洲市場の広さが話題となっている。本当に広いのか。表面上の数字では豊洲市場のほうが広いが東京都の数字に表れない築地市場に含まれない面積がある。朝日新聞地下に青果部の駐車場があった。豊洲では5街区に通勤用駐車場がある。また朝日新聞側の舗装は歩く人が稀なのに4M以上の広さがある。これは新大橋通りの両側を縦列駐車し荷物を積み下ろししていた名残で築地市場移転まで午前中は貨物の荷積み駐車が認められていた。豊洲市場では江東区との約束で幹線道路の駐車が禁止されているのでまた東京都の事務所が豊洲市場の一区画を使用しているが築地では2階にあって築地の広さに影響しない。また海や川の利用の桟橋が築地市場にあって豊洲は今のところ無い。これらを計算すると意外と豊洲は広いとは思えない。

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気になる築地の混雑

2018年10月22日 | 築地市場にて

豊洲へ築地市場が移転して1週間ほどとなる。築地場外市場に今でも配送している人に聞くと混雑が減っているという。特に築地4丁目交差点周辺の混雑が減っているという。このまま行けば築地市場の外ということから外国人観光客用の和風飲食街になって行くのだろうか。築地1丁目にあった三井住友銀行築地支店がコンワビルに移転し、跡地にパパスとダイソ-という外国人観光客用の激安商品をそろえた店舗となった。築地市場周辺の新築計画はホテルが多い。築地にあっても多くは東銀座xxxホテルと言う名称となっている。東銀座は隅田川内側まで許されるのだろうか。

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そうだ19日・20日はベッタラ市

2018年10月21日 | 築地市場にて

べったら市は19日が金曜日で晴れの日が一番にぎわう。日本橋地区の路上が居酒屋になる不思議な日でもある。例年雨の特異日だが今年の9月は雨の日が多すぎて19日が天気予報では雨の確立が高かったことは忘れた。豊洲移転騒動でべったら市のことは忘れていた。

20日夜急に雨となった。やはりベッタラ市は雨だ。

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豊洲市場の渋滞回避策

2018年10月19日 | 築地市場にて

豊洲市場では周囲の交通情報が場内放送で周知されている。これは築地市場には無かった。晴海通りの渋滞回避対比策でレインボ-ブリッジを使用する車が増えている。環状2号線暫定開通が11月4日に予定されている。ここまでの期間が我慢のしどころかもしれない。

 ガラガラだった市場前駅も特に時間に関係なく、外国人観光客がやってくる。ただ休市日はどこから情報を仕入れているのか随分少ない。

 このまま開店景気が続くと築地市場では起きなかった昼食問題がずっと続くのだろうか。青果部にある大和寿司の長い行列を見ているととても並ぶ気がしない。

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築地市場の完全封鎖で

2018年10月18日 | 築地市場にて

あまり知られていないが日本橋魚河岸が築地に移転したことになる関東大震災は震災の結果で移転したことではない。震災と同時とも言ってもよく、飲食物の安全を確保する名目で治安維持機構(国家権力)が日本橋魚河岸のみを長期立ち入り禁止した。他の市場は活動していた。このことは東京府等の暗黙の意図(日本橋に魚河岸を再建させない)があったようだ。市場史には記載されていないが日本橋魚河岸の関係者は他の土地を探すしかなかったようだ。しかし板船権という不動産的な権利の処理の問題と新たな中央市場を探す困難が続いた。そこで海軍の施設跡地に市場が建設された。これは成田の御料牧場に目を付け空港を建設したことと似ている。空港も騒音と軍事基地になるという懸念で反対が予想されなかなか土地の買収が困難と予想されていた。日本橋魚河岸も今と違って中で働く気風が新たな土地周辺の住民に嫌われていたようだ。今度の豊洲でも江東区の懸念は表向き交通混雑と言うことだが公道を無法走行するタ-レ-を嫌っていたようだ。

 今の日本は治安維持法は無いが築地市場の17日に完全封鎖し解体に向かったのは東京都によって電源遮断されで無理して入っていても食品衛生法違反として取り締まることも出来る。マスコミに築地市場のネズミ報道させ、食の安心安全を懸念させた。これはJR秋葉原駅前にあった神田青果市場の移転問題のゴタゴタを築地市場完全封鎖するための前例とした。行政の実に巧妙な築地市場封鎖の誘導手段とも言える。

 今から思うが築地市場は安心安全な施設だったのだろうか。中で働いていた身からとてもそうは思えない。

幻となった戦前の東京オリンピックも日本橋から築地に移転したことも関係ありそうだ。勝鬨橋の歴史から行政の意図が感じられる。

 

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豊洲市場(しじょう)の試行中

2018年10月16日 | 築地市場にて

色々な豊洲市場のル-ルつくりが始まっているようだ。青果のところにあるレストラン周辺に卸売り場へ行かないようにカラ-コ-ンで区分けが出来た。中で働いている人はまたいで通っている。

 午後に豊洲市場へ入る車両通行証の関係で青果門の警備をしている人に尋ねると毎日東京都から業務の変更案内があるようだ。今新しい豊洲市場のル-ルが形成中のようだ。当分または永久に豊洲市場のゲ-トは開いたままのようだ。入退場の遮断機が下りることがあるのだろうか。

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築地市場と豊洲市場の差

2018年10月16日 | 築地市場にて

築地は東京都中央区で新聞のチラシ広告も不動産関係はタワ-マンションばかりで豪華な紙を使っている。ところが同じ新聞を江東区豊洲に移ると求人広告が多く、後はス-パ-のチラシばかり。住んでいる人が多いと感じる。

 もう観光地となったが築地と豊洲の差はまだはっきりとしていない。大田市場も見学者コ-スがあるが小学生等の社会科見学用で豊洲のように一般観光客を予定していないようだ。この先の経済効果はどう計算されるのだろうか。

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