何も判断できない知事に代わって今後の予想をする｡結局移転判断を先送りしても築地の再建案が無理して作っても工事期間中の店舗移動（1000万円以上かかる）の件で業者間の対立で話し合いが進まない。抽選で有利な展開の店舗は騒がないが不利な店舗はゴネル。2回移動に当たる工程案は全員の合意はできないだろう。つまり（用意ドン）の引っ越ししか同意できないだろう。築地か豊洲に絞った知事は何も出来なううちに2020年都知事の再選を迎え、当選後オリンピック開催し歴史になお残し、辞任するだろう。長く都知事を続ければ続くほど築地の泥沼にはまる。小池知事が辞任後、新知事が築地豊洲でない埋め立て地を移転市場と示す。都内の土は汚染されているのでリニア新幹線のトンネル土砂を埋め立て利用すれば一石二鳥の効果がある。
日蘭関係史をよみとく 下巻に長崎からオランダへの荷物の中に漬物が輸出されていた。初見。西洋に輸出醤油があったのは知っていた。まさか漬物が江戸時代にオランダ行っていたとは。今ロッテルダムへの輸出の漬物の注文書を見ている。彼らは梅干しをどう食べていたのだろうか。誰も調べていないようだ。
得意先の物流倉庫が６月に移転するため、最終準備と確認に追われる。当然勤務状態も変更となる。最新の物流倉庫のようで外部の世界はどんどん進んでいるようだ。築地は相変わらず過去のしがらみで中で働く労働者の対応出来ないため遅れている。場内物流費は下がることも無く高止まり、最近の配送費高騰も築地の劣化を予想する。このままだと豊洲も築地も物流費を消化することも無く赤字となるのだろうか。ただ今は人手不足と言うことで築地以外に仕事を見つけることは簡単だろう。先の見えない築地は労働者が減ることによって進化する。
そういえば昔築地市場で爆弾騒ぎがあったとき、新聞では３万人避難したという記事があったが今は１万５千人という。ずいぶん減ってしまった。設備の古い築地はIT対応が出来ないため外部に拠点を設けたのだろう。
なにか静かな築地市場で一般客が場内に車を乗り入れているようで、東京都の案内放送がうるさい。中途半端で外部に人に問われても答えようなし。ただこれから政争で現在の築地の状況が公になりそう。なんでもありの築地。ただ年寄りが多くSNSなどの文明機器を使用する人が少なく、外部にはわからないことが公になっていない。時代劇のセットの様な築地で今も働く。雨の季節入りか蒸し暑い。
波除神社前に『築地いちばン』と書いてtukiji 1stと書いてあった’のぼり旗’があった。築地は2番が嫌いで争いが絶えない。築地の１ｓｔの次はゼロである。公明党の支持者である地方の得意先営業が来た。内情を話しておいた。築地の内部争いは得意先の取り合いから始まる。大手と付き合っている所は衛生管理の問題で豊洲へ前向きのようだがコンプライアンスの問題がない所は築地残留派が多いようだ。どっちに転んでも良いように対応するのみ。
先の大地震後東京周辺で放射能の数値が基準値を超えた時があった。検査機器を使って周辺の土地を検査した結果廃棄した夜光塗料のようなものが発見された。ところが築地市場ではそのような調査をした様子がない。どのような結果が出ても安心につながることはないし、悪い結果が出れば市場機能がマヒするし、隠せばあとで情報隠しと批判される。従って築地市場は調査しないほうが賢明となる。汚染が見つかった築地市場はもっと危険な場所は調査されていない。もし調査したら豊洲よりひどい数値になることもありうる。戦争前の記録はないのだから。今米軍の責任にしているが築地市場内のSL貨物鉄道汚染となれば全国の鉄道跡地の問題になる。
今日の日経夕刊で築地の汚染報道があった。まだ最後の一線は守られている。豊洲抵抗勢力も築地の汚染は知っていても誰も触れることはなかった。築地で豊洲と違って汚染物質が発生するはずがないのでどこから来たのかと想像すると蒸気機関車しか思い浮かばない。築地に来たとき貨車が築地市場駅に来ていて枕木が油まみれであった記憶がある。潤滑油漏れとかもあっただろうし戦前から築地で働いていた人も今はいない。地下を調べれば豊洲より汚染があるかもしれない。これも鉄道遺産である。廃線の後も今は時々露出する。
都議会選挙動向の調査報道による豊洲とオリンピックの関心度が低い。漬物の特売動向をみると収入の増えない人、いわゆる年金世代の人たちの関心は福祉政策だろう。魚の食べない人にとって豊洲と築地は税金の無駄使いと思える。牛丼価格で魚食は出来ない。世間から見れば築地豊洲の騒ぎは政治の世界となっている。
何でも世間の動向にあわせる漬物。低価格が良いと品質まで落として対応した結果売り上げが30％ほど減少した。落ち目の業界は新規参入者が少ない。
ようやく決断できない都知事と見越して、業務をこなすことを築地の人は判断したようだ。結局豊洲へ行くことも出来ず、さらに築地の中で分裂していて築地再建案もオリンピック開催と言う御旗が消えて、会議に参加する理由が消えた。
先日の専門家会議が荒れた理由はダラダラ汚染の数値を読み上げていただけで、平日開催の会議で翌日早朝から仕事をしなければならない豊洲移転反対派は業務に支障が出るので騒いだ。結論が情報漏れていたことが騒いだ原因である。
日ごろ競争の激しい築地で決められない知事に長い間会議に付き会えない。多分豊洲へいけなくとも、次の都知事選挙まで何も進展しないで時間が過ぎてゆくと想定したほうが良いだろう。仕事が優先となる。倒産すれば築地も豊洲も関係ない。
世間ではウィルス騒動が続いているがWIN１０に更新したパソコンがの言語バ－が消えた。一度設定をいじくって直したが再び壊れた。コマンドプロンプトで直るらしいが忘れた。日曜日朝早く補修のトラックが築地に入る。今月はいろいろ締切があるようでバタバタするしかない。
山口昌男の本を集中的に読んでいるがやはり広尾の麻布学園の創始者江原素六の影響があるようだ。旧幕臣に関心を持つことはよほどの縁がなければと感じる。四谷区津の守のお雇い外国人は誰だったか今調査中。
事前の予想の通り、豊洲市場の汚染に関する会議は荒れた。論点のかみ合わないことは最初から解っていた。政争となった豊洲移転はこれから選挙となり、築地市場の隠された築地で働いている人なら誰でも懸念しているが同業他社への迷惑を考え黙っていたことが、外部の報道によって漏れるだろう。このことが築地の地位のさらに低下を招く。他の水産市場が活況することでなく、他の業態が繁栄することになる。それによって人材流出が続く。魚の客など流動的で一番大切なのは目利きのできる人材を流出することでさらに将来を任せる人材を獲得することである。
大手の温度管理の厳しい業者は築地市場からさらに出て行くだろう。なぜなら温度管理がない築地で衛生事故の懸念が生じ、築地を通過していた商材の安全の記録が途絶える。温度管理されていないと公表されている築地から仕入れていた担当者は処分される方向となるだろう。この得意先は場外に店舗を構えている仲卸経由となる。さらに築地の市場の売り上げが減少する。コンプライアンスの問題を深く追求するところでない得意先が築地に残る。地下の汚染か衛生管理の不備が続く築地とどちらを選択するのであろうか。多分判断できない知事だろう。今の築地の混乱を見ていると築地再建案の設計合意は数年以上かかる。
１０年後再建できてもアマゾン等の活躍で遺跡状態になっているかもしれない。バブル期１０００以上あった水産仲卸は今築地で６００となった。ネット時代に対応できない築地はさらに減少が加速される。
予想通り18日開催の豊洲汚染問題の会議は中途半端となる。結論が前日に情報漏えいし、儀式化した会議は豊洲移転反対派によって、会合が中途半端となった。次回開催で混乱は治らないだろう。専門家の考えと築地の人たちの考えは一致していないので何回開いても結論は出ないだろう。地下を江戸時代の東京に戻せという人と今の環境基準に適合した状態になるにはどうすれば良いかの専門家の考えがここで破綻した。あまり築地の人が豊洲の汚染を追及すると築地の汚染が広報されたときもう築地再建築が消える。もっとも東京都の財政と都知事のパフォ－マンスで次の選挙で取り上げないほうが戦術として正解かもしれない。毎年十数店舗水産仲卸が減少しているので時間がたてば再建案より築地不要案が主たる考えになるかもしれない。
今日の豊洲汚染会議は例によって情報漏れで荒れそうだ。築地の人たちの苛立ちは増幅されそうだ。判断の出来ない知事に振り回されること無く業務をこなすが時間が経過して判断することが増えてきた。判断できない知事も想定の範囲内となってきた。
売り場で舞っているツバメからも呆れたというようにさえずりが聞こえる。食の世界は政治の動向に左右されないと思われているが（福神漬・沢庵漬・キムチ）の歴史を知ると実際に政治の影響されると秘かに驚く。まあ経過を観察し豊洲移転のバタバタの渦中に巻き込まれる楽しみに参加したい。
アメリカ大統領の動向により本日１１４円から111円と円高となる。為替予約の判断が必要となる。
TVで連日のように魚の寄生虫による食中毒を伝えている。築地市場と縁の少ない回転寿司業界は難を逃れそうだ。鮮魚特にサバが寄生虫に汚染されているのが多く冷凍か加熱しなければ安全ではないという。この寄生虫による食中毒はアレルギ－反応を引き起こすということであって、人によって症状が異なる花粉症に似ているという。このような説明を築地市場水産部の人たちはしているのだろうか。築地市場内で衛生の講習会で聞いたことがない。豊洲の問題よりよほど深刻の様な気がする。ただTV報道は抑制されていて今のところ水産業に過大な拒否反応を起こさないようにしているようだ。クジラの体内で増殖しているという。クジラに虫下しの薬を食べさせたい。
急に報道が増えたアニサキスによる食中毒は時期が時期だけに築地市場水産部いじめと思う。これから都議会選挙の政争で築地のマイナス報道が増えそうだ。築地の人たちが同業他社の秘密を知っていても築地全体のマイナスは外部に漏らすことを避けていたが政争で漏れそうだ。築地が元気をなくすと全国の水産業者へ影響がある。アニサキスは回転寿司には影響は少なく、鮮度重視の築地を痛めつける。
これから耐える時期。判断の出来ない知事の余波でもある。もっとも最近の築地の混雑は東京都の努力ではなく、それぞれの築地人の工夫で変化に対応した結果である。
