あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

玉川総合公園 万葉の森へ

2020-10-28 16:25:23 | お出かけ

 今治に所用で出かけましたが、思ったより早く用事が済んで、まとまった時間ができました。爽やかな秋のお天気、このまま帰るのはもったいないなあ・・・・ふと、玉川の万葉の森に出かけてみようかと思いました。 ずっと行きたかったのですが、なかなか機会がなかったので。スマホで確認したところ車で12,3分で行けるらしいです。

 玉川近代美術館を過ぎ、ダム湖を左に見ながらずんずん行ってー

 





あれ? こんなに遠かったかなあともう一度地図を見てみたら、反対方向に進んでいるではありませんか。

 しまった、行きすぎた。

 万葉の森は玉川の総合公園にあるらしいのですが、わたしそこにあるホールには3回も行っています。それなのに、もう~ 我ながら困ったもんだ。

 車で8分も引き返しました。そうそう、近代美術館をちょっと過ぎたところで右に曲がるんだった。やっと思い出しました。

 信号を曲がるとすぐに下の駐車場に着きました。



 確か上にも駐車場があったはず。そこには車が1台とまっているだけ、貸し切り状態でした。でも、森の貸し切りというのは、ちょっとさびしいね。

 下の駐車場を見下ろしたところ

 



 朝倉の公園もこんな感じでした。

 向こうの斜面の上の方にも何かありそう

 



 入り口の看板。

 



 こんなにもたくさんの植物があるんですね。わくわく。グリーンピア(ホール)の受付で、看板に書いてあったパンフレットをもらい、

 入り口を入ってすぐに万葉の池がありました。

 



 

 なるほど、こうやって万葉集の歌とともに紹介されているのか。

 



 しりくさ

 サンカクイだそうです。となりにわたしの知っている細いイグサがありました。

 

 ヘクソカズラー万葉の時代から名前は変わってないらしい。ヘクソカズラのように長く宮仕えしたい? 名前はよくないですが植物自体は悪くは思われてないみたいです。

 



 

 アカネーここには額田の王「茜さす 紫野行き 標野行き 野守はみずや 君が袖振る」という歌が。

 


 
 となりに返歌 大海人皇子「紫のひほへる妹をにくくあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも」
 アブナイ関係。
 兄天智天皇と弟ー後の天武天皇と両方に愛された額田の王です。
 


 アカネとムラサキ、ともに根っこから染料が取れます。こんな雑草のような草からあの美しい赤と紫の染料が取れるなどと誰が見つけたのでしょう。

 多分、ナラとシイだと思うのですが、こういうのは山の動物はとらないのでしょうか。



 いろいろな動物の彫刻がある広場。向こうには長い長い滑り台

 滑り台の配置などは今治市民の森に似ています。




 

 リアルでちょっとぎょっとしました。

 木彫りの鳥たち。すばらしいと思いました。

 





 威厳のあるフクロウです。

 それから坂道を登って

 トンボの背中も真っ赤です。

 

 

 ツマグロヒョウモンもいました。



 登ったら下へ降りる。当たり前(笑)

 



 ゲートボール場が見えます。

 これは?

 



 ジャケツイバラ? 名札には「さいかち」とありました。あとで調べたところ、ジャケツイバラと同じものでした。

 山栗は中身がありません。



 池の所に帰って来ました。

 名札のなかった植物 

 





 実がついているんですけど。パンフレットにも記載がないところを見ると、どうも万葉集ゆかりの植物ではなさそうです。ゲットウとか、南国の植物の雰囲気です。

 そして1本のサクラの木に「河津桜」の札が立っていました。どなたかの寄贈のようでしたが、これもパンフレットには記載なし。河津桜って近年に発見されたサクラですよね。

 それから、唯一紅葉していたカエデ 

 ただ、パンフレットにはこの位置のカエデはのっていません。別のところで「かへるで」と名のついた木がありました。

 どうもこの周辺だけは関係のない木もあるようです。それがちょっと紛らわしくて残念。後から植樹されたとしたらなおさら残念です。もともとたくさん自生していた木は、万葉集に関係がなくても番外編として紹介されています。

 ざっと見て回っただけですが、期待したオミナエシとかワレモコウとかは見つけられませんでした。上の方に花壇があると言うことでしたが、先客が一人でギターを弾いていたので遠慮したのです。「森」というだけあって、圧倒的に木の種類が多かったです。

 季節を変えてまた来てみたい森でした。

 

 最後に、ちょっと気持ち悪いものの写真を載せます。ハリガネムシですので、嫌いな方はここまでにしておいてくださいね。

 駐車場にカマキリが死んでいたのですが、それにまとわりついていたのは、ハリガネムシ。カマキリに寄生して、カマキリを水際に誘導して水の中に卵を産むんですって。なんともはや・・・



 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (みーばあ)
2020-10-30 16:52:13
万葉集に出て来る植物の紹介のある公園ですか
昔から歌人に愛でられた植物
アカネはわかりますが~、紫は見たことが有りません
今は絶滅危惧種とか聞きましたが~
一度見たいです
ハリガネムシ
見たことが有ります
てっきりカマキリのお腹の中はこんな針金みたいなものが入ってるんだと思っていました
カマキリの寄生虫だったんですね
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みーばあさんへ (あた子)
2020-10-30 20:26:27
 万葉の森と行っても規模も小さく、紹介の和歌もほんの一部で、物足りないといえば物足りないのですが、こういう文化と融合した森は近くにないのでありがたい存在です。
 ムラサキは花が咲いてないのではっきりしないのですが、近くにあったのでまちがいなければ、相当地味な草でしたよ。多分畑に生えて来たら引きとばしてしまうような雑草でした。昔から紫の色って貴重だったんですよね。夏に来ればもっとよく茂ってわかりやすかったかもです。
ハリガネムシ、水中のカゲロウの幼虫などに卵を産み、成虫のカゲロウを食べたカマキリに寄生して、カマキリを水辺にさそってまた水中に卵を産むんですって。不思議というかおぞましいというか。虫好きのわたしでも好きには慣れない生き物です。
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