遅ればせながら
あけましておめでとうございます
皆様、よいお年をお迎えのことと思います。相変わらずの途切れ途切れのブログ更新ですが、今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年のお正月は・・・・
正月らしい画像が一枚もありません。
大晦日の夜中からトラオが高熱を出しまして、もしインフルエンザだったら90歳過ぎのひいじいちゃんにも、0歳の従姉妹にもうつしては大変ということで、全員集合ができずみんなばらばらのお正月でした。
唯一正月らしいと言えば、父を連れてお寺に初参りに行きました。おみくじを引いたら、父は「吉」わたしは「小吉」でよかったです。月に満ち欠けがあるように、はじめは物事がうまくいかなくてもやがてよくなるんだそうです。こういう都合のいいことはしっかり信じることにしましょう。
で、父を迎えに行ったときのことです。
デイサービスに持って行く袋の空け口を安全ピンで留めているのに気がつきました。
「口が開きすぎていかん。ここにボタンでも一つあったらええんじゃが。」と言うのです。、そんなこと言っても、もともとあったファスナーを外したのは自分でしょうがーと言いたいのをぐっと飲み込んで、「だったらボタンをつけてあげようね。」と、持って帰りました。
話は1年前のお正月、内袋が破れてぼろぼろになっていたバッグを手直ししたのが始まりです。元々のバッグはこちら
4日にはデイサービスに持って行くので、全面的に直す時間はありません。そこで、昔搭乗記念にもらったカンタス航空のキャンバス地のバッグに、ポケットを付け替えることにしました。
このバッグ、使う機会がなくてずっと持っていたのですが、色もきれいだしたっぷり入るポケットが二つもあってなかなかいいのです。
ちゃんとファスナーもついています。「ここに着替えを入れて、ポケットには塗り絵セットと新聞を入れるといいね。」なんて話をしまして、父も喜んでいたのですが・・・・
1ヶ月もたたないうちにファスナーを取り外してしまいました。
はさみも持ってないはずなのにどうやってはずしたんでしょうね。しかも、
「だれかが勝手に破っていった。」などと言い訳をします。
またそんなでまかせを-と言いたいのもぐっと飲み込んで
「ファスナーがあったら入れにくかった?」と言うとやっと
「おう、口が狭いんじゃ。」と本当のことを言いました。
やっぱり着替えが丸見えになるのはいやなんでしょうね。ボタンじゃないけどボタンに見えるマグネットがありますからそれをつけることにしましょう。これならほんの5,6分もあればできます。
袋に穴を開けてカシメのように打ち付けるだけです。
しかし、父の不満はまだありました。持ち手が長すぎる、女物のバッグみたいでいやだと。男は肘にバッグを掛けたりして歩けんと言うのです。ええ~どちらが持っても言いバッグなんだけどなあ。
「じいちゃん、背が高いんだし、手に持って下げて歩いたらいいんじゃない?」と言っても
「そんなにぶらぶら下げては歩けん。」
なんだ、このこだわりは。
母が、「じいちゃんは気に入らなんだら絶対持たんけん」と嘆いていたのを思い出しました。
でも、このこだわりは私と似ているかも。
「あと10センチほど短かったらええんじゃが」
「はいはい、どうにかしようね。」
袋の口をほどいて縫いなおすのが一番だが、それは手間がかかりすぎるしミシン目がきたない。ベルトを切ってそのまま縫い付けたんでは糸がほつれてくる。さてどうしよう。
そこで、ベルトの両端を5センチずつ切り取って、バッグの表に貼り付けました。
次にベルトが隠れるくらいの革をかぶせて縫い付けました。厚すぎてミシンでは縫えません。全部手縫いです。
出来上がり
今年の仕事始めはレザークラフトとも言えないくらいの、父のためのカスタマイズ。たったこれだけの作業ですが、昼過ぎから夕方までたっぷり3時間はかかってしまいました。
父に見せると
「おお、これでええ。あれは女物のバッグで、肘に下げるもんじゃったけん。」
なんと!
5分前に言ったことも忘れ、どこへ行ったのかも忘れ、おせちも食べたことを忘れるのか人の分まで食べようとする父が
言うことがぶれてない! わたしは変なところで感心してしまいました。
あけましておめでとうございます
皆様、よいお年をお迎えのことと思います。相変わらずの途切れ途切れのブログ更新ですが、今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年のお正月は・・・・
正月らしい画像が一枚もありません。
大晦日の夜中からトラオが高熱を出しまして、もしインフルエンザだったら90歳過ぎのひいじいちゃんにも、0歳の従姉妹にもうつしては大変ということで、全員集合ができずみんなばらばらのお正月でした。
唯一正月らしいと言えば、父を連れてお寺に初参りに行きました。おみくじを引いたら、父は「吉」わたしは「小吉」でよかったです。月に満ち欠けがあるように、はじめは物事がうまくいかなくてもやがてよくなるんだそうです。こういう都合のいいことはしっかり信じることにしましょう。
で、父を迎えに行ったときのことです。
デイサービスに持って行く袋の空け口を安全ピンで留めているのに気がつきました。
「口が開きすぎていかん。ここにボタンでも一つあったらええんじゃが。」と言うのです。、そんなこと言っても、もともとあったファスナーを外したのは自分でしょうがーと言いたいのをぐっと飲み込んで、「だったらボタンをつけてあげようね。」と、持って帰りました。
話は1年前のお正月、内袋が破れてぼろぼろになっていたバッグを手直ししたのが始まりです。元々のバッグはこちら
4日にはデイサービスに持って行くので、全面的に直す時間はありません。そこで、昔搭乗記念にもらったカンタス航空のキャンバス地のバッグに、ポケットを付け替えることにしました。
このバッグ、使う機会がなくてずっと持っていたのですが、色もきれいだしたっぷり入るポケットが二つもあってなかなかいいのです。
ちゃんとファスナーもついています。「ここに着替えを入れて、ポケットには塗り絵セットと新聞を入れるといいね。」なんて話をしまして、父も喜んでいたのですが・・・・
1ヶ月もたたないうちにファスナーを取り外してしまいました。
はさみも持ってないはずなのにどうやってはずしたんでしょうね。しかも、
「だれかが勝手に破っていった。」などと言い訳をします。
またそんなでまかせを-と言いたいのもぐっと飲み込んで
「ファスナーがあったら入れにくかった?」と言うとやっと
「おう、口が狭いんじゃ。」と本当のことを言いました。
やっぱり着替えが丸見えになるのはいやなんでしょうね。ボタンじゃないけどボタンに見えるマグネットがありますからそれをつけることにしましょう。これならほんの5,6分もあればできます。
袋に穴を開けてカシメのように打ち付けるだけです。
しかし、父の不満はまだありました。持ち手が長すぎる、女物のバッグみたいでいやだと。男は肘にバッグを掛けたりして歩けんと言うのです。ええ~どちらが持っても言いバッグなんだけどなあ。
「じいちゃん、背が高いんだし、手に持って下げて歩いたらいいんじゃない?」と言っても
「そんなにぶらぶら下げては歩けん。」
なんだ、このこだわりは。
母が、「じいちゃんは気に入らなんだら絶対持たんけん」と嘆いていたのを思い出しました。
でも、このこだわりは私と似ているかも。
「あと10センチほど短かったらええんじゃが」
「はいはい、どうにかしようね。」
袋の口をほどいて縫いなおすのが一番だが、それは手間がかかりすぎるしミシン目がきたない。ベルトを切ってそのまま縫い付けたんでは糸がほつれてくる。さてどうしよう。
そこで、ベルトの両端を5センチずつ切り取って、バッグの表に貼り付けました。
次にベルトが隠れるくらいの革をかぶせて縫い付けました。厚すぎてミシンでは縫えません。全部手縫いです。
出来上がり
今年の仕事始めはレザークラフトとも言えないくらいの、父のためのカスタマイズ。たったこれだけの作業ですが、昼過ぎから夕方までたっぷり3時間はかかってしまいました。
父に見せると
「おお、これでええ。あれは女物のバッグで、肘に下げるもんじゃったけん。」
なんと!
5分前に言ったことも忘れ、どこへ行ったのかも忘れ、おせちも食べたことを忘れるのか人の分まで食べようとする父が
言うことがぶれてない! わたしは変なところで感心してしまいました。