年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

深川伊勢崎町32

2022年03月31日 | 福神漬
明治16年自由民権運動福島事件で起訴された花香恭次郎は干潟町史(今の千葉県旭市と合併)に三島通庸関係文書に東京士族と記載され、住所は深川伊勢崎町32となっている。
 平成12年9月16日発行の江東区深川江戸資料館の資料館ノ-ト第29号に近代海運が発展を見せた明治10年代に三菱(岩崎家)三井(三野村家)渋沢栄一などが深川に邸宅を構えました。三菱は深川清澄住町から伊勢崎町(現在の清澄2~3丁目)三井は岩崎邸と隣接して北側の深川西大工町(現在の清澄2丁目)渋沢は深川福住町(現在の永代2丁目)に屋敷を構えていました。図書館で大正元年の地籍台帳と地籍地図を調べたところ、花香恭次郎の届け出た住所は岩崎久彌(本郷区湯島)の所有となっていた。関東大震災後に深川は道路が整備され、明治期の面影は残っていない。今の清澄庭園は三菱の岩崎邸の跡となる。
 大江戸線.半蔵門線清澄白河駅を降りて、地上に出て、清澄2丁目3丁目を歩くと、江東区の付近の地図には相撲部屋が4か所ばかり書かれていました。江戸の河川物流の中心となった小名木川運河が清澄のすぐそばを流れています。
 千葉県万歳村の花香家は東京での住まいと情報収集の起点として水運の小名木川に住んでさらに出張所として南茅場町に店を構えたようです。明治12年から14年までの短い存続期間ですが今の千葉県で八幡47,銚子142,八街143,千葉98と国立の4銀行が設立されましたが、今の千葉銀行だけが国立銀行の後継銀行として残っています。この辺の史料は少なく、干潟町史でも誤りがあって、難儀しました。
 銚子国立142銀行の東京出張所は南茅場町にあって日本郵船が岩崎弥太郎の元で創立したところ近所でした。三菱の社史では南茅場町16とか18となっていて、本店所在地の混乱があって、中央区の京橋図書館の郷土資料室に明治10年頃の土地の権利関係の史料では名義変更がなかったようです。沽券台帳のようなものです。深川伊勢崎町の土地が岩崎家の名義となったのは明治14年以降の花香家の経済状況と思われます。税金さえ払ってもらえれば名義はどうでもよかったのではないかと推測されます。今でも土地の名義変更をしないで放置することがあって国が困って間も無く相続後に名義変更を怠ると罰金が来るようです。しかし明治以前からこの風習が残っていて、実際運用でうまくゆくのでしょうか。
 花香恭次郎は明治10年の西南戦争の報道姿勢で公益問答新聞社主の服部撫松(誠一郎)と対立し、東北地方に行き、福島町(今の福島県福島市)に居を構え、自由民権運動に活躍し、日本史に名前を残しています。
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塩吹き臼

2022年03月30日 | 宅老のグチ
ウクライナの原子力発電所が戦闘によって放射能汚染の危険視されている。3.11の福島の原子力発電所が水素爆発し、制御できなくなった。今でもこのの事故の後始末に追われている。ウクライナの発電所が制御できなくなると北欧東欧の穀倉地帯は長期にわたって不毛の地となる。安全な食料は南米しかなくなる。餓死が普通となるだろう。すると中世のペストのように嫌われる民族が出てくるだろう。ロシアの政権幹部はこのことを理解しているのだろうか。


中世の北欧では、塩を入手するため、ハンザ同盟の船でドイツから岩塩を輸入していた。しかし塩によって船が傷み沈没することも多かった。中国でも日本でもおとぎ話で制御できなくなった塩を作り出す臼が海の底で塩を出しているので海は塩辛いという童話がある。
 スラブ民族の内乱は過去の戦史と比べているが日本だと幕末の戦争だろう。ロシアが幕府でウクライナが長州。士気の差は歴然だった。そして幕末の戦乱の始まりとなる。円安になって、まだ人件費を下げて販売価格を抑えようとしているが、もう無理で売るのもが外国製なら買うことは出来ない。1ドル150円も一時的にあるかもしれないが、長いデフレが終わり高齢者の虐待が始まる。内々の論理で政治を動かす時代は終わった。
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購買力もなく、SNSもせず、スマホもなく、ガラケ- こだわる

2022年03月29日 | 宅老のグチ
2022年4月からいろいろなものが変わる。戦火も収まらず、かえって拡大の予兆もある。様々な駆け引きがあって、嘘を信じていている人も多いがさらにコロナ対策が失敗して、免疫が出来た国ほどオミクロンの恐怖が少ない。ところが当初のコロナ制御で成功した国ほど、今苦戦しているようだ。
 4月から円安で多くの輸入したものが上がる。65歳以上の人は今まで優遇されていて、これから前のような年寄り保護政策が終わる時が来たようだ。コロナの死者ははっきりとした報道はないが、高齢者施設の患者を放置し、若年層の重症化する人を助けている気がする。さらに暇つぶしの病院通いも減っていて、医療費削減効果もある気がする。今まで生きさせるということだったが65歳以上はそれなりの治療へ持ってゆくとなるしかない。
 共産ソ連が崩壊した時、一番困窮したのは年金生活者だった。今度のウクライナ戦争で一番の被害者は日本の高齢者かもしれない。切り捨ての大義名分がロシアを悪者に仕立てることで成立する。島国日本の平和ボケの終わりかもしれない。

 新たなことを避け、旧来重視は与野党の基本で、有権者も多い。小麦が上がっても、まだ米は安い。
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両国の墨田区緑図書館で

2022年03月28日 | 宅老のグチ
桜が満開に近い江戸東京博物館を見ずに、NHKの番組で知った全国工場通覧を読むため、墨田区の緑図書館3階の郷土資料室に行った。コロナ明けの本格的外出となる。目的の缶詰工場のリストだが何か少ない気がする。
 工場通覧の編纂者の見立てでは、大正年間にこのリストが軍によって非公開扱いになった時期があって、さらに統計の正確性が阪谷芳郎によって注意勧告されているようだ。今でも統計の部門は日の当たらない公務員の部署のようで嫌われていると感じる。
 昭和になって阪谷の注意で統計の重要性が知れ渡ったが、実務の方は無視していたようだ。どう考えても工業統計から日米の差がはっきりするのに、井の中の蛙の陸軍が精神論で暴走した。甘い見通しで始めた戦争は終戦の方法が見つからなかった。原爆で終わった戦争だった。日本の戦死者の大多数は昭和19年末頃から20年の8月という。多くの青年が死んだ。
 いまロシアはどうメンツを保って終戦に向かうのだろうか。
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中国の華容県の漬物画像の事故 

2022年03月27日 | 宅老のグチ
「TukengSauerkraut」事件の発生は(裸足で漬け込んでいることを動画で暴露され)、華融県のからし産業にとって「災害」と見なされていました。からし菜から作られるカラシ、中国内陸部に位置し、農業を主力産業とするは中国最大の華容県(かよう-けん)は中華人民共和国湖南省岳陽市に位置する県 でマスタード栽培地域であり、ザワークラウト(発酵した漬物)の原材料の85%はここから来ています。小さなカラシナは80億元の生産額を支え、13万人以上の華融の生計を支えています。一夜にして業界は停滞し、農家もからし菜の販売を心配し、大規模農家の損失は100万元を超える可能性があります。日本でも飲食店でふざけた動画で消費者に嫌われた事件がありました。

素足を野菜を踏んだり、土の穴を漬けた製造工程がひどく標準以下であるため、多くの「ザワークラウト」愛好家の心と胃が傷ついています。しかし、編集記者はまた、ドイツの私の友人に何かを言いたいと思っています。『ドイツのザワークラウト(主にキャベツから作られる)も足で踏まれています。』
油で炒める料理の多い中国ではザワークラウトは付け合わせで必要でさらにダイエット効果も期待されていたようです。

 日本は樽の文化があって、中国朝鮮は甕の容器が主流で、甕に大量に漬け込むのでなく土を掘って放置し、発酵を待つようです。甕は土から作るので大きくは出来ない。動画と解説ではそのように見えます。中国人のイメ―ジではコンクリ-トの漬け込み野菜をいれ、塩漬し発酵させると思っていたようです。韓国と中国のキムチ騒動で裸足で漬けることが嫌われるということ論争が少し前にありました。韓国を批判していて、自国の発酵漬物が同じだったことに驚いたようです。中国農村部は貧しく、コンクリトの漬け込み槽を作る余裕がなかったか畑に穴を掘って輸送することなく土の中に漬け込んだと思われます。それとも手抜きしたかもしれません。スマホが安くなって農村部でも持つようになって、動画を撮ったと思われます。それが拡散され13万人の仕事が打撃を受けています。検閲の中国でもこのようなことが起きるのです。
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監獄という言葉の始まり

2022年03月26日 | 宅老のグチ
中国の清時代(1843年)魏源が著した地理書(海国図誌)を吉田松陰は萩の野山獄で読んでいたようだ。この本にはアメリカの監獄事情が書かれていて、江戸時代は牢屋と言われていたのを区別して監獄という言葉が出てくる。
江戸時代の罪と罰 氏家 幹人著2021年11月
 松陰は安政2年に牢獄改革案を出していて、海国図誌の影響を受けている。松陰のほかにも山田方谷も獄の制度を西洋に学べとある。海国図誌には西洋の牢獄事情を理想的に書かれているが実際はアメリカの監獄も酷かったようだ。松陰の最初の獄中体験は江戸小伝馬町牢獄だった。その体験を『江戸獄記』に書いてあって、庶民の入る牢の病死者が日々3人ほど亡くなるという。一方揚屋(武士層)・女牢・百姓牢の死者は少ないという。
 高野長英が嘉永3年10月末に惨殺され、高野を匿った4人のうち、記録残る獄死者は松下寿酔で宮野信四郎は新島に流罪となり、記録もある。(藤岡屋日記・新島村史・流人編)しかし他の2名の流人先と思われる八丈島と三宅島の記録がない。嘉永3年12月に南町奉行遠山景元(金さん)によって流罪の判決後に、小伝馬町の流人牢で収容中で翌年4月に流人船が出るまでの期間で流人牢内で病死した可能性がたかい。この記録を都立公文書館で探したが今のところ見つからない。
血塗られた慈悲、笞打つ帝国。ダニエル・V.ボツマン著
 明治の監獄行政の骨格を作った小原重哉は監獄の衛生状態を提言して改善した所1870年(明治3年)に東京の監獄での病死者1176人から1871年には144人と激減した。ちょうどこの時期に狩野派画家と知られている河鍋暁斎が上野不忍池の料亭での書画会で酒に酔い、放言をし大番屋(未決犯を収容する)に投獄された。江戸と明治の過渡期で、暁斎は釈放されても、傷んだ体を治すため伊豆へ向かった。
 江戸時代の牢屋で庶民の牢屋は持参金や差し入れの金銭で待遇が変わる。(地獄の沙汰も金次第ということわざが残る)。未決犯から付け届けを受けとる慣習があった。今は消えたが昭和の時代に大学病院の医師に手術前に金銭を出す習慣があった。
 毒舌の大八木醇堂 が明治なって記録を残し、幕府老中は死罪の押印をためらっていて、今の日本政府の法務大臣が死刑執行の書類に決裁にためらうと同じだった。
 河鍋暁斎の収容された大番屋の記録が見つからない。どこのあるのだろうか?




 
 
 



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コロナ明けの晴天日に 妹の墓参り

2022年03月25日 | 宅老のグチ
昨年4月に亡くなった妹の墓参り。年度末で高速道路は渋滞で、文字を拘束道路となっている。さらに年度末の工事もあって、渋滞を避けた道も混んでいた。平日の霊園はやはり春なので墓参りの人が見える。桜はマダつぼみで霊園事務所の人は話していた。妹の墓は10年ほど前に亡くなった御主人の墓で3年前の秋に訪問しただけで、位置が判らず、仕方なく管理人に聞くこととなった。事務所の名簿は個人情報の保護ということで、家の名前を言ったが該当することなく、後継者の名前と住所確認して初めて墓の位置が判った。今時の墓には家の名前は殆どなく、生前の想いを子孫に残そうとする気持ちが見れる。東日本大震災等で墓石が倒壊しているのを見て、昔のような縦長の墓は稀で、横長の倒れにくい形が多いと感じる。
 もう江戸時代の寺院の中に墓地があるいう考えは捨てて、公園にお墓もあるという形が主流となる気がする。維持管理費がお墓の持ち主の寄付と権利金でまかなわれるようになるしかない。少子となった自治体でもお墓は残る。魂は先祖の地に残ると思うだろう。
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文献の世界を現実の映像で見る

2022年03月24日 | 宅老のグチ
西洋史でタタ―ルのくびきという言葉があった。今でも色々なロシア史学者の解釈があって、どうやら自陣に都合の良い解釈をして、プ-チンの戦争容認の根拠としているようだ。13世紀前半に始まったモンゴルのルーシ(今のロシア・ウクライナ・ベラル―シ)の支配をロシア側から表現した用語という。その後2世紀にわたってモンゴル・タタ―ルにルーシが支配されていた。ウクライナがNATO加盟をほのめかしたので仲間割れとみて容認できなかったと思われる。

 今のTV戦争評論家は核戦争を懸念しているが、ウクライナ・ロシアの小麦・トウモロコシの食料が放射能汚染で長期間にわたって今後入ってこない恐れがある。
 原油の投機で低所得者の仕事であるトラックドライバ-の反乱があるかもしれない。さらに通常なら分配できるの先行き不安で食料備蓄騒動が拡大し、貧困国では暴動もあると思われる。今は忘れているアフガンも武器はあっても食料の分配は偏る懸念があるがネットの自由がないので不明となる。欧米のマスコミは酷いことをしていても自国に関係ないことは無視するかちょっとだけ報道し責任回避する。第二次大戦後、つかの間の平和と医学の進歩で人口は発展途上国で増えた。これからは生きるための食料確保戦争がはじまりことも予想される。第一次大戦の始まりがサラエボの銃弾からとなっているが、第三次大戦はスラブ内乱から始まり、食料確保戦争となることもある。エチオピアがナイル川にダムを造り発電を開始した。この結果下流のエジプトでは水位が下がって、不都合な状況となっている。どこかで農業が不振となればエジプト政府がエチオピアのせいにして紛争が始まることもある。ス-ダンでもあった。もう日本の自衛隊は国内だけでは済まない時代に来たようだ。アフリカには地下資源が豊富にある。まだ日本は先の戦争と違って手が汚れていない。

 食料不足は日本の戦後にアメリカから余剰穀物が来てから収まった。ただその時の日本の人口より多いし、農作業の道具もないし体力もない。
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節電要請で早寝

2022年03月23日 | 宅老のグチ
チョット前の福島の地震で、予期せぬ被害が大きく、東北新幹線が一部不通と電力不足で停電・節電となる。コロナとウクライナの殺し合いで気が滅入るTVなので 早めに寝るのが一番の節電。これだけ停電があると報道されるとエレべ-タに閉じ込めること。高層階の移動不安はないのだろうか。
 寝ながら考えて、今日は電気系統の暖房をしまい込む日にする。ガス暖房は残す。そういえば昨日雨降り、みぞれ交じりの天気だったので、途中のガソリンスタンドで灯油をポリタンクに入れている人を見た。ガソリンはちょっと下がって163円1Lだった。
 東日本震災後に電気不足を初めて感じた。11年経っても予期せぬ状況で停電対策を怠けていたことを感じる。
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オミクロン型コロナでトリア-ジ

2022年03月22日 | 築地市場にて
トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることです。
1 黒
2 赤
3 黄色
4 緑
今は入院患者の個人情報保護のため、病室前のベッドの掲示に少なくなっているようだ。昔、入院患者の見舞いに行ったときに、病室前の掲示を見て話すように言われた記憶がある。手術直後には赤になっていて、回復するに従い黄色となり、自立してトイレに行けるようになると、緑となる。面会する患者の前で基礎情報が入っていると、不謹慎な会話が避けられる。末期がんであって余命も家族から聞いていても、病室前の掲示を見てまだ大丈夫と言って励ましたこともあった。こちらは医者でないので外れても責任はない。生きる希望は数日余命を伸ばすと信じている。火事等で救急隊員が患者を救出する順序の目安と言われた。

 築地市場の時代の記憶で新喜楽という高級料亭が一時的に救急病院となったことがあった。ノーベル平和賞を受賞した翌年佐藤栄作元首相は昭和50年5月19日、自民党幹部、財界首脳と築地の料亭「新喜楽」で会食中、脳溢血で倒れる。それから15日間、「新喜楽」で意識不明のまま、6月3日死亡。6月16日、東京の日本武道館で「国民葬」が行なわれた。 新喜楽の勝手口を通った時、電源車が横付けされ、波除神社に向かう道は、芥川賞や直木賞の発表時期のように新聞社の車が停まっていた記憶がある。5日間経ってこの車列は消えた。あとの報道では容態が落ち着いたときに、大学病院に搬送した様だ。
 この時期はまだ朝日新聞が有楽町の時代で、1980年(昭和55年)に築地市場正門前に移転してきた。当時の記憶では築地4丁目から三井造船前は世間から見放された別世界だった記憶がある。いわゆるやくざ者の職場と見なされ、タクシ-などは魚商の竹の買い物籠を下げている客を避けるため、築地4丁目を避けていると言われた。そのため築地市場内から東京駅に行くときは、築地4丁目交差点まで歩いた記憶がある。その時にタクシーの運転手に聞いた話である。乗車拒否をするとうるさいし、手鉤で車にいたずらされる時もあるという。この場合は築地市場に客を運んだ帰りにトラブルがあるようだ。朝日新聞が来て新聞社の正門前はいつもタクシ-が捕まるようになった。

 ゼロコロナ政策の香港の状況から、第五波のオミクロン型コロナで103万人ほど感染し、死者は5683人で、死亡率が0.55%というデ―タが発表されている。死者の60%が施設居住者という。そのうち90%が個人的要因でワクチン接種をしていないという。施設居住者の定義が報道されていないが高齢者の施設だろう。日本でも同様で、オミクロン型の感染が減りつつあるのに死者数は減っていないと感じる。どうやら日本でも高齢者施設内でオミクロン型感染者を治療していて、国内でもトリア-ジ的対処をしている気がする。多くの死者は高齢者施設のようで、見捨てられ感がある。今の状況では幼児等の観察優先となる必用で、この時期に高齢者施設に入っていたことは運が悪いとしか思えない。
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脳が貧しくなっていると

2022年03月21日 | 宅老のグチ
バブルの後、長い不景気で世界はどんどん進歩しているのに、日本・ロシア・北朝鮮は思考の進歩が停滞しているとしか思えない。日本が世界で注目されているのは負の側面しかない気がする。すごいよJAPAÑとか言って愛国心を煽るが実際数字から見えるのは停滞の指標しか見えない。中国の政府統計もあらかじめ色眼鏡をしてみているが、日本はそのようなことはないと思っていたがコロナの対応で旧態と権益がはっきりし、さらにデルタ型からオミクロン型に変わったのに、安易に後らし、また蟄居・謹慎頼りとなった。
 何が問題があるというと、人命の優先順序の議論が封鎖されていることにある。この辺はウクライナの報道を良く検証しないといけないが欧米の論理では婦女子は戦闘員として扱わないようだ。激戦地からウクライナ政府の報道でロシアへ連れていかれたとあるが、どの国でも利権に外された人は他陣営で再起を図る。戦国・幕末史でもあったから、福沢諭吉が勝海舟・榎本武揚を批判した。
 そろそろ憲法を改正しないといけない気がする。特に必要なのは高齢者の脳死状況でも、三か月に一度の転院がある。家庭裁判所のような組織で、介護のプロ、弁護士、医療関係者が、診断書のリモ-ト判断で、親族へのアドバイスを提言する組織が欲しい。脳死の人からチュ-ブを外す法的根拠が必要と思える。今は救急隊員は何が何でも生かさないという圧力があって、コロナ下で何時間もかけて電話し、空いたベットを探した。101歳の特別養護老人ホ―ムに入っていた母はもう低体温という老衰死症状が出ていたにも関わらず、救急隊員が病院を長時間探した。特養の人も長年の経験で老衰死を理解していても、法律上は救急車を呼ばないといけない様だ。時には訴訟に持ち込む人もあるようだ。
 多くの法律や慣習が時代に遅れている感じがする。
 また参議院選挙目当て思われる給付金案が出てあきれている。もう電気・ガス・ガソリンは高騰していて、前のガソリン高の時の対策をしている。不要不急の車外出を避けているし、少しでも安いスタンドを探す。その結果地域のガソリンスタンドが廃業し、寡占化が進む。秋田に旅行に行ったとき、車社会なのにスタンドが少なく、イオンのモールの激安スタンドに長い行列があった。これではガソリンを使う農業機械にどのような対策をしているのだろうか。電動農業機械を作っている話は見えない。畑で太陽発電し蓄電し、機械に充電することは出来ないのだろうか。エアコンの技術で空気中の水分から水を取ることは出来ないのだろうか。まだまだあたらしい工夫が出来る気がする。
 やはり二宮尊徳の思考が邪魔している気がする。コメを88回手にかける。品種改良、多量に肥料を与える。しかし天候の良いときにコメが豊作となり価格が暴落し、肥料代が返済できなくなった。
 築地市場で豊作時に良く青果物がごみ値(東京都の業務用ごみ収集価格)で競り落とされていた。運賃・ダンボ-ルに農協の決済費で赤字になる時もある。それでも出荷するのは政府の補填があった。戦後の農業政策はアメリカの押し付けでなく。戦争で人手不足となった農家が軍部に要求したことから始まったことを最近読んだ井上寿一先生の本で知った。多くの左翼や右翼の学者は全てGHQに押し付けているが、国家社会主義(大政翼賛会)で戦後の農業改革の準備が進んだ。
 多くの戦後の制度は戦争中から仕組みが造られていて、GHQで作った様に思われている。皆国民健康保険制度はアメリカにはない。年金制度も戦地で死去した軍人の遺族年金から始まる。
 
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心が痛まないのか開戦後のロシア産イクラを食べる日本人

2022年03月20日 | 宅老のグチ
報道によると経済制裁の漏れか、親ロシア派の日本の政治家がロシア産のイクラの制裁を遅らしているように思える。イクラはイラクと同じように日本政府の対応は不可解。ドルで決済されているのかル-ブルで決済されるのか、それとも物々交換か(密輸の金)。根室花咲港にウニを積んだロシア漁船の話から。野次馬的にはどの様な手段で金銭のやり取りをしていて、日本の政治家の利権は。

 福神漬の史料調査で、なぜ行徳の漬物商人が戊辰戦争の最後の函館の戦闘で浦賀奉行の与力たちと戦死しした文献から調べていた。(明治事物起源・石井研堂著・缶詰の始まり)
 江戸幕府の外交問題はオランダと中国の問題になっているが、実務の危機感は択捉島でロシアと日本が衝突した時から現実となった。この過程で、水戸藩の大津浜に異国人が上陸し、その取り調べで、水戸藩の漁民とクジラ船員が沖合で交流していたのが判明した。幕末の攘夷思想はここから始まる。語学を習わないと異国人との交際はあり得ないと信じていた武士層は漁民が異国人と交流していることに危機感を感じたようだ。あくまでも農漁民は無知層であって、言語の知識(漢文・蘭語)の知識がなければ交流・交際がないと思っていた。この点で築地市場のバブル時に、日本で不法滞在となった中国・イラン・バングラ・ネパ-ル人が築地市場で言葉も話せないのに荷物の市場内配送をしていた。朝は築地で働き、夜は飲食店で働き、あっという間に祖国で家を建てたという話がよくあった。賢い不法滞在者は日本の情報を流し、新規の密入国者を誘致していて、金がたまると祖国に戻らずアメリカに行ったという。やはり日本は物足りない様だ。築地の事例から大津浜の漁民の交際はなかったということはない。
 水戸藩で会沢 正志斎 が大津浜事件のあと、海岸防備の危機感を感じ、新論で国防策を説いた(過激な論調だったので出版禁止)。これが攘夷策の始まりとなり、異国船打ち払い令となる。
 イギリスと中国のアヘン戦争で中国が敗北し、次は日本ということで江戸幕府は打ち払い令を解除した。この混乱の犠牲者が高野長英だった。正論を言っても武士でない身分の人は越権ということで厳罰となった。


 ロシアの核攻撃の脅しでも、日本人はロシア産海産物を喜んで食べるのだろうか?もちろん根室の漁業には打撃はあるが夏の選挙目当ての5000円の給付金よりロシア産海産物の禁輸入し、関係業者への支援でも制度的にはコロナの前例があるので可能だろう。熊本産アサリの原料産地違反で国産のアサリが少ないことが知れ渡り、今は国産アサリの価格が高くなっている。産地偽装した主な原因は価格の上昇を認めない量販店の姿勢で、今後の産地表示違反の告発では納入業者だけでなく、低価格を求め偽装を暗に要求する量販店バイヤ-も同罪となる時期も間もない気がする。いわゆる優越権の乱用である。ロシア産のウニを寿司等で提供する業者も同様に産地表示する時期が来ている。築地市場の最後の方では取引の伝票に産地表示が必要になっていた。これは福島の原発事故の影響で放射能汚染の不安を除くための制度から始まった気がする。あれから11年経って制度の変遷の記憶が薄れる。
 アサリの国産の定義が業者でない人が理解できるのだろうか。安さを追求すると畑から他人の作物を盗むことになる。産地証明書作成は手間がかかるが犯罪を抑止し、正当な農漁民の労働対価を保護する。
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脳ほぐし

2022年03月19日 | 宅老のグチ
コロナとウクライナと桜開花情報で、年寄りテレビの一日が始まる。この辺で脳ほぐしを行わないと、日本のテレビ局のやらせに洗脳される。いつも洗脳をほぐすには一番手っ取り早いのが中国検索システム百度で、さらに中国の監視ワードをすり抜けた話が日本の非常識を知ることになる。
 ウクライナの話題が百度で出ていて、政府の検閲から逃れている(ウクライナの代理出産業)が気になった。中国はロシアとウクライナには親しみがあって、ウクライナの代理出産業界は2000年代初頭から存在していたが、インドとタイが外国人向けの商業的な代理出産を禁止してから、需要が爆発的に増加した。(特にタイは日本人の代理出産で話題となり禁止された感がある)
 旧ソビエト連邦の構成国だった欧州貧困国の一つウクライナは、代理母による出産費用が約4万2000ドル(約440万円)と魅力的なことで知られている。米国では倍以上の費用が掛かる。
 公式統計は存在しないものの、専門家によるとウクライナでは毎年2500~3000人の外国人の赤ちゃんが、代理出産で生まれている。顧客の約3割が中国人だ。

 この情報は数年前で、中国人内では知られていたようだ。従って百度の中での論戦は気になる。この話題が中国で最近出始めたのが子供が避難していた劇場が爆撃されてから始まった気がする。3月16日の英国の「デイリーメール」レポートを引用して 戦闘が始まって、引き取り契約のある乳児が800名ほど、中国の報道に見える。中国人の引き取り予定の乳児もあると思われる。

 また中国の今一番関心のある食料確保の問題を百度で取り上げている。トルコとポ-ランドは食料の輸出を管理し始めているようだ。戦地となったウクライナ平原は今年は作付けが出来ず、さらに核戦争、原発破壊などで広範囲の作付け不能を見越す国もあるようだ。為替も南米が強くなった。食料が暴騰すれば南米が一番恩恵がある。そして日本は中国の小麦とトウモロコシの爆買いに負ける。
 この情報も自由に議論されていて、中国の報道管制に慣れていたのでおかしいな思ったら国連のFAO長官が中国の農学者だった。WHOでもIOCでも日本人の経済的地位の低下を感じる。当然中国に有利な情報が日本より早く伝わり、中国に不利な情報はコロナのように情報加工される。でもオミクロンはすごかった。中国は初戦の制御で慢心し、ゼロコロナ政策の成功で世界のワクチンの先陣となった。オミクロンは拡散は早いがデルタ型より死者は少ないと感じる。今の感想では感染者が多すぎて、死の危険性のある人も病院が満床で入れないことから来ているように見える。落ち着けばインフルエンザより死亡率の高い風邪になった気がする。

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ロシアの子供への戦争教育

2022年03月18日 | 宅老のグチ
叔父の特攻で都立中央図書館で(百年史)埼玉大学教育学部編を読んでいた。戦時中の師範学校と敗戦後の状況が教育者を養成するということの混乱が少し書かれていた。この辺りは教員としての人生観と教育者が教え子を戦場に送り死なせたという想いのある人があって、戦後に戦中の教育状況と語ることを拒否した先生も多いと思える。敗戦後に教科書が墨で都合の悪い部分を消しているのを見ると(特攻隊員)叔父は生きて小学校の教員として復帰したらどのように語るのだろうか?
 ウクライナの歴史を日本のテレビの放送内容から知るだけで、どう評論するかはある程度中立性に欠けることを意識している。日本人的感覚だと話せばわかる想いがあるが、モンゴルの東欧侵略の知識から、強圧に従うか皆殺し、もしくは奴隷生活になるかの歴史で、多くの西洋の城郭は市民を場内に囲い、周囲を農地とし、夜間は城門を閉じている。日本では市民を囲う城郭都市は少ないと感じる。
 さてロシアの教育放送を見ていると、西側の宣伝に騙されるなという。情報を遮断しロシア政府の情報だけ信じろという。すべてはウクライナのネオナチであるのでロシアは攻撃する権利があるようだ。何か戦時中の大本営の放送を見ている気がする。しかしどんなに政府が話していても、ロシア庶民は迫りくる物価上昇に対抗する買いだめを行っているようだ。ロシア人もウクライナ人もまだ太目で、飢えに苦しむというより、爆弾で先行き不安で食が進まないように見える。
 この時期から平時はウクライナで雪解け後の農作業が始まるのだが、無理だろう。ロシアも兵員不足となり、農業から兵士に人手が取られる。大義のない兵士の士気と祖国や家族を守る兵士では兵器の差であって、時間によって必ず敗北する。
 秀吉が中国の明に対して征服戦争を挑み、初戦は日本が勝利したが、国土人民を守る朝鮮人民に敗北した。食料を持たずに朝鮮に進軍すれば住民の反発は必定となる。
 見えてきたアメリカの戦略はウクライナ人の戦争を出来るだけ長引かせ、ロシアを悪者にすることで弱体化を促進させるアングロサクソン戦略が見える。ただ核戦争を誘発させないことに力を入れているように見える。
 まだロシアから原油とガスが止まっていないようだ。報道の駆け引きの中で人が殺し合いしている。ロシアから武器輸出が止まれば、アフリカ等の混乱地は静かになるか争いが広がるかは誰も解からない。ただ借金の踏み倒しが常態化が進む気がする。
 インフレ抑止のアメリカ金利が上がる、まだ日本はガソリン値上げを恐れていて、ガソリンを安くしようとしている。平時の物価上昇でないことを忘れていて、今は戦時経済に突入寸前で、長期の戦いになることを考えていない。平和ボケと不景気慣れで戦時経済となれば、長い取引があっても自国民を飢えさせないで日本へ食料を輸出するはずがない。小麦・トウモロコシ等が高騰することもあって、江戸時代の食生活に戻るしかない。主食はコメ・イモ・じゃがいもとなる。
 さつまいもは江戸時代の救荒食料であった。流人の島であった伊豆七島で度々飢饉があって、サツマイモ栽培が伝わって餓死者が減ったという。ここで高野長英の研究が役に立つ。『勸農備荒 二物考』という本を著し、早生ソバと馬鈴薯(ジャガイモ)のふたつの栽培をすすめた。
 「天保の大飢饉」は天保4年(1833年)から7年続いた。特に関東・東北の惨状は目を覆うばかりであったという。
 しかし日本人の関心は薄く日本人はコメに慣れ親しんできており、ジャガイモは味に慣れるのは北海道開拓で川田男爵が熱心に栽培したことから、今でも男爵イモという品種が残っています。川田男爵は英国スコットランドに留学していて、寒冷地でも育つジャガイモに関心があったようです。函館郊外には彼の邸宅跡が残っています。

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ポイント寄付

2022年03月17日 | 宅老のグチ
なぜか買い物にポイントカードの提示を求められ、無いとい言うと作りませんかと来る。そこで面倒になって作るのだが後々個人情報が洩れていることに気が付く。そのための対策を家で行うことになる。
 引っ越し準備でNTT時代の電話番号も地域によっては変わるので、今携帯番号に変えつつある。これも個人情報が漏れると怖いが、マイナンバ-と違って、不安が残る。高齢者の防御力が弱く、広くタンス貯金を狙われる不安があって、家には物なしとカネなしの家が不安を減らすが、ウクライナでまた缶詰とお米の備蓄をした。
 ペットボトルの水も。ス-パ-のは使用期限らしきものがあって、防災用が一番長い様だ。
 昨日夜は寝ていて、小刻みな揺れから地震が発生したことを知り、さらに本揺れとの時間差で遠距離を確信し。揺れ時間の長さで東京の震度は4以上と思っていた。朝になって知ったのだが昨年の地震より夜だったからか、被害が大きい。

 このような大規模災害で切り捨てられるポイントを寄付することが出来るといいのだが最近のポイント制度は消費の拡大志向が目立っていて、ごみ購入したくない今はいらない制度と感じる。
 アマゾンの会員制度に一度はまると、会員情報を拡散され、退会しにくいと感じる。ローソンのポンタカードが多重登録され、消えたカ-ドで手持ちの記録が変えられない。どうやら電話によると良いらしいのだが電話がコロナで繋がらない。なんだかんだでポイントシステムと個人情報の混乱は購入情報の分析の正確さが消える。規約の細かい字は重要なことが書かれていて、高齢消費者には不公平と感じる。

 夕方になって Dポイントが寄付できる様だ。早速400ポイントがウクライナへ。
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