あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

生のりで作る、のりの佃煮

2008-03-06 23:11:36 | くらし

 台所のストーブは、昔ながらの石油ストーブです。 上にやかんを置いてしゅんしゅんとお湯を沸かすことができます。 台所にいる間、ストーブをつけていると、ことこと煮て作る料理にはとても役立ちます。 シチューや豚の角煮、おでんなど。 そして冬の間に一度はつくるのが、生のりで作る佃煮。



 うちのほうでは、冬になると、スーパーなどに生のりが出回ります。 近くの海で養殖をしているのです。 生のりは1パック買うと、中くらいのボール一杯になるくらいぎゅうぎゅう詰まっています。 



 一枚一枚ののりはこんなに薄く、デリケートそう。 でも案外丈夫で、さわった感じは薄いポリ袋をくしゅくしゅっとしたときのような感じです。



 さっと熱湯をかけて酢の物(酢海苔)にしたり、みそ汁の具に入れたりするのが一般的ですが、歯にくっつくからと酢海苔を嫌う人もいます。 たしかに、 みかけよりはずっと丈夫で噛みにくいですけどね。 わたしが冬の間に一度は作るのが、手作りの佃煮です。



 まず、海苔を洗います。
 これを小さく切るのですが、ネギを切るようにはいきません。 手にはくっつくし、切れ味は悪いし、見たところ切れたのか切れてないのかさっぱりわからないし・・・・。 そこで包丁をまな板にたたきつけるようにして刻みます。


 あとは、だしじるやしょうゆ、みりん、砂糖とともにストーブにかけておくだけ。
 汁気がほとんど無くなれば出来上がり。 かなり煮詰めるので、味付けは薄めにしておきます。 塩分控えめ、添加物なし、安全でおいしいのですよ。 サンショウなどを一緒にいれると香りもいいのでしょうが、わたしは海苔の香りだけの佃煮が好きです。 でも、こんなに少なくなっちゃった。 瓶詰め1本くらいはあるかなあ。 


 


  先日、娘のぶじこが、自分でラー油を作ったとかで、中華鍋のつけだれにして食べました。 辛いもの好きのぶじこらしく、唐辛子がどっさり。 はしでていねいに除いて食べましたが、とてもおいしかったです。 うちでは唐辛子も、地元の農家が作ったのをたくさん買っておいて使います。 手作りって一見手間暇かかって面倒そうですが、作ってみたら案外簡単です。 何より安心して食べられますね。

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思い出のアルバムーオランダ・アムステルダム

2008-03-06 00:26:03 | 旅行

 オランダ・ベルギー旅行記も今日が最後です。

 アムステルダム郊外のホテルに宿泊したわたしたちは、翌日アムステルダム市内観光に出発しました。 ところが・・・・

 国立博物館へ行く道は大変な渋滞で、なかなか目的地につけません。 途中で日本人のガイドさんを拾い、のろのろと進む間にも時間は刻々と過ぎていきます。 博物館所蔵のレンブラントやフェルメールの絵を見たら、市内観光はほとんどできませんでした。 有名なマヘレの跳ね橋も、「あれ、あれがそうですよ」と遠くに指さす方向を見たら、もう通り過ぎてた、という具合。

  今展示中の看板がかかる国立博物館。 建物から、その看板の大きさを想像してください。

 バスの前の方で添乗員さん、運転手さん、ガイドさんがやきもきしながら話してるのですが、添乗員さんと運転手さんはフランス語、 ガイドさんと運転手さんはオランダ語、添乗員さんとガイドさんは日本語、とややこしいこと。 運転手さんは、オランダ語、フランス語の他にドイツ語も英語もできるんだそうです。 今は日本語を勉強中だとか。 すごいですねぇ。
 ちなみに、アムステルダムのお土産物屋さんでは英語が通じました。


 昼食までにとっても時間が迫っていたのですが、ダイヤモンド工場へも行きました。 ツアー客全員が一緒に個室に集まって、販売員の説明を聞きます。 販売員は日本人女性でした。 とにかく時間がないということで、猛烈な早口で、ダイヤの品質やお買い得品などを説明してくれるんですけど、美しいダイヤはそれなりにお値段も高くて、0が二つくらい多いかなあ。 たくさんお金を持っていて、よりよい品を手に入れようとする人にはよいお買い物だったのでしょうけど。 (でも、買う人もいたんですよ。) 

 午後から夕方まで、この旅初めてのまとまった自由行動。 オプショナルツアーでクレラー=ミュラー美術館へ行く人がほとんどでしたが、わたしと母は、市内をぶらぶらすることを選びました。

 まず、カナルバス(運河を行く船)に乗って、運河巡りをしました。 ガイドブックを見た限りでは、定期バスのように運河を行き来しているので、うまく利用すればアンネフランクの家や、レンブラントの家などに行けるはずでした。 でも、自由に乗り降りできるカナルバスがわからず、結局1時間ほどで1周してくる観光の船に乗りました。
 英語での説明はとぎれとぎれにしかわかりませんでしたが、運河沿いの建物はとても美しく、クルーズを堪能しました。

 古い様式を残した美しい町並み。 オランダの家は、華やかで絵に描いたような感じがします。

 

 運河のほとりに立つモンテルバーン塔。 下の方に見えるのがカナルバス。 たくさん運河を行き来しています。

 駐輪場かな? 日本の駐車場のように、2階、3階にも駐めるようになっています。 相当な数の自転車です。
オランダには自転車専用道路があって、ものすごいスピードで走ってくるので、怖かったです。

 船を下りたわたしたちは、シンゲルの花市へと向かいました。 シンゲル運河沿いにお花屋さんがずらりと並んでいます。 

 チューリップがたくさん売られています。 多分50本一束が5ユーロから6ユーロ(7~800円くらい?)だと思います。 安い!

  

 球根ばかり売っている店もあって、買いたかったのですが、検疫済みの品を見つけることができませんでした。 外国人観光客というよりは、地元の人たちのための花市のような雰囲気でした。

 疲れたわたしたちは、集合場所に近いダム広場で一休み。

 夕方再び集合し、レストランで最後の夕食です。 オランダは農業国だけあって、ベルギーに比べて野菜がたくさんありました。 (ベルギーは手を変え品を変えてじゃがいもばかり) 
 そこでフランス人の一行と出会いました。 添乗員さんが聞いたところによると、 コーラス仲間で教会巡りの旅をしているのだそうです。 食事の前にみんなが声を揃えて歌い出したのでびっくりしました。 とても陽気で、添乗員さんが「フランス人じゃないみたい。」とあきれていましたが、その人たちが、わたしたちが席を立つとき「さようなら、お元気で」と、歌で見送ってくれたのです。 オランダ最後の夜は心がほんわかする夜でした。

 ところで、なぞの看板をあちこちで見かけたのですが・・・・ 写真をとっておくべきだったかな?
 それは、若い女性ばかり4人がお○りを見せて、ふりむいている看板なんです。 巨大な看板です。 道ばたにど~んと立っています。 「どれがすきですか?」 といった内容のことが書かれてあって。 あれって何なんでしょう。 青少年のためにはよくないんじゃないかと教師根性で考えてしまいました。 家族でドライブしていて子どもに聞かれたらきっと答えに困るんじゃないかと・・・・。

 最後に、心引かれた木を二つ

 ヨーロッパの早春を彩るマロニエの花

 

 ハルニレ。 不思議な花です。 がくなのでしょうか。 かさかさと道に舞って、道が薄緑に見えました。

 
 

 以上がB社を選んだわたしの旅でした。 どん欲にあれもこれも見て回りたい人におすすめ。  

 この旅で得た教訓

  ○ 値段の違いはホテルと食事の違いだけである。
      市内ホテルは散策に便利。 でも高い。
      郊外ホテルは安くて快適、でも市内に入るまでに渋滞で時間ロスがあることを覚悟せよ。
  ○ 全食事付きの旅は、レストランの予約時間に縛られることを忘れるな。
  ○ ブリュッセル、ブリュージュ、アムステルダムの3都市は見所満載。 たっぷりの散策時間がほしい。
  

   

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