豊洲移転の補助金手続きでバタバタ。タ－レ－とフォ－クリフト。まだまだ続く豊洲移転延期騒動。年度末の金銭処理もほぼ終わり。東京都の職員が振り回されている感じがする。
天に唾するようなもので補助金を得ても、市場会計の財政が悪化すれば使用料の値上げの話が出る。それも築地でない市場の人たちの不満が見える。福島の避難者に対する目のように見られるのだろうか。福島人の受ける理不尽さを今築地人が感じる。
東京都の会議で築地の改修案が出て８００億円で済むという。多分完成まで２０年はかかるだろう。
３月１９日に豊洲の汚染問題の会議があった。これは連休で築地の人が会議に付き合いできないからであった。築地の人が参加できる会議は一年で最大１０回しか出来ない。余裕のない人員でまかなっていることは市場の経営情報でわかる。オリンピック開催というインパクトのある再建会議促進活動があるのだろうか。だらだらまた１０年再建会議が始まり、築地の地位の低下が加速する。市場の建て替え会議より、日々の商売が基本である。
豊洲移転の会議もオリンピック招致決定で加速された。
昨年の今頃やってきたツバメがまた来た。今年は築地市場のどこで巣を作るのだろうか。今は食の安心安全問題で築地市場が話題になりやすい。こんな時に売り場で巣作りをされたら問題になるのは確実である。カラスに追われて巣を売り場に作りやすい。悩むところである。今の別の場所で巣作りをしているようだ。油断は大敵。
練馬の方でカラスが大量に死んだ。また鳥インフルエンザも注意。今の所ツバメは一羽で巣は作りそうもない。
27日の雨でまた雨水が噴出す。年度末の行事をこなす。今年の三月の最高気温が２０度を超える日が無く、珍しい記録になりそう。寒さが野菜の出荷量にどうなるのだろうか。
前年比で計画してる企業では天候不順も計算の内となる。やはり漬物のことを語るに３年の経験が必要となる。
豊洲移転延期で築地の老化が加速していることに気がつく。今まで修理で対応していたのが修理がなされないので、劣化が加速されて来たようだ。東京都の職員の巡回が頻繁になっている気がする。建物崩壊を予防巡回のように見える。
雪の降る関東で築地の視界も見通せない。年度末の人事移動の季節で宴会需要を期待するしかない。
３月1９日築地市場で開催された豊洲土壌汚染問題で冒頭に会議の主催者と築地市場協会の代表のクレ－ムから始まった。１７日夜にネット上に豊洲で再採水の試験結果が流出していたことである。
築地市場の問題は基本的には築地の関係者に最初に報告しないと議事が進まないと言う慣例と気風がある。これは江戸時代の魚河岸の精神で大名行列の前を堂々と横切って将軍への献上の魚を運んでいたこともある。天下の台所精神である。
くじ引きと言う制度が築地の会合では決着のつかない原因で自己に有利なくじの結果になれば騒がない。不利になったときは騒ぐ。今築地が騒いでいるのは長期低迷で豊洲へ移転することが不利であると感じているからである。
幕末から明治期に今は忘れ去られたテロ事件が日本では多発していた。福神漬のエピソ-ドにテロを意識していた人たちの交流があったことを既に知った。今の国会で審議されるテロ等共謀罪が大逆事件をどう裁くのだろうか。
福島事件の七人は二人を除いて後の福島県の政治の発展に寄与した。もし断罪していたら福島県の歴史は変わっている。田母野と花香は若くして死去したが今は小林清親の福島事件の浮世絵で残る。明治の自由民権運動の弾圧を契機としたテロは福神漬の資料集めに何かと障害になっていると感じる。
今国会で騒いでいる大阪の国有地の安価払い下げ問題で政治家が手のひらを返したように付き合いが無いと証言している。都合の悪い過去は記憶から消される。語るのは子孫しかない気がする。
１０年以上、漬物に関するエピソ－ドを集めているが政治状況によって影響があることを知った。たくわん漬は沢庵和尚が作ったものではないが今は元禄期に何かの政治状況で家光時代を懐かしむことから沢庵漬が広く名称として知れ渡ったと思われる。まだ勉強は足りないがいづれ見つかるだろう。
最近はキムチの売れ行きが政治によって左右されることが確認された。実際に政治の影響が食にも及ぼす。あまり知られていない分野かも知れない。今は政争の場として築地があるがこれからどのような影響があるかはまだ誰も知らない。魚が落ち込むことを予想するが食の世界では伸びる所もある。
築地の人が知っていても決して外部に話さない事が都議会の政争で公になりつつある。まだ知事のコンクリ－トとアスファルト発言の誤りを指摘していないようだ。風情のある石畳の水産仲卸売り場は画像だけでは西洋のように見える。通路は舗装されているが店舗下は石畳が目立つ。今は間隔が長くなったが店舗移動と言う仕組みが舗装すること妨げていたようだ。
築地のトドメをさす論争はまだ無いようだ。これから出る築地のデ－タは良い話がない気がする。
築地市場の先日の連休前、青果部でネズミを捕獲するための粘着シ－トが設置された。夜に猫がひっかかって取り外したら大量に毛が取れた。因幡の白兎の話を思い出す。築地市場の動物園はカラス、カモメ、ツバメ。ネコ、ネズミもいるが狐やタヌキもいるし、サギとか大トラもいる。
事実を知ったら安心感は消える。
何も出てこない都議会の百条委員会でイライラする人が多いと思う。大体東京都の築地市場再整備に関して、マスコミ関係者が生まれる前から築地では築地再整備会議があった。
築地独特の築地市場協会があって、主な事業は築地市場内のゴミ処理を行っていると感じる。その傘下の業者はゴミ関しては築地市場協会と東京都の指導に従っている。しかし業務関してはそれぞれ行動していて談合が少ないいので時にはマグロ価格が暴騰する。
扱う業種によって栄枯盛衰があり、今は良くても明日はわからない。そんな世界でトップだけの根回しで築地は動かない。かって築地市場の再整備が中断されたのは2年で東京都の職員が配置転換されるため、過去の問題点の根本原因が不明なまま築地の人との付き合い無く２年終わってしまう。
今後どのような結果になろうとも東京都の職員と築地市場関係者の癒着が無ければ築地の問題点が把握できないだろう。同様に都政を取材している記者も取材対象者が偏っているため何も解決しない。もっと対象者を広げたほうが良い。感じるのは築地は通過点と言う労働者も多数いる。転職を重ねて築地来た人が多い。新卒で築地に入る人は実に少ない。
長い間築地市場再建及び移転問題に参加している身でオリンピック招致がなければ多分まだ豊洲の工事も遅れていてあわてる必要もなかった。ここで派生した2020年の開催までに国際基準の食の衛生管理が入ってきた。当然豊洲の衛生規格は対応するが築地は2018年完全実施に間に合わない。こうなると大手の所では温度管理の出来ない築地市場経由で購入できないことになる。水産仲卸でも場外の事業所は自己管理でパスすると思うがトイレ等が東京都の管理では築地市場が不適格となる。築地市場でマスクやヘヤ－ネットをかぶって販売している姿は少数派だろう。あるのだろうか 。
食管理を実施している漬物メ－カ－の話では記録用紙が膨大で保管に難儀するという。狭い築地で実施は不可能だ。豊洲でも同様で記録のデジタル化を進めるしかない。
食品安全のために「HACCP」の義務化が迫っている。プロ目線の人たちから築地の安全状態と聞かれ始めた。温度管理がなされない築地に関してかなり厳しい意見があるようだ。ばい菌の増殖防止には温度管理が基本で次に整理整頓等が続く。そろそろHACCPのコンサルタントの電話が頻繁に来そうだ。ただ築地の現状が広く公開されているので次に食関連の事故があれば厳しい対処となるだろう。他社が起こした事故でも築地と言う住所で判断される。
１９日の築地市場での専門家会議でまた汚染状況が確認されると報道があった。金曜日に築地の海水設備が壊れた。修理の見込みが立たないようだ。雨漏りが多発していて、上から漏れるところと横から漏れているところもある。
本来なら専門家会議が土曜日なのに１９日開催ということは築地市場の人たちの余裕が無いことを示している。連休前の土曜日は忙しく会議が開かれない。
どんな数値でも知事は決断が出来ないようだ。豊洲行きをやめたら環状２号線は使えない。今トンネル工事をしている人はどんな気分なのだろう。築地の人だけでなく晴海の選手村のマンションの価値も暴落だろう。
結論を早く出せないところで年度末の築地市場の予算消化の工事も無いようだ。補修が無いので築地市場の劣化が加速されている。
手直しのためのシャッタ－工事を数箇所に依頼するが新築ならと言う結論で不調に終わる。やっと豊洲の棚工事を依頼しているところに工事業者を探してもらう。４月の休市日に工事を行う。雑工事では利益が出ないようだ。
１９日閑散とした築地市場が騒然となるのだろうか。３０名ほどほぼ同じところでフォ－クリフトの講習会を行っている。
