年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

名前付野良猫

2016年02月29日 | 築地市場にて

 

築地市場内で東京都の監視を逃れて猫が住み付いている。具体的な数字はわからないが結構な数の猫がいる。適当な入れ替わりがあるのでどこかで移動するのだろう。ねずみをくわえてる姿を見たことがある。築地が豊洲へ移転してもねずみと猫は残りそうだ。

 一応エサやり禁止となっているが隠れて給餌し名前を呼んでいる。さすがに鳩やカラス、ゆりかもめに餌をやる人は見かけないがごみ置き場を漁る姿は怖いくらい必死である。

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東京マラソンが終わって

2016年02月28日 | 築地市場にて

築地の上空をヘリが飛んでいて、東京マラソンの先頭走者の位置が解る。来年は豊洲へ市場が移転しているのでマラソンの影響がなくなる。明日は月末、2月も終わる。11月7日まで意外と時間が少ない気がする。新市場の観光施設も開業までは塀しかないだろう。最多はまた漬物業者の破たんがあるのだろうか。

 色々あった2月が終わる。

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やはり2月は

2016年02月27日 | 築地市場にて

 

金曜の昼、郵便物の中に名古屋の弁護士から手紙があった。また取引先の破たんの案内であった。2月は今まで倒産等の件数が多い月だが今年も例外でなかった。辛子千枚漬を作っていて評判の良い会社だったが季節商材と言うことで会社が維持できなくなったようだ。賞味期限が短いため小ロット配送となり、配送単価の上昇も,価格転嫁できず財産を減らしたようだ。これでまた特色のある漬物が消えた。

 千枚漬のシ-ズンが終わったので影響はないが年末に他の商品を手配する手間が増えた。

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築地市場の入場許可証

2016年02月26日 | 築地市場にて

 

毎週木曜日は築地市場の車の入場許可証の発行日である。新規の申請の時、豊洲の車の規制状況を聞くと、まだどのような形になるか決まっていないが今より入場規制が強化されるという。たとえばETCを利用するとかの考えがあるという。

 築地市場の内外の発展は入場許可の規制が弱いことから来ていると感じる。大田市場は比較的規制が弱いのに何か遊びにいきたいと感じないのは何処に原因があるのだろうか。多分神田にいたときより初期に規制強化した名残があるかもしれない。

 

豊洲の発展は開場初期の規制のイメ-ジがどうなるかで決まる気がする。後で緩めても失地挽回に時間がかかる。ただ食の安心安全には規制が必要となる。行政の腕の見せ所となる気がする。

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複雑関数

2016年02月25日 | 築地市場にて

 

マイナス金利で過去の経験で予測できないことが顕在化してきているようだ。ちょっと前、九州の焼酎ブ-ムで漬物用の大根栽培農家が芋栽培に替えたことで沢庵原料が不足し、当時ようやく生産が安定してきた中国産大根を干し大根にして安定供給した。今為替が円安となり、中国人権費が上昇し、干し大根の品質格差の問題で昔ほどのメリットがなくなっている。芋ブームも安定し、また大根栽培が増えてくればよいのだが現状は改善していない。天候次第では干し大根のたくわんは貴重な食品となるかもしれない。 中国以外で日本の大根を確保するところがまだ無いようだ。

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築地換気口

2016年02月24日 | 築地市場にて

環状2号線工事が築地市場の隣で始まった。トンネルの換気口の工事で完成は平成31年と言う。結構時間がかかるものだ。この時間を考えると築地市場のバイパス道路のの必要性を感じる。市場内の新しい橋の所に取り付け道路を建設中で市場が移転前後に仮開通しそうだ。そんな工事をしていても場内の混雑はない。寂しい。周りの人達は豊洲移転でお金が動くと思っているが先行き不透明で期待しない方が良いかもしれない。為替を円安にしようとしたマイナス金利も今は円高となってしまった。中国も日本も金融関係の人達の思惑が裏目にでてるようだ。

 為替の円安効果で価格改定の協調が進んだ。ようやく食品のデフレが終わったがまだまだ安いものを選択する消費者行動が目立つ。漬物のような商材はわずかな金額の特売価格で数量が以前より伸びるようだ。

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芝浦の手前で

2016年02月23日 | 宅老のグチ

 

芝浦の手前で豚を数頭積載している車と並んだ。豚と目があった。彼らはこれから殺されることを知っているのだろうか。今日の一日が気分ガ暗く始まった。

 

夕刻、吉野家で食事。 食後どの様な神経をしているのだろうか肉を食べるなんて。自分自身を疑う。芝浦の食肉市場もリニアが開通すれば駅前の施設となる。いずれ築地と同じように移転させられるだろう。

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28日東京マラソンの日

2016年02月22日 | 築地市場にて

 

何時もといっても東京マラソンが開催されてから築地の場外市場が閑散としている感じがする。築地4丁目の交差点を過ぎると歩道橋がある。そこが35KM地点付近でここを過ぎるとほとんどの人は時間制限の問題がなければ完走するようだ。後は天気次第だが大荒れという天気になった記憶がない。

 2月28日は月末だが今年はうるう年なので余裕がある。天気が良さそうだ。

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都が焦っても

2016年02月21日 | 築地市場にて

 

東京都の連絡では2月末までに豊洲市場の工事の計画を提出してほしいと連絡があった。まだ11月には程遠いし、現場の図面だけでは判断できかねる。建築の素人が図面で計画は出せないし、補助金絡みの案件だから業者と打ち合わせして申請しなければならないし、通常の業務はこなさないといけないし、意外と時間がない。規模の大小の格差は激しいし、景気の見通しも暗い。どうなるか解らない設備の計画は先送りとなりやすい。これでは11月にはバタバタとなるだろう。

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為替が円高に振れているので

2016年02月20日 | 宅老のグチ

 

 マイナス金利は政府の庶民財産の強制的支出令のような気がする。つまり貯金せず何かに使えということと感じる。しかしタンス貯金で庶民が抵抗しているようだ。貯金の多い高齢者の財布の紐はますます固く閉まっている。食品価格が上がっていて漬物のような低価格品の特売価格の反応がすごいと感じる。

江戸時代にたびたびあったキエン令(棄捐令/借金の棒引き)のことを知りたくて札差関係の本を読んでいる。小林清親が蔵前のところに住んでいたので気にはなっていたが福神漬の歴史には不必要な知識になると思って無視していたが幕臣の就職の本を読んでいたら、札差の金融制度を知らないと幕末の経済が根本的に理解できないと感じてきた。幕臣の金銭的困窮は交際費の過多と感じる。

 

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2月の最終週の記憶

2016年02月19日 | 築地市場にて

 

長い間築地にいると2月の最終週のいい記憶がない。苦い苦しい思い出ばかり。得意先の破綻が多い期間だった。ずいぶん減ってしまった。築地にも最盛期には30以上40近い同業者があったが今は10もない。これで豊洲へ移転すれば業種を変えるところもあるだろう。

 どのような形になるか不安があるが前に進むしかない。

 うとうとしていたら昼前、東京地方裁判所立川から郵便が来た。破産のための裁判所から手紙だった。弁護士や裁判所の封書は厄病手紙。時には税務署の差し押さえの手紙も来る。消費税滞納のため、債務者の支払いを差し押さえるようだ。債権がないことで債務ゼロ回答し無視する。

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閉店決断の月

2016年02月18日 | 築地市場にて

 

2月は閉店の決断をする月となったようだ。食品業界の情報誌によると神戸の漬物業者が2月で閉店するようだ。むかし世話になった会社だった。関西は公設市場が関東より多く、その中に漬物の専門店があった。公設市場は空き家になり不振だったという。今残るのは比較的元気な京都市内の漬物販売店だけのような気がする。

 このままドンドン漬物販売店が減ってゆくと個性のある漬物は文献だけの世界になって行きそうだ。

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再びデフレになりそうで

2016年02月17日 | 築地市場にて

 

家計の消費支出が減っているようだ。経済の明るい見込みが消えた今高齢者特に元気な70台の人達の働く姿が目立つ。築地でも健康保険組合の会報で80台の人も働いているようだ。今度の豊洲移転で通うことが出来なくなり強制的に引退させられる人もあるだろう。少なくとも市場というところは高齢者の役に立つ仕事はある。ただ体力とパソコン力がないことが欠点かもしれない。

築地に救急車が来る回数が増えているように思える。春節が終わったのに築地市場駅には多くの異国人観光客がたむろしている。桜の季節にまた大量の観光客が来るのだろうか。

 朝の陽光の明るさが増し、夕方の日没時間が遅くなった。勝どきの建設中の高層マンションからの夕日の反射光が築地市場を照らしている。10月15日に場外市場の新施設が出来るようだ。このとき築地移転報道と重なり爆発的混雑になるのだろうか。

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春一番の翌日は寒い

2016年02月16日 | キムチ

 

天気予報で春一番の翌日は寒いと言っていたが金融世界が混乱している中、中国の春節休暇が終わって、どのような大荒れの日となるかと思っていたら春一番のような大上げ相場でひとまず収まった感じになるのだろうか。比較的野菜が高かったので沢庵漬の売れ行きが良かった。昨年ほどではないが価格の改定が続いている。

 茨城で新しいキムチ工場が改修中である。この工場が稼動すれば韓国産キムチには打撃となるだろう。日本産キムチとは別のキムチの製造工場となるので日本品質の韓国風の発酵キムチとなりそうで低迷している韓国産キムチの日本輸出にとって強力なライバルとなる。東日本は韓国と距離があるのでかなわないだろう。西はプサンを夜に出ると翌日には博多の街に商品が並ぶ。隣町という感覚である。 

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江戸の名残もある築地市場

2016年02月15日 | 築地市場にて

 

日本橋の魚河岸の名残が今の築地にも残っている。今でも有名なのは潮待茶屋でそのほかの基本制度も江戸時代から続く取引制度を時代の変化に合わせ変えているものもある。仲卸組合等の連帯保証などは江戸の名残かもしれない。組合員資格を制限し、担保価値をつける。組合員に不祥事が起きれば、新入り組合員に組合資格を売り、債務を処理する。しかし業績不調の市場の組合員資格は買い手(新規参入人)が不在でこの制度も揺らいでいる。

 行政は市場の魅力を上げようとしているがネット販売など外部の流通環境が変わって市場価値は上がらない。いまだに市場経由率にこだわっているが宅配の発達を見ると効率的な物流センタ-化しなければいずれ負の施設となるかもしれない。市場関係者が豊洲市場に自信をもって移転できない理由である。電子取引の時代に現物を見る豊洲市場の魅力はあるが何処まで時代に合わせるかは行政と取引参加者の知恵比べかもしれない。ただスピードはかなり遅い。

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