あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

京都二人旅 5 アクシデント 伏見稲荷と京都タワー

2023-08-22 23:50:00 | 旅行
 山鉾巡行を見終わってすぐ京都駅に向かいました。ここへ来れば食べ物やさんが色々あります。今回の旅では京都らしい和食は諦めてウマオの好み優先です。そして見つけたイタリアンとクラフトビールのお店。




 後ろの壁にビールの蛇口がずらっと並んでいました。

 カウンター席で大丈夫ですか?と案内されました。その椅子というのが一般的なカウンター椅子よりうんと高くて、ヨイショとよじ登るほどだったんです。
 ビザを一枚ずつ頼んでわけっこして食べました。



 これ、おいしかつたんですよ。たしか、しらすとネギだつたかな? もう一つはマルゲリータ。
 食べ終わった頃携帯がなりました。ああ、うるさくて聞こえない、外に出よう。と、足を床に下ろしたところ
 
 床がなかった!

 いすが高すぎたのです。
 そのままか床に落ちて右足の膝をしこたま打ちました。
 誰かが背中を抱えてくれたのはわかったけど、恥ずかしくて、急いで立ち上がるのが精一杯でした。

 電車乗り場に行く前にベンチに腰掛けて持っていたシップを貼り、右足を引き摺りながらようやっと電車に乗りました。
 たった一駅だけど座ることができて、冷静に振り返ってみたら、わたし、助けてくれた人にも、心配してくれた人にもお礼を言わなかったなぁ、歳を取ったらこんなことばかりなんだからお礼は反射的に言えるようにしなくちゃ、そう思ったのです。
 ところでこの顛末をウマオはどうみていたか? 帰って母親に報告したところでは、気がついたらばあちゃんがこけていた。外国人が助けてくれたが、ばあちゃんはお礼を言わなんだ。ですって。見るのはよく見てたみたい。
 
 改札口を出ると目の前に大鳥居。伏見稲荷神社はすぐそこでした。よかった近くで。
しかし、足が前に出ないのです。しばらく座っていると、立ち上がった時の痛みがひどくて歩けなくなっていました。



 あまり写真を撮る余裕もありませんが、この狐はおもしろかつたので。一休みにもなりましたし。

 
 遠い。

 昨日の東寺と比べると、派手な建物がなんだか新鮮。



 伏見稲荷は二人共通の行きたかった場所。


 なのに歩くのがやっとで楽しむ余裕がありません。


 計画を立てた時は、ゆるい山だし、上の方まで行きたいね、と言っていたけど、現地で地図を見て、鳥居の切れたところにある熊鷹神社までにしようか、と話し合いました。


 ウマちゃんはもっと先に行ってもいいよ、と言ったのですが、ウマオも熊鷹神社まででいいと言います。
 考えてみたらほんのちょっとでも子供一人で歩かせたらダメですよね。熊鷹神社から、鳥居とは違う道を通ってここまで降りてきました。



 お休みどころがあって、この景色を見ながら抹茶ソフトを食べました。暑いのとウマオのエネルギー補給のため休憩は必須です。足も痛かったし。

 さあ、帰りましょう。だけど、やっぱり鳥居までが遠かった。



 再び京都駅に来ました。今までずっと地下ばかり歩いていたので、地上に出るのは初めてです。
 こんな天井だったんだー



 外に出ると京都タワーが見えました。ここがウマオの行きたかった所。



 わたしも来たことはありません。足を引き摺りながらやっとこさ、展望台に上がりました。
 さっき行った伏見稲荷が見えるそうなのですが


 分かりませんね。
 望遠鏡を覗けばわかったのでしようが、わたしはたった一つあったベンチから離れられませんでした。
 狭い展望台なので、ウマオには自由にさせておきました。自分へのお土産を買ったり、ガチャガチャをしたり…
  今度の旅で一番楽しかったんですって。😅
 それはいいのですが、ベンチから立ち上がると痛みはますますひどくなっており、もう歩くのが嫌になってしまいました。なので電車を使わずタクシーでホテルに帰ることにしました。

 フロントで、杖か松葉杖を借りれないかと聞くと、車椅子ならある、ということで、車椅子で部屋に上がりました。初めて車椅子に乗るわたしと、初めて車椅子を押すウマオ。自転車暴走族の彼は車椅子でロビーを疾走。こわいこわい、スピード緩めてとわーわー言いながら部屋に着きました。

 さて夕食ですが、
 ホテルのレストランで食べるしかありません。これは痛い出費でしたが、朝のクジの景品が





 5000円以上の食事につき1000円引きのクーポン。本当は10000円以上で2000円引きだったのですが、10000円もの食事をするはずもないので、こちらに換えてもらったのでした。が、まさか実際に使うようになろうとは。ディナーの服なんか持ってきてないのに。
 ただ、レストランの責任者らしき人がカラーシャツにジャケットというカジュアルスタイルだったので、まあいいか、と開き直りましたが。
 祇園祭限定のフルコースが美味しそう。でも、子供には多すぎます。それで単品料理(バン付き)にしました。
 わたしはスズキのグリル。


 ウマオはチキンの香草焼き。

 
 ウマオは初めてのホテルでの食事。おぼつかない手つきでわたしはハラハラしどうし、味は覚えていません。ウマオが残したたっぷりの野菜は、マナー違反ながらわたしが手を伸ばして完食。
 怪我をした年寄りと子供の二人連れはいやでも目立ちます。テーブルを近づけてくれたり、落としたナイフを取り替えてくれたり、こちらが声をかける前に気がついてサービスしてくれました。
 そうそう写真も撮ってくれたんですよ。


 
 ウマオはこのカクテルがとても気に入って、美味しいを10回は言ったと思います。

 最後に片付けるとき
「あれ?たくさんの野菜、どうしたのかな?」とからかわれました。ありや、全部見られてた😅 
 そうか、別皿に移してもらって、わたしがそれをもらったらよかつたんだ。後で気がつきました。
 ともあれ、ウマオのホテルディナーデビューは無事終わりました。

     続く

 

コメント (8)
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