年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

18歳の学徒出陣、生きてたら100歳、見送った人も100歳になる

2023年09月30日 | 宅老のグチ
今年は学徒出陣80年と言うことで、11月1日は色々なイベントがありそう。叔父は正確に言うと学徒ではあるがあの神宮外苑での行進組ではない。雨の中で学生服を着て、制帽をかぶりそれぞれの大学の旗のあと行進する映画には悲壮感がある。戦後に戦犯となり死刑となった東条首相の声が今では空元気と思う。多くの学生が無責任な軍人の生き残りの中で死を選択した。極東軍事裁判で被告人の意思確認でいかに法廷戦術とはいえ、無罪主張をする行為は今では虚しい。叔父たちの特攻兵は死によって平和を願った気がする。そして戦後に戦争に至る経緯を知って虚しさを感じた。特攻崩れは虚しさの表現方法で、多くの生き残りは先に特攻に行った仲間を想うとつらい戦後を過ごした。それ以上つらかったのは兵士の産みの母と思う。自分は生まれ変わりと思われていて、会いに行くと異常に喜ばれた記憶がうっすらとある。
 叔父の埼玉師範学校時の記録を求めていて、埼玉大学教育学部百年史に昭和の師範学校と言う所は学費の掛からないし、卒業後に短期間だけ軍務に付けばよいということで比較的競争率が高かった。しかし中国大陸での戦火の拡大で徴兵猶予の期間が短くなり、競争率が下がった。埼玉県は戦前は師範学校と工学系の学校しか高等教育機関は無かった気がする。多くの学生は東京の大学に行っていたようだ。
 教育学部百年史で埼玉の学童の様子が記述されているが多くの農家が貧困ということがわかる。県の予算は水害等の天災で費消されていた。高等小学校も出ることなく働く。その貧困の様子が226事件の反乱軍とされた埼玉県の兵士たちの記録がある。
新編埼玉県史別冊 二・二六事件と郷土兵
 反乱軍約1400名のの半分は埼玉県出身の兵士で、鎮圧されたのちも不遇な扱いで、戦後まで生き残った人は少ない。多くの若者が亡くなり、戦後の農業を担う人が消え、食料不足となった。海外からの引揚者が増え、農家の人が増えても生産量は上がらず、季節によっては人が余った。全ては朝鮮戦争までの話で戦争が諸問題を解決する。今のウクライナの戦争で世界が抱えている問題がはっきりしてきた。どう解決するかは判らないが何か再度の戦争で決着をつけることはいやである。でも方向は向かっている。
 無人兵器で誰はボタンを押したか判らない戦史が出来そうだ。AIによるプロパガンダは無責任となる戦史だろう。
 
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千葉の担ぎ屋の始まりの文献

2023年09月29日 | 宅老のグチ
千葉県史  大正昭和編  千葉県編集 昭和42年3月 1967
農村生活の展開と農村問題 81頁

 JR成田線の湖北駅付近に亡くなった妹から住んでいて、湖北駅には昔の担ぎ屋さんと言う農家女性の遺跡があるという話を聞いていた。駅のプラットホームに荷物を担いだまま、休むところがあるという。一見すると座る椅子だが位置が高い。
 これは戦後も長く東京に多くの農産物を持ってきていた記憶がある。東京の戦後復興によって鮮度の良い農産物が入るようになって減ってしまった。戦後の発祥と思っていたが、千葉県史を何気なく読んでいたら、昭和の農村不況で生活費を稼ぐことから始まったようだ。
 国民新聞の昭和5年11月の記事で農産物価格の下落で、中間搾取を省き、さらに鮮度の良い野菜等を運び販売する女行商人の記事がある。金銭との交換もあるが都会の古着等との物々交換もあったようだ。この女行商人は前からあったのだが昭和の農村不況で激増して、朝の列車の通勤客に迷惑をかけないようにしていたという。いま成田からの京成電車は来日した旅行客の大きなバックで混んでいるが農家の女行商人は朝の数本だけなので次第に鉄道会社と仲間でル-ルが出来て、仕事になっているようだ。一日の利益が2円位で、3往復する女性は10円ほどもあるという。当時の農家は米作では赤字でこのような副業で生計を補っていた。
 当然のように各地域の行政は農家の副業を促進したが競争が激しく成果がでなかった。
 こと漬物に関しては長距離輸送と軍隊や工場需要のあるタクワン漬が推奨された。東京での規格や品質の乱れがあって、競争規約等の動きが都内のつけ物組合の会合の中心議題だった。
出典 
「關東漬物・佃煮・組合發展史」江川愛吉朗編  關東漬物佃煮新報社
所蔵図書館 都立中央図書館、千代田区立千代田図書館
 


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東京都人権プラザの出来事

2023年09月28日 | 宅老のグチ
港区芝の友愛労働歴史館の訪問後、同じ芝にある東京都人権プラザ(港区芝2-5-6)に向かった。ここはやはりコロナ以前にハンセン氏病の患者差別の件で訪問したことがあった。静岡県裾野市にハンセン氏病患者を受け入れている病院が福神漬を知らべていた時に気になって、今はどうなっているかを確認しに行った思い出がある。
 プラザの1階にはイベント会場があって、そこではLGPT関連の展示が前の訪問した時と違っていた。ここは差別の総合体験施設という感じで、多くの人事管理者のコンプライアンス研修の場でもある。2階に図書室があって、そこで都立中央図書館で福田村事件の文献が物足りないので文献があるかを聞いたが、専門家は出歩いていて、国の施設を紹介してくれた。そこも近所で国の方の名称は公益財団法人 人権教育開発推進センタ-という。所在地 港区芝大門2-10-12 ビルの4階 都の人権プラザから5分程度の距離。
 丁度昼なので慌てて訪問し、昼でも見ることが出来るか尋ねると、良いとのこと。そして福田村事件の文献が無いかと尋ね、東京都人権センタ-から回されたといったら、笑われた。そして福田村事件の直接の文献はないが、同和の問題なので本棚の位置を教えてもらった。東京都より国の方が同和の文献は少し多い。そこで本棚を眺め、気になる表題の本を手に取り読む。それは公務員の同和問題の対処の仕方の研修教本だった。多くの日本人は今では同和問題は過去の話と思っているが研修教本で事例があって、次のような問い合わせがあるという。
 問 XXの所に転居する予定ですがそこは同和地区ですかと言う電話が来るという。
答え お答えできません。どうして気になるのですかと逆に尋ねる。
そのような電話対応で差別意識を是正するテクニックを教える本だった。この同和問題を対処する教本は認知症とかヘイトスピ-チ対応にも生かせそうだ。基本は訪ねてきた人を差別意識と遮断することでなく、差別ということを自覚させるという感じ。地方公務員の最前線は大変と思う。高齢者は今まで税金を払っていて、公務員を養っている意識がある。
 普通の人は自分自身に影響がなければ、放置できる。しかし業務の管理者は逃げられない。特に下級公務員は第一線で対応するので初期対応が不適切だと大ごとに変化する。人権の本の表題を眺めると読まなくても、逃げたくなる。

 福田村事件の映画はもう一度見る予定しているが今はこのような事件が再び日本で起きる気がする。それは関東大震災後に竹久夢二の絵で、子供が震災ごっこをしていて、ある子供をふざけてイジメている内に本当に泣くまで殴っている絵だった。そこではイジメに加わらないと加わらない人もイジメられる世界だった。
 さらにジャにーズの事件でマスコミが忖度していたことを知る。このことは都合の悪いことが今でも消される。子どものイジメと思われる自殺も行政は多数派を擁護する。多分冤罪が多いのだろう。イジメられていると言ことが当人と加害者との感覚が同じでないことから事件が始まる。
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港区芝の友愛労働歴史館へ行く

2023年09月27日 | 宅老のグチ
都営三田線の芝公園駅の三田駅よりの出口から出て、歩道橋のとこにホテルがある。そこが日本の労働運動の始まりの地で、ユニテリアン系のキリスト教会があった所となる。
 友愛会館の前身は、福澤諭吉らの招聘により来日した米国ユニテリアン協会が1894(明治27)年に建設したユニテリアン教会・惟一館(いいつかん)で1898(明治31年)に安部磯雄や村井知至らにより社会主義研究会(後の社会民主党)が結成され、また1912(大正元年)に鈴木文治らにより友愛会(後の総同盟、同盟。現在の連合)が創立されたことにより、この場所は日本社会主義運動と日本労働運動の発祥の地とされました。 このような経緯から友愛労働歴史館のある建物の隅に記念碑が建っていて、さらにビルの1階に3人の関係者の像がある。この会館を出たら付近には労働関係の組織の事務所が多いと感じた。
 8階にある歴史館は訪問すると電気が節約されていて入り口が封鎖されていたので事務所らしきところの女性に頼んで、開けてもらった。そこでここを来た理由を話した。
 今年は学徒出陣80年となる11月1日に合わせて、陸軍特攻隊員の学徒兵の記念展が知覧で今開催されている。しかし叔父の遺品とか経歴が記録として保管されず、娘の尽力で大方の様子は解ったが、それでも最近見た映画の(福田村事件)の野田市の記録がないのでもう一度野田争議を調べ、さらに今東武野田線ア―バンパークライン南桜井駅前にあった、賀川豊彦の関係する農村時計もついでに知りたかった。このことを歴史館の女性に話すと、歴史館の入り口に大きな時計があって、それが農村時計のあとを引き継いだ会社リズム時計の寄贈した時計だった。何か叔父の亡霊がこんなところにまで来ていたのかと一瞬思った。この賀川と関係から戦後のアメリカの占領軍の余剰施設に農村時計工場となった。高射砲の信管を作っていた敷地の一部に米軍が駐留したため、叔父の家と近く、敗戦後に台湾から引き揚げてきた、204飛行隊の上官より特攻時の経緯とか遺品と記念写真等等がもたらせられたとき、多分特攻の戦果も知らせられたと思う。米軍の記録でも、5月20日に知覧から出撃した振武隊と誠隊が沖縄嘉手納沖で同時間に合流し、知覧からの隊がおとりとなって、叔父たちの戦果が多大だった。このことは台湾からの誘導して戦果確認機が撃墜されたため記録が不十分と思っていたが防衛省の史料に沖縄で目撃記録があって、軍歴に加算があった。蒙古襲来の様子を描いた絵が恩賞を得るための絵と言うことを知っていたので、目撃者がいたことに感謝する。
 
野田争議に関して、管理している女性の話では今の連合の組織の基礎が野田争議で出来たようだ。さらに以前訪問した時にあった図書室で野田争議の史料があると聞いたら、コロナでホテル等の稼働率が下がり、一部施設を売却して狭くなったという。これからリモ-トの時代になると、大手企業の多い連合系は多分リモ-ト会議が促進され、友愛会館にあるホテルも会議用のホテルから観光客用のホテルとなる予感がある。都営三田線がJR品川駅向けの工事が始まったという。と言うことは品川で乗り換えると二駅目と言うことになる。
 コロナはこんな所まで変化させていた。まだまだ前は予約していないで訪問出来たところも一応ホ―ムぺ-ジ上では予約が必要だし、減った訪問客で予算が減り、開いている日も減った。
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2年ぶりの生サンマ

2023年09月26日 | 宅老のグチ
豊洲の情報でサンマが去年より安いというので生サンマを食べる。昨年はほぼ冷凍サンマで季節感が無い。25センチ級で1尾198円。脂の乗りも良い。サンマは数少ない季節の味。秋刀魚と書く。前は1尾100円の記憶が残る。
 ホタテが中国の輸入禁止で在庫が溜まっているというので、レシピを見ているとやはりバタ―醤油がよさそうで、試してみよう。農水産物で足りない時の対処は簡単で増産とか他産地を探すだけで良い。一番困るのが何らかの突発的な理由で過剰になることがある。
 築地にいた時、北海道の漬物業者が高齢者施設に納品した漬物から食中毒で病原菌O-157による過去最多の死者が出た。その時の全国の白菜農家が8月なので漬物業者しかいない需要が消えた。さらに漬物を漬けたことのない新聞記者が保健所の言い分をそのままに漂白剤とかを使用して殺菌すれば安全と報道した。実際問題で確かに野菜を殺菌すれば安全かもしれないが洗えば洗うほど味や野菜の鮮度が落ちる。O-157の菌は普通は野菜についていないので、動物からの排泄物が着くことから始まる。漬物業者は野菜の洗浄不十分と言うことと思われる。個人的には8月とその業者の所在地を調べていて、札幌競馬場に近い所なので競馬場に出入りする車に付いた菌が業者の漬け込み槽に移転したと今では思っている。その当時の農水の検査でO-157の菌は野菜から出なかった。二月ほど経って秋になると白菜のナベ需要でこの事件は記憶から消えた。今は漬物業者が野菜洗浄で泡を出して洗浄するシステムを取り入れているようだ。これは動物由来の毛を混入を防ぐ狙いもある。何しろ自然が相手で昔なら見逃せたことも分析で原因と対策が出される。
 今考えているのは農水産業の過剰在庫と仕事が無いことの対策。多くの一次産業は普通は暇でも繁忙期があってそのための人員が減らせない。さらに機械化が進まぬ規模もある。日本のコメの機械化は進んだが漬物のラッキョウの根と茎の処理の機械が規模が小さく開発が無いので今でも手作業となっていて、中国に産地が行ってしまった。その中国でもラッキョウは嫌われる時代となって次の産地を探しているようだ。
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浅草仲見世の異国人の変化を感じる

2023年09月25日 | 宅老のグチ
台東区の中央図書館へは都営浅草線で浅草駅を出て、雷門から適当に歩いて、かっぱ橋道具街の外れの図書館へ行く。もう通い始めて15年以上になって、いろいろ変化したなと感じる。図書館郷土資料室では福神漬の命名由来を調べる唯一の場所でもあるし、上野周辺の野菜の状況も知る必要がある。今でも商品名として残り、さらにJAS規格に残っているのは旧幕臣の人たちと下町の消えた漬物業者の残影でもある。
 通い始めての頃の記憶は薄れているが、思い出すとほぼ日本人だけで、それに東京見物の修学旅行生が目立っていた。そこから東京デズニ―ランドから地方の家族連れ、仕事で日本に来た外国人ビジネスマンの休日観光先(男性が多い)と言う記憶が残る。
 今の印象はコロナ以前は中国本土の爆買い中国人だった。コロナ後の様子で感じるのは和装の異国人女性が目立っていて、前は化粧しないで和装だった。さらに歩き方の練習もしないで浅草寺の境内を歩くので、すぐに慣れていないとわかる。今は円安ということと、カメラ映りを意識しているのか髪飾り、化粧と歩き方の練習をしてから街に出ている。さらにイスラム系の女性も髪を覆っても違和感のない姿で仲見世を歩く。
 日本では女性が頭を覆う姿は江戸時代からあって、時代劇でも今の芸能人が顔隠しのような姿を浮世絵に描いている。まだ浅草寺にではくノ一姿の忍者頭巾は見たこともない。伊賀甲賀ならありそうだ。よくある穴の開いている写真場。イスラム系の女性が和装でさらに抗がん副作用を隠すカラフルなケア帽子に花のカンザシ姿をみた。工夫だろう。
 さてこの前に浅草駅の改札の所で学校の先生のような人が学生の団体の点呼をとっていた。およそ25人位の白人女性の団体だった。ここには一人も男性はいなく、違和感があって見ていたら、地下鉄の乗って東銀座で降りた。電車移動と思われる。このくらいの団体ならバス移動もあると思うがどうやら日本の電車体験と治安とマナ-を知る経験のように思える。海外と日本との文化の差は電車体験だろう。定時の運行、乗る時の行列、電車内で静かにするなどが差として解かる。中国でも韓国でも首都の電車は奇麗でシステムも良いが日本のように混んだ電車は快適ではないとュ-チュ-ブで見とれる。
 日本の文化の安いコンテンツは電車の経験だろう。そして若い女性が不安なく日本で過ごせる。これは日本女子高生の情報発信力と同じ力があると感じる。特にフランスとアメリカの電車は犯罪の危険があって、安心して女性の一人旅が出来ない。さらに感じるのがネット環境が日本全国にいきわたっていないことを感じる。旅行の情報発信は個人の表現の一つで、これを規制する国にはつらい日本の姿と感じる。今は少なくなったがコンビニでの成人向けの本は衝撃だろう。でも命の危険性はない。
 どうやら東アジアで日本が唯一現金がのさばっていて、記念品として異国に残る。新500円玉はどう評価されるのだろうか。やっと手持ちの財布の中にある。間も無く渋沢栄一がやってくる。アメリカと日本以外は紙の紙幣は消える気がする。
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市川市の図書館で福田村事件の調べごと 続き

2023年09月24日 | 宅老のグチ
千葉県市川市は東京都の境が江戸川で、江戸川を遡れば利根川になります。上流の千葉県野田市があって、鉄道では直接つながっていないが江戸時代からの水運の歴史もあって野田市の郷土資料が市川の図書館には揃っている。

 市川市の中央ニッケコルトンプラザの隣接地にあって、今まではJR本八幡駅のバス停から無料送迎バスがあって乘っていたが、歩いてみたらと思い、検索すると10分程度で行けるので図書館へは歩いて行ってみた。もう何回も来ていて今までは福神漬関連で行徳の塩業を調べていた。そこでキッコ-マン第16工場が江戸川添いにあって、押切とか伊勢宿と近いことが気になっていた。まだ資料が見つからないが福神漬用の醤油需要があったのかもしれない。第16工場は戦後に利根コカコ―ラの本社として、今は野田市に日本のコカコーラの中の一社として残っている。
 市川の図書館で映画の福田村事件を調べていて、気になっていて、都立中央図書館で調べきれない部分を調べていた。多くの福田村事件の記録は野田市の人が調べていなく、さらに野田市には市川でも都立中央図書館でも野田市の正史(近現代)がまだない。実におかしい。今の野田市の人口は15万人で北葛飾郡の町では最大でさらに醤油醸造業の町として江戸時代から全国に知れ渡り、さらに世界最大の醤油業者として知られているキッコ-マンの町の正史が無い。何か不都合な真実が隠されていると思い、野田市の興風図書館(中央図書館)に無い、自由な文献が市川市にある気がした。
 地域史料の棚に薄い大型の本があった。タイトルから野田労働大争議資料 の一冊で昭和の野田争議の経過が東京朝日新聞の切り抜き記事で報道の様子が解かる。やはり昭和天皇への直訴事件で千葉県知事と政界・財界が単なる一企業の労働問題から、ほぼ労働者側の全面敗北から、ある程度を解決金として支払い、解雇して後に救済策を取ることになった経過が解かる。さらに労働者の子供たちが通う野田小学校へ同盟休校していたため500名の児童の卒業と進学問題が次の問題として残っていた。小学校卒の学歴が無いと日本人としての一生が不遇となることが争議の中で一番の問題となっていた状況が直訴事件から急展開したことがわかる。

 福田村事件の著者は野田市の隣接の流山市の住民でさらに流れ者だから福田村事件を気兼ねなく書くことが出来たと思われる。千葉県史の正史の近現代でも福田村事件は関東大震災時の不幸な事件として記述されているが、田中村(今の柏市)の住民が福田村に押し寄せてきてから雰囲気が変わり虐殺になったようだ。現場は野田市(当時は北葛飾郡福田村)だから、柏市は正史に書けたようだ。しかし野田市は市町村統合で、福田村と川間を野田市にし、その後の選挙で福田村の人が野田市長となってしまい、野田市の行政の長として香川の人たちに謝罪したようだ。その市長が革新系であったため、保守的な野田市議会がまだ正史を出せないと思うが実際はどうなっているのだろうか。少なくとも古代・中世・近世の野田市市史は出版できると思うがどうなっているのだろうか。この辺が叔父の特攻の経過を調べていて記録が無いことと関連している感じかあって、しつこく調べている。
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2023年の彼岸

2023年09月23日 | 宅老のグチ
昨夜からの雨で気温が低下し、チョット寒い。すでにオハギを食し、彼岸の気分。しかし転居したせいか高気温のためか一昨年に見かけた彼岸花がまだ今年に入って見た記憶がない。あの花を見ると彼岸だなと思い墓参りしないといけない気持ちになる。
 どんよりとした天気の下で歩くための行き先を考え中。今年の紅葉は台風が少ないため良いとおもう。草取りをしたが35度の気温で蚊取り商品が売れなかったという。スズメバチ駆除騒動も少ないし、ごみをあさるカラスも少ない。
 浅草を中心として出歩いているが日本人は働いていて、仲見世は若者と異国人。この物価高で働く人が高齢者しかいない。給与が上がれば、年末には103万円を意識するパ-トが辞める。間も無く政府の無策が103万円の壁意識を消し去る。最低賃金が東京で時給1100円になれば、年末繁忙期に退職する人は雇用できない。すると80歳の超高齢者の仕事の需要が生まれる。高齢者の本が売れている和田先生の説で長野県の長寿の原因は毎日のように家から出ることから来ていて、それに伴い歩くという。その歩く要因の一つは車に乗っても出歩き、仕事をしている高齢者と言う。
 これは江戸時代の二宮尊徳の教えが明治の小学校に薪を背負って本を読んでいる気風の残滓と思う。稼ぐに追いつく貧乏なし。タダ過労死は良くないし、正しい労働でないと今の時代は後々デジタル画像と音声が残っていて批判される。7月に予想したビッグモ-タ-とジャニーズはまだ問題が続き、このままだと消えるしかない。
 反社の世界は今静かとなったが、車と18歳未満の少年少女のセクハラはこれから許されなくなるし、それを宣伝に使うことは海外の株主から批判される。外圧に弱い日本は最近ではフェイクニュ-スでは中国産には強いようだ。中国産ニュ-スの見分け方がアメリカからやってくる。IPHONE15は見送り、来年のSEに期待する。
 
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中国の安い電気自動車は日本で売れるか

2023年09月22日 | 宅老のグチ
世界一の販売台数を誇る中国の電気自動車が本格的に日本やってくる。報道によると日本の補助金を引くと300万円を割るという。見た目重視の中国産自動車は高級感がある。本格的と言うのは日本の駐車場規格の高さに合わせた車と言う。アメリカは日本の道の幅に合わせた車を造らす、日本では普及しなかった。
 近所を散歩していたら、アメリカのテスラのメンテナンスの会社があった。今の日本には中国製造のテスラが入っていて中国産と思って乘ってはいないとおもう。
 自分の使っているスマホはアップルで韓国のサムスン製は買う気が起きない。なぜかというとあれだけ日本を非難している国の良い品物でも持ち歩くスマホはアンドロイドなら日本ブランドとなる。中華スマホも安くて良かった。今は中華スマホは選択肢に入らない。液晶テレビは韓国製でも中国製造でも家の中で使うのでブランド意識はない。タダ街中に持ち出すスマホはやはり意識の表現手段で日本はスパイ活動を強化する中国スマホの普及を妨害する。ヤフ-とLINEの統合でヤフ-系のカ-ドしか使えない案が抵抗があって延期となった。韓国ソフトは下請けに中国にデ―タを回していて、決済情報から個人情報まで中国に漏れることを懸念している。国のデジタルの遅れは今となって個人情報の洩れを防いでる。まだ固定電話の残存している人が詐欺師に狙われていて対策が必要となる。
 BYDの電気自動車が日本に普及すると、多分と言うか日本の右翼の国賊報道でスパイ車と言われそう。昔はトヨタの会社の駐車場で他社製の車の所は離れていたという話を聞いたことがある。三菱系の会社はキリンビールしか飲まないとかいう話もあった。ブランドは個人の意識の表現で車のブランドは乗る人の意識情報でもある。
 日本で韓国のヒュンダイ車は殆ど走っていない。同様に韓国では輸入車では日本車より欧州車の方が目立つ。簡単に言えばいつ反日騒動で車に乗って外出する時の危険性を感じる。
 中国のBYDの安い車は中国に部品を輸出している会社が中国向けの宣伝用としか思えない。これは福島処理水の異常な中国政府の宣伝効果が残る気がする。法人用ではタクシ―需要だが京都の大手タクシ―会社は韓国系であっても日本車だった。家の子供が20年ほど前にタクシ―に追突され、トヨタ車のフレ-ムが歪んでしまって修理となって、タクシ―会社から代車の提供があった。トヨタ車のフレ-ム矯正の設備は都内でもその当時は2か所しかなく、一月後と言われその間にタクシ―会社提供のヒュンダイ車に乗った。内装と車の設備の気配りはトヨタ並みで驚いた。いい車だがアノ反日騒動で韓国車を日本で乘る人は韓国と縁のある人しかいないと思った。当然だが乗っている人が少なければ部品等も取り寄せに時間がかかる。
 BYD車が売れるには生産者偽装が必要となる。中国ハイセンスの家電は確か東芝ブランドの様だった気がする。東芝が2018年に中国家電大手の海信(ハイセンス)グループに売却したテレビ事業 であっという間に日本のテレビとなってしまった。デフレ日本は安さとプラス何かが必要となる。
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週間東洋経済を図書館で読んでいた時に

2023年09月21日 | 宅老のグチ
過日、都立中央図書館で(福田村事件)の検索で一番に出てきた、週間東洋経済9月2日号を開架の所で読んだ。最初の印象でなぜ経済情報誌が福田村事件の検索で一番に出て来るのかと思った。多分この週刊誌の発行が一番最近だからと思う。内容は経済とか朝鮮人・非差別問題の虐殺ということより、映画の話で日本がこのような問題を映画で世界に問えないことを記事にしていたようだ。記憶があいまいで再確認したいのだが台風で図書館へ行けない。
 図書館の検索では、虐殺事件の問題と映画の撮影に至る経過を報道しているのが記憶に残る。
さて図書館の東洋経済の雑誌の周囲にダイアモンド・フォーブス等の経済紙があった。どこも中国不動産問題で、不安を煽っている。日本化という内容があって、失われた30年という日本のデフレの分析から中国の日本化として失われる50年とかで脅している。何か見出しで買わせる意識があって、いまいち納得いく部分が無い。それでも頷くことは
1日本のバブルの時、初期は誰も危ないと思っていたが不動産神話があって、銀行に担保として提供しているので処分すればなんとかなると思っていた。ところが不良債権の金額のデ―タが無く、不動産から金融に影響が回り、不況となって公的資金によって処理し、その後遺症で今でも金利が上げられない。バブル当時は円高で日本の企業は工場を海外に移し、その恩恵が中国にいった。
 今の中国の日本化というのは誤りがあって、中国は不動産不況で元安に向かっている。通常なら輸出が増えるのだが、どうも中国の中小生産者が中国国内より、ベトナムのような国に投資を向けている気がする。それはゼロコロナで自分の財産が封鎖される恐怖があると思われる。静かな投資移転はこれから始まる。
 日本は信用を重んじるが中国は金なのだろう。銀行で平時でも預金を引き出せないということが恐ろしい。さらに現金が流通してないので外国人観光客が旅行できないという。何かガラパゴスの鎖国国家となって、経済系統計操作で憶測が蔓延する。江戸時代の江戸城大奥の奥医師が糸脈と言って、女性の体を触ることなく健康診断をしているのと同じと思う。
 もう中国へは欧米系投資家の資金は引き出しがあっても、投資は更新しかない気がする。

 週刊誌の見立てでは、中国東北部三省が一番経済が厳しく、高齢化率が高いので不動産による経済活性化が無理のようだ。大連市が汚染処理水で揉めている日本の投資を求めるフェア―をしているのは背に腹は代えられないのだろう。日本のバブル崩壊の問題解決は決して成功事例で語ることは出来ない。明治日本がパリ万博から色々な知見を日本にもたらした。そして日本は上野公園だ博覧会、新橋横浜間の鉄道で文明開化の威力を見せた。その成功事例でオリンピック、大阪万博と未来を見せた。いまは第二次東京オリンピック、第二次大阪万博とイベント効果が無いし、嫌われている気がする。多分札幌での冬季オリンピックは選挙で否定される気がする。何か観光客が人数でなく、満足度の方に向かってきている。
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家等の飼っている動物に名前を付けると

2023年09月20日 | 宅老のグチ
老柴犬が15歳を過ぎ、やっと夏を越しそうだが、衰え感があって別れが間もない予感がする。
 『ブタがいた教室』と言う映画を観て本を借り出す予定をしている。多分泣けるだろう。家で飼っている犬は二頭目だが一頭目は突然早朝午前2時頃から暴れ出し、静かになったら呼吸が止まった。突然の前触れもなかった。医者に聞くとガンと言う。仮に前もって知っていても手術という選択を迫られたら、悩んだろう。今の柴犬でも緑内障で失明したがそこ至る過程で家族で揉めて、動物虐待の種々とと自分は思っていたが、一度やるだけやってみてからあきらめることで手術を行った。結局手術の効果は3か月から6か月ほどしか効果が無く、両目が失明し、時間感覚が無くなり、深夜に散歩している。嗅覚の方は維持できているので散歩の所を嗅ぎまわって用を足している。
 この映画の子豚はPちゃんと言う名前が付けられた。名前が着くと仮に研究用のゴキブリでも愛着心が出る。飼えば子豚もかわいい。牛や豚を飼っている人はどこで心のけじめをつけているのだろうか。この辺りは江戸時代から今でも非差別問題が絡まる。繁華街で牛肉を食べている人はそれを生産している農家を非人道的と非難している。何か食欲と脳は別物としている。

 トンカツ等の動物性食事は明治維新後から本格的に始まっていて、仏教のでは嫌われていた。それでも病気の時は例外であった。牛乳でも小さい時は牛乳を飲んでから昼寝をすると牛になると言われた記憶がある。父の実家に農作業用の牛小屋があったのを記憶する。生き物はいつかは死ぬ。仏教は輪廻の考えがあって、前世が動物の話が多く、それで日本は動物を食べない食習慣だったと思う。しかしどこかでたんぱく質を摂らないといけないので魚を中心としたと思われる。明治維新後に急速に肉食が普及したのは、ペり-来航時の米国の船員の体格に劣等感があった。そこで幕府は相撲の力士を派遣した記録がある。日本の栄養学はアメリカ人との対格差を食から調べることから始まる。
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2023年シルバ-パスの更新

2023年09月18日 | 宅老のグチ
東京都のシルバ-パス利用で歩き回っているが、10月1日の更新案内が来ないで気になって、最初に買ったバス営業所で聞くと東京都バス協会に電話連絡と言う。アナログで驚く。ネットでは70歳以上の都民で更新の出来る人は身体が動ける人と言う。さらにパスの利用方法を見ていると住所変更の案内がバス協会へ電話のようだった。もう70過ぎると住所が変わらないと思っているのだろうか。昔の高齢者のイメ―ジとして最後まで自宅にいて病院で亡くなるだった。近所に次々とサ高住の施設が出来て、転居する人が増えているとおもう。ネットでも住所変更が出来ると良いのだがまだそこまで行っていない。
 電話連絡し、数日も経たないうちにバス協会へ転居で戻った更新案内を読み20510円をコンビニで支払う。すると1週間ほど経って簡易書留で届いた。昨年は10月1日から一月半くらいで元はとった。
 送られてきた書類を読むと東京都の補助が190億円で102万人ほど利用している。このパスのおかげで高齢者が病院通いで使っているのが目立つ。
 この辺が東京と人口と富裕層の少ない地方と格差を感じる。芸術でもチケットが高くても、宿泊費と交通費がかからず東京高齢都民は安く過ごせる。
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初老・中老・大老・超老の日

2023年09月18日 | 宅老のグチ
9月15日が敬老の日だったのがいつの間に祭日が移動し、3連休の混雑のために、かえって老人は蟄居する日になった気がする。平日の演芸場巡りは好き勝手に席を移動することが出来るが初心者ではどこが良い席かは判らない。それでも気が付くのは寄席に来る平日の観客は単独高齢男性の人、単独でない女性たち。
 何か客を集める方法が昔と違っていると感じる。寄席は雰囲気を味わう所で話はユ-チュ-ブ動画で十分かもしれない。ラジオは顔が見えないので頭の中で話を作り直す。落語家の様子から、寄席の雰囲気を感じる、反応を見るまでの話しがボソボソ声で聞こえないと思っていて、落語が始まると急に聞こえるようになって、何かマイクの音量を上げる操作をしていると感じた。実際は多分していないと思うが観客の落語家の話芸に集中させるために、ボソボソ話にするテクニックかもしれない。
 しかし高齢者は高齢になればなるほど音量が大きくないと聞こえない。認知症と見なされる行為も単に聞こえないことから始まっていることが多いようだ。
 恒例の総務省データによる人口推計で人口の移動とか変化が徐々に進んでいて、これでは最高裁判所での衆参両議会の定数訴訟は毎年ありそうだ。特に定数の減るとみなされる選挙区は議員も政策より子孫を議員にするため苦労すると予想する。これこそAIでも無くなる仕事かもしれない。今までは東京から国の税金を我田引税で票を獲得していたが熊本の台湾工場誘致で見られるように日本の中で完結する仕事は消えつつある。
 政治家のパリ観光見学より途上国の方が勢いが良いし、さらに日本の問題は異国人の扱いが慣れていないので大問題となりそうだ。特に介護は体力が無いと務まらないので、議論が右翼左翼でも混乱するだろう。

 生まれて来る子供が今年の予想では75万程度で亡くなる人は155万ほどと予想する。そうなると80万人ほど日本の人口が減る。そこで海外からどのような人が日本に来るかが問題となる。アナログ日本はこれが移住への関所かもしれない。タクシ―の二種免許で数十回失敗した話を聞いた。日本語の運転免許試験の2種は難しい。多分バス運転者も難しいと感じる。
 次の2025年の国勢調査で過疎地の県はまた議員定数が減る。そこで見直さなくとも2030年にはまた減る。
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浅草の白い和装から

2023年09月17日 | 宅老のグチ
浅草演芸ホ-ルに行くとき、都営浅草駅で降りて、雷門から仲見世を通り、浅草寺に参拝後に行った。観光客が白い和装をしているのだが、ちょっと前に菅原伝授手習鑑の寺子屋の段を見ているので、松王丸夫妻の死に装束と似ているなと感じた。結婚式の白無垢は神社のイメ―ジがあって、寺院の葬式は黒の和服と感じる。従って今に人には白系統の和装は抵抗が無いとおもう。
 寺子屋の段で松王丸の実子が亡くなったのだが、逆縁と言うことで葬儀には出ないという風習を亡くなった子は官秀才と言うことで葬儀に出て、いろは送りの浄瑠璃がうたわれていた。この辺はイヤフォンガイドで知った知識。


逆縁の場合、親や夫は喪主であっても葬儀の所に行かないという風習があった。
諸説あって「親に先立つは不孝」ということわざもある通り、子は生きているだけで孝行だという考えがあります。そのため、親より子供が先に逝くことを「親不孝者」として、親不孝を働いた子供の火葬に親が行くのはまかりならないという説もあった。遺族の動揺が激しく、家族の最期に立ち会わない行為をまわりに非難されないで済むように出来たしきたりだと解釈する人もいます。普通の死でも火葬場の前の別れはつらいもので骨になってあきらめ事が出来ます。
「すまじきものは宮仕え」の出典は?「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)」の「寺子屋の段」か。 仕えていた主君への忠義のため、罪のない子を犠牲にすることを思いついた武部源蔵が言う。 「せまじきものは、宮仕えじゃなあ」
 
いろは送り
 いろは書く子をあへなくも、散りぬる命、是非もなや。明日の夜誰れか添乳(そえぢ)せん。らむ憂ゐ目見る親心、剣(つるぎ)と死出のやまけ越え、あさき夢見し心地して、あとは門火に酔ひもせず、京は故郷と立別れ、鳥辺野指して連れ帰る

 身代わりとなって亡くなる松王丸夫妻の実子が寺子屋に入って、いろはと習字を書いている子に間も無く死んでしまう知っている虚しさ。寺子屋の段では習字の文章が南無阿弥陀仏という紙が観客の前に披露させる演出があって涙を誘う。

 今の世に伝わり残る言葉の意味を知った。
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隣国中国の注視点で上海株式指数

2023年09月16日 | 宅老のグチ
自分自身は株式投資はしていないが、築地にいた時に中国の農村部との取引が仕事であって、ドル、元との為替相場は毎日チェックしていた。さらに中国の株式相場について、上海生まれの人に雑談で聞いたところ、非常に熱心であるという。さらにマカオが返還された時、これで共産党中国は賭博を禁止しているので、マカオは衰退するのではないのかと聞いたら、すぐにマカオの賭博は消えないし、さらに中国本土で博打をしない、できない人が行くから繁盛するという。当然香港の競馬も今でも残っている。やはり中国人にとって、マカオの方が手っ取り早いギャンブルとなって、コロナまで繁盛したが今は引き締めで、高級カジノの客引き業者の取り締まりで縮小となった。マカオはギャンブル以外は観光地としての魅力が薄い。香港との差はイギリスとポルトガルの差でもある。
 シンガポ-ルの競馬が間も無く消える。競馬場跡地は住宅になるという。今の中国の状況は厳しいようで上海株式を10年以上眺めているが、中国政府が日本のバブルを研究していて、株式相場が政府の許容範囲を超えると、すぐに過熱感を下げる操作を密かに行う。従って指数が3200程度でコントロ-ルされていて、2700まで下がると株価対策がある。見ていると3300から2700の間で動く。しかし株のようにコントロ-ル出来ない不動産は今は買う人が減り、苦しいようだ。この辺が欧米の狙う所で中国の人の政府の期待で株式を買っているが、もう数字のごまかしが欧米人には通用せず、売り込まれているとみる。バブル崩壊後は日本の海外資産が安売りされたことを思い出す。中国の資産家が金塊が貯めこんでる姿が想像できる。少なくとも昔より中国は治安が良いと感じる。
 給与の未払い数か月でどう生活を維持しているのだろうか。この辺がまだ報道に出てこない。
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