あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

セミロード

2020-08-13 09:49:00 | 生き物

 夕方になるとポチから矢のような催促があって、よほどでない限り散歩しなければならなくなりました。(すでに1回目の散歩を夫と済ましています)

 途中、トラオが「セミロード」と名付けた果樹園の道。通りかかると一斉に飛び立つのでトラオはびびりまくり。ポチは喜んでジャンプして捕まえようとします。なかなか楽しい道なのですが、ついにトラオが散歩に付き合ってくれなくなりました。

 こうなると逆にわたしはセミロードを楽しんで道草を食うばかり。ポチもそのあたりの匂いをかぎ回っておとなしくしています。

 

 樹皮と同化したニイニイゼミ。わかりますか?

 ニイニイゼミは梅雨明けを告げるように鳴き出すセミ。それが夏休み近くになるとアブラゼミが多くなり、夏休み中盤はクマゼミ、終わり方にヒグラシ、と少しずつ出現の時期がずれています。
 去年は南方系のクマゼミがものすごく多くて、いよいよ温暖化が進んでいるのか、と思ったのですが、今年は今の時期、断然アブラゼミが多いです。現れ方としては順当にように思います。
 
 ちょっと珍しい角度から
 
 
 画像が粗いですがトリミングしてみました。



 こんなふうに口元が分かる位置から撮るのって初めてです。
 
 近くには抜け殻


 アブラゼミ
 
 
 ニイニイゼミはキーゥイの樹に多かったのですが、アブラゼミは断然イチジクに多いです。
 
ここに写っているのは3匹
 
 
 もうちょっと上にもう1匹



 見えるだけで4匹が1本の木にいました。

 ところで、先日、玄関でおかしな鳴き声が聞こえました。鳥のような、耳障りな雑音のような。リビングの戸をそっと開けて玄関を見てみましたら、2羽のスズメがぱっと飛び立ちました。
 なんだ。だけどどうしてあんなに騒いでいたんだろう。
 戸の隙間に何か見えます。
 
 今度は外に回って見てみました。すると
 
 なに、これ。

 
 アブラゼミが戸の隙間から出られなくなっていたのです。雑音に聞こえたのはセミの鳴き声でしたか。
 
 そして戸にしがみついていたのは


 
 セミの抜け殻でした。想像するに、夕べ玄関の戸で羽化したセミがスズメたちに見つかって、スズメたちは獲物を独り占めしようと争っていた・・・・ように思われます。
 この間スズメが、小さな蛾を追いかけているのは見ましたが、結構大きなものも狙うんですねえ。珍しいところを見ました。
 
 
 狭い隙間からそっと助け出しました。すぐには飛び立とうとしませんでしたが、いつの間にかいなくなっていました。
 
 そして今日、初めてヒグラシの鳴き声を聞きました。草むらからはコオロギの声。猛暑が続いていますが、生き物は正直です。秋は近づいているようです。
コメント (4)
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