あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

また三浦美術館へ

2008-03-14 23:52:12 | お出かけ

 三度目の三浦美術館行きです。 今回は下の娘といっしょに。
 目的はこれ。 



 色合いのきれいなポスターですね。 例によって美術館の紫色の壁にどーんと貼られています。
 今回も、県内の工芸ー陶芸、染色、ガラス工芸、人形などーの作家たちの作品が展示されています。 わたしの師匠と、勉強仲間のSさんの作品は、陶芸の渋い作品が多いなかで、ひときわ華やかに輝いておりました。
 陶芸はさすがに愛媛らしく、砥部焼の白磁や青磁の作品が美しかったです。 今回は小さな作品の展示即売も行われておりました。 興味津々で見ていたら、娘が、これ以上壺などを増やしてくれるな、とのたまう。 わかってますよ、わかってるけど、小さい花瓶てついついほしくなるのよね。 でも、買いませんでした。
 
 ところで、三浦美術館て、こんなところにあります。 そばに小さなため池があってあたりには静謐な空気が流れています。 松山の中心部からはかなり離れているのが難点だなぁと思っていましたが、 今回、国道196号線を通らないルートを教えてもらいました。 道後から白水台を経て山越えするのです。 国道を行くよりずっと早く着きました。


 


 敷地の周辺にある松の木には、大きな松ぼっくりがたくさんついていました。 こんなについている松を始めて見ました。黒く点々に見えているのが全部まつぼっくりなんですよ。



 向こうに見える展示室も、小さいながらとてもよい感じですが、外もすてきです。 会社の創設者、三浦保氏の陶板画を並べた庭。 右奥の直方体の柱も陶板画がはめ込まれています。



 隣の体育館の壁にも陶板画。



 


 敷地全体がアートですねぇ。


 娘は企業が美術館を持っていることがすっかり気に入った様子です。 わたしもですけど。 


 


 

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温室そだち

2008-03-14 00:24:10 | 植物

 みかんの季節が終わって、産直市場には新品種の柑橘類が出回っています。 先日、スーパーで、愛媛で売られているいろいろな柑橘の名前が説明と共に一覧になっているポスターを見かけました。 種類は20種類以上、性質の違った柑橘を掛け合わせて作られています。 お店なので写真を遠慮しましたが、あのポスター、ちょっとほしかった・・・・。


 覚えているところでは、はれひめ、紅マドンナ、せとか、でこぽん、まりひめ、天草、宮内伊予柑、ぽんかん、清見タンゴール、アンコール・・・・・ 覚えきれません。 ましてやどんなふうに違いがあるかというとー


 見かけでわかるのもあります。 
 面白い形をしたでこぽん。



 この間、4個○○円という安いのを買ったら、飛び出た頭がなくて、この形が値打ちなのかな、とも思いました。 


 中身はどうなっているかというとー



 普通の形です。 飛び出たところには実がありませんでした。


 味の違いはー
 きっとわからないです。 アンコールは甘みが強いのでわかるかな? 紅マドンナも、果肉のやわらかさでわかりそう。でも、皮をむかれて実だけ並べられて名前を当てなさいといわれたら、きっとお手上げ。

 新しい柑橘は、ハウス栽培されているものが多く、 せとかを栽培している方の話では、おいしい実にするには、温度管理や水管理などかなりの神経を使うのだそうです。 そんな話を聞くと、みかんに比べて破格に高いのもしかたがないですね。 でも、もかんなどほとんど頂き物で間に合っているわたしとしては、そうそういつも買う気にはなりませんが。


 
 こちらは、デコポンが栽培されているハウス。 かなり高齢のご夫婦が育てています。 とても働き者で、 このハウスもとても手入れが行き届いています。 果物栽培は重労働でしょうに、桃やキィーウィなども栽培しているようです。 えらいです。


  


 数年前までは、ハウスみかんの栽培もされていましたが、今はこんなふうにやめてしまった農家もあります。 暖房費とみかんの値段を天秤にかければ採算がとれないのでしょう。 それでもこちらは露地栽培を続けているだけましかもしれません。


 


 みかん作りそのものをやめてしまって数年たつと(10年も立たないうちに)、 こんなふうに蔓性の植物に侵略されてしまいます。
 ここは、からすうりやアオツヅラフジなどの宝庫になっていて、それはそれで楽しいのですけれど、 ここを通りかかるたびに、かつてはハウスの中で雨にも当てられずぬくぬくと大切に育てられたみかんの、その後のあわれな運命を痛ましく思ってしまいます。 


 


  それに比べて、野生の植物たちのなんとたくましいこと。
 


 


  

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