高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

谷川農園の一こま ~百姓の炭焼き~

2014-02-02 09:00:00 | 里山・田んぼ・畑
梼原町 谷川農園の谷川徹です。

焼畑もどきの草木灰あるいは伏せ焼き炭の作り方です。

廃材(薬剤添加やプラスチックの混入なきもの)と枝葉や腐りかけの木を井桁に組みます。


中心に燃えやすいものを投入し点火。
延焼しないように周辺に燃えやすいものを置かず、湿った土などを大量に用意。
で・・・燃やします。雪空でそこそこの風が理想的ですね。
燃えてくると・・井桁の中に空洞を作り、空気の通り道を作りながらどんどん燃やします。


おおよその木材が燃えて「燠」が大量にできたら・・土をかぶせます。


*火力調整は土が最適です。私は水を好みません。
場合によりこの土を育苗に使います。
空気を遮断させて蒸し込みます。
炭がほしい場合はこの段階で広げて土をかぶせたりして温度を下げます。燃料用の炭には不適ですが、農業用なら十分。田畑に播きます。主な利点はミネラル補給と土着菌のお家です。まあ土の物理性向上もありますが、そこまでの量は・・無理ですね。土自体を焼くときは殺菌というより土の中の養分や微量要素の可吸態化と草のタネの発芽抑制。加えて物理性の向上の期待です。一部土の中の生きものを殺してしまう効果もあります。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする