あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

高級?丸椅子

2019-06-06 09:36:38 | レザークラフト
 もうずいぶん前に作ったバッグです。



 A4サイズのファイルが楽々入る大きさ。丈夫なので在職中はずいぶん愛用しましたが、
 退職して長い間使わなかったところ、中に大カビが生えてやむなく処分しました。そのとき、模様の部分だけは残しておきました。



 ヌメ革にカービングし、アクリル絵の具で彩色してあります。アクリル絵の具は時間がたっても退色が
少ないのでまだまだきれいです。ミシンで貼り付けていたのを丁寧にほどき、さあこれをどうしようかと思案していました(2,3年ね)

 それがやっと出番を与えられて、

 こうなりました。



 超特価で買った柔らかい革がありまして、それがけっこう傷だらけで、こちらもどう使おうかと思案していたのですが、この革の傷を隠すように模様の部分を貼り付けました。今度は手縫いです。入り組んだ模様なので縫う距離は長かったです。友達が、「リアス式海岸ね。」と笑いましたが、そのとおり。

 ここまでで来たら次は、


 1脚1280円のこれまた特価品のスタッキングチェアを分解して

 表面に両面接着シートを貼り、その上に厚手のキルティング芯をのせます。



 それを接着剤付きの不織布で固く覆って固定します。



 キャハッ
 おいしそう。



 わたしこの作業、すき
 きれいな鏡餅のようになりました。

 これに模様付きの革を載せてしっかりとくるめば



 高級?丸椅子の出来上がり。

 アップリケした革が固いので多少しわが残りますが、これには目をつぶってーというか、やはり釘か鋲で留めた方がいいのかなあ。椅子そのものが固い材質で、タッカーでは歯が立たなかったのです。小さな釘ではぐにゃっとゆがんでしまうし、仕方なく接着剤で貼り付けたままにしてあります。けっこうじょうぶだったのね。

 あとは脚を元通りに・・・ではなくて、元あった場所とは違う位置につけ直しました。



 いったん穴の空いた場所は多分緩みがでるだろうとのことで。と、ここの作業は、木工をしなれている弟にお願いしました。
 弟は、アップリケのでこぼこでおしりが痛くなるのではと心配していましたが、木のままよりは座り心地はよくなったと思います。長時間座らなければ縫い目も気にならないでしょう。
 ていうか、椅子を見た人だれもが
 
 「座っていいの?」

 当分はインテリアのままですね。
コメント (2)
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