あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

フェイジョア

2019-01-11 14:06:22 | 野菜・果物・料理など
 娘と二つの産直市について話していて思い出しました。ふたつの産直市とは、
 西条市にある「周ちゃん広場」
 今治市にある「菜彩きてや」あれ「彩菜」だったかな?
 どちらも県下でも最大規模の直販所で、野菜果物はもちろん、花卉、海産物、弁当やスィーツまで多種多様な品物が揃っています。集客力もたいしたもんです。

「野菜は似たようなもんだけど、さいさいきてやにはマニアックなもんがあるよね。」
「そうそう、フェイジョアとかねえ。」

 年末に、そのフェイジョアをアップしようと準備していてまだだったのを思い出したのです。



 これは去年の秋、香川県の道の駅で見つけたものですが、たしか210円だったかな? これがフェイジョアだと知って飛びつきました。「パイナップルに似たかおり」とか書いてありました。

 フェイジョア・・・・多分園芸会社のカタログで見たのだと思いますが、植えたいなあ、植えたいなあと思いながら実現しなかった植物。その写真を見たのがいつのことだったかそれすら思い出せないくらい昔のこと。でも赤く長いおしべが印象的なその花はずっと覚えていて、見るとすぐにわかりました。
 今までで2箇所で見たことがあります。一つは、母が通院していた病院の庭で、もう一つはなんと母が寝室にしていた部屋の真ん前で。お向かいさんの畑とブロック塀一つで仕切られていたのですが、本当にうちの地所に近いところに植えられていたのです。もう倉庫の屋根くらい大きかったです。それまで気づかなかったのは、花が咲いていなかったからです。

 というわけで過去の写真を一生懸命探しましたが、見当たりませんでした。ざんねん。

 始めに戻ります。
 香川県で見つけてから1ヶ月くらいして、「さいさいきてや」でもう一度見つけたのです。



 こんなにいっぱい入って200円! 解説も何もなくてただ生産者と値段がはってあるだけ。
 もちろん買いましたとも。こんな袋が10くらいは並んでいたかなあ。この人は栽培してるんだろうかと思いました。それとも、たくさん実がなるんでしょうか。

 

 大きさはまちまちです。
 
 切ってみると



 多分中心部のちょっとゼリー状になったところを食べるんですね。
 スプーンですくって食べました。

 香りは・・・・これ、パイナップルとはちがうでしょ。 西洋なしか? ちょうどラ・フランスがありましたので食べ比べましたが、香りはちがってました。ただ、食感は近い。ちょっとじゃりじゃりとした感じ。味も甘酸っぱくて近いかな? 香りだけは、強いて言えばぽぽー? いや、その場で食べ比べてないので何とも言えません。香りの表現てむずかしいですね。

 あまり皮に近いところまですくうとちょっと苦みがありましたので、これは贅沢に中の方だけ食べるべきです。

 あこがれていたフェイジョア、食べられてよかった。1年に一回くらいは食べたいですね。だけど、桃や梨のように頻繁に買って食べようとは・・・・昔の日本の子どもたちが庭になっているしゃしゃぶやユスラウメや柿やらいちじくやらをおやつ代わりにもいで食べていましたが、原産国の子どもたちがそんな感覚で食べるようなものじゃないでしょうか。
 この辺では、見たことのない珍しい物は、どんなものなのか、どうやって食べるのか、ちょっと解説しないと買ってくれないような気がする。

 弟にお裾分けしてお向かいさんのフェイジョアのことを聞いてみましたら、花だけで実がなったことはないんですと。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする