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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

紅葉三連発 3 本谷温泉

2024-12-07 08:21:03 | お出かけ

伊予の3湯 道後温泉 鈍川温泉 本谷温泉

 もしかして本谷温泉て西山興隆寺と同じくらいの高さにある? だとしたらちょうど見ごろかもしれない、そう思ってでかけました。この時期ウォーキングを兼ねて紅葉巡りです。でも、歩く時間より車で行く時間のほうが長かった?

 車道を歩いていると谷の向こうに鮮やかなモミジ

 これは期待できそう。



 谷にかかった橋を渡ったところにモミジが固まって植えられています。



 この橋、そろそろ塗り替えたほうがいいんじゃないかなあ。以前は橋の赤とモミジの赤とで一段と華やかだったのに。鉄にサビが出るのはこわい…なんて思いながら渡りました。
 
 サクラの木かしら。小鳥が何羽もいてさえずっていたのですが、何の鳥なんでしょう。頭に白いラインがあるようなないような。
 
 橋を渡り切ったらこんな感じ。ちょうどいいときに来たようです。人は誰もいなくて景色を独り占め。
 
 本谷温泉は毎年のように記事を書いていますので、今回は写真をメインで。



 この先を右に回ると池のほとりに出ます。

 池の周りにモミジが数本植えられています。それが年々大きくなって紅葉もにぎやかになるので楽しみです。

 
 先ほどの橋付近をこちら側から写しました。



 
 少し高いところから全体を見渡しました。
  
 
 右方向から来ましたので、そちらの景色を。
 幼木が並んでいます。

 ぐるっと回ってもと来た道へ
 今度は空を眺めてみる・・・

 
 ひくい枝も眺めてみる・・・

 黄色いのもあります。
 品種名まで分からないのでひっくるめてモミジと書いています。



 近くの山々も紅葉していました。

 
 人工林の合間にうねうねと

 
 初冬の風景になりました。



 予定の時間が迫ったので帰りましたが歩いた歩数はたった1500歩でした。

 

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紅葉3連発 1紅葉寺

2024-12-04 23:33:18 | お出かけ

 あ~ ショック

 11月のお出かけを2回にわたってーと書いていたのに消えてしまいました。今は書き直す気力がありません。たまにはタイムリーな話題を書きましょう。

 ようやく紅葉の季節がやってきました。例年より10日ばかり遅れているようです。二日ほど前、2時間ほど中途半端な時間の空きができて、ふと思いついて西山興隆寺に行ってみました。西条市の西山興隆寺は紅葉寺と呼ばれる紅葉の名所です。

 駐車場が近づいて、あたりが赤く染まっているのが見えました。あれ?あんなところに赤い屋根の建物があったかなあ?

 



 行ってみるとそれは紅葉したカエデだったのです。ここにはカエデの仲間が何種類かあるそうですが、わたしには詳しいことはわかりませんのですべてモミジと書きます。

 駐車場の周りは燃えるような木々で囲まれていました。

 この木の色が素晴らしく鮮やかで、何人もがカメラを向けていました。と、どこからかトンボがやってきてあらら・・・

 



 あとでこの写真をお見せしておきました。

 ただ、駐車場がこんなに色づいているときは、本堂付近はもう散り始めているというのがこのお寺の特徴です。

 



というのも本堂までの標高差が大きく紅葉は上から下へと進んでくるのです。ああ、ちょっと遅かったかしら。

 谷川にかかるみゆるぎ橋。ここから参道が始まると言ってもいいでしょう。

 



 

 仁王門はまだまだ先。

 



 

 ところどころ緑の中に燃えるような朱が輝いていました。

 やっと仁王門



 門を過ぎると、大きな石があります。このお寺は鎌倉時代に源頼朝公の発願によって再建された古い歴史を持っています。再建時資材を運んだ牛が途中で倒れ、牛によく似た石で葬ったのだそうです。白く見えるのは一円玉です。今も供養の草が差し込まれていました。

 本堂はまだまだ。 あのモミジあたりに勅使門があって、そのわきをくぐると庫裏とおもてなし用の建物があります。本堂はそれより高いのです。

 建物の庭からは扇面の景と呼ばれる景色が見えます。ここは見どころの一つ。二つの山の間から見えるのは道前平野。

 次に宝物館の前あたり

 さらに行くと石垣と紅葉とが美しいところ。

 



 道はここで直角に曲がり、正面にイチョウの木が見えるようになります。トラオがまだ小さかったころ来たときは葉がはらはらと散っていて、「イチョウが降ってる。」と言ったことを覚えています。今年はまだ緑が残っていました。下の方があんなに紅葉しているのに?ちょっと不思議な感じがしました。

 ここをさらに直角に曲がって石段を上るとやっと境内です。左手にはさらに高い石段の上に三重の塔があります。

 と、ここまで来て、予想外にモミジがきれいなのに気が付きました。

  塔に向かい合うように本堂が建っています。今年も会えたね、お寺犬の?ちゃん。おとなしい柴ちゃんですが、この日は犬連れの参拝者がいて気になるのかずっと吠えていました。でも撫でてあげるとおとなしくなります。

 

 本堂の横に回ると

 斜面の下から生えているので、目の前に枝が広がっています。

 いつものように、本堂付近はもう散っているかと思ったけど、まだこの鮮やかさ。

 良いお天気で一段と紅葉が映えていました。

 

 宝物殿を見下すと、

 雪柳も赤い。

 石垣のところを見下ろすとみんな必ずここで写真をとっています。

 ふと気が付くと、しまった!思わぬ長居をしていました。約束の時間に間に合うかしら。

 いつもなら庫裏の横から山道に出てそちらを歩くのですが、急いでもと来た道を帰ることにしました。

 たくさんの石段を下りるのはちょっと心配なので、境内にあった杖を借りました。

 下りていると続々と人が登ってきました。皆さん息をハアハアさせて。

「あとどのくらいですか?」

上の方で聞かれたときは「もうちょっとですよ、がんばってください。」と言ったのだけど、下の方で聞かれると、 「まだまだ、先ですね。」とついつい本当のことを言ってしまいました。うそでも「もうちょっと」って言ってあげた方がよかったんだろうなと後で反省しました。皆さん結構しんどそうで、とっさに励みになる言葉が見つからなかったの。

 こんな山登りみたいなお寺とは思わなかったのでしょうね。

 階段途中ですれ違ったおじいさんが、振り向いたら転んでいたり、前を歩いていたおじいさんがつまづいてこけそうになっていたり、「わたし、もうここまででいい。」と弱音を吐くおばあさんがいたり・・・

 私もおばあさんですが、私より若そうなおじいさん、おばあさんだったんですよ。

 仁王門まで下りてくると門の土台に並んで座っているマダムたち 5,6人。ツアーのお仲間とお見受けしました。早くもギブアップのようでした。私が「杖を貸しましょうか」と言っても「もう、時間がないから」と、動こうとはしませんでした。わたしは心の中で、せっかくのツアー代金が・・・って思ってしまいました。今年のように上まできれいな年はめったにないと思うのです。しかもバッチリ見ごろのこの晴れた日に。あれを見ないなんてもったいない。

 考えてみたらいつも別道を下りるので、階段を上ってくる人に会ったことがなかったのです。みんなけっこう苦労して上ってくるのだなあ、と思いました。杖をつかずに上まで上ったわたしって、結構やるじゃん。と自分をほめておきました。

 

 

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ロープウェイに乗って成就社へ

2024-11-24 23:47:37 | お出かけ
 まだ下界の紅葉が始まったばかりのころ、ロープウエイに乗って石鎚神社の中宮社のある成就へ行きました。
 
 成就は石鎚山の中腹(7合目)にあります。
 
 ロープウエイはなかなか混んでいました。ゴンドラから見る下の紅葉はいまいち。もうおそいのかもしれません。
 


 ロープウエイを下りてすぐの広場の周辺がドウダンツツジで囲まれていて、ここはきれいになっているんじゃないのかなと思ったのですけど。
 
 う~ん きれいだったけど真っ赤っかではありませんでした。

 


 


 
 

 
 この黄色いのが何なのか? 色が混ざってなかなかきれいでした。
 
 
 この広場から五分ほど山道を歩いていくと奥前神寺があります。あたりの木々は  これから色づくのか終わりかけなのかわかりません。例年石鎚山頂上付近は9月に紅葉を始めます。



 
 早くも息切れがー
 夏とは違って花もろくになく紅葉は枯れかけて、写真を撮るために立ち止まることもなくひたすら歩きました。
 ここは冬に来た時、樹氷がきれいだったブナの木

 山道が狭くなり

 向こうに成就の旅館や売店が見えてきました。
 それを何か新鮮な気持ちで建物を眺めました。こんな景色今まで見たことがあったかしら。考えてみたら、いつもはまだ葉の多い季節に来ていたのですね。多分茂った葉に隠れて見えなかったのだと思います。
 それにしても人が少ない。ロープウエイのゴンドラの中は結構乗客がいたのです。恰好からしてお参りの人たちだったのだと思います。あの人たち、どこへ行ったのかしら? 先に行ってしまったの?だとしたら私たちはずいぶんと遅かったということですが。



 
 鳥居が近くなると、木を敷き詰めた道になりました。何か始めて歩くような気がしました。今までは多分周りの景色にばかり気を取られて、足元など目に入っていなかったのだと思います。



 石鎚神社中宮社遥拝殿。これが立つこの場所を成就と呼んでいます。





 昔、役小角が石鎚山頂上を極めようとして何度登っても到達せずあきらめようとしたとき、ここで斧を砥ぐ老人に会いました。聞けばこれを細い針になるまで砥ぐのだと言います。それを聞いて役小角は奮い立ち、ついに頂上を極めることができました。下りて来て石鎚を振り返り「わが願い、成就せり」と言ったとか。それからここは成就と呼ばれるようになり、中宮社を成就社と呼んでいるそうです。石鎚神社は、石鎚山の山そのものをご神体としています。
 神社前の広場にはずいぶん人が増えていました。どこから来たの? そして遥拝殿前のベンチでお弁当を食べているご夫婦を見てショックを受けました。一緒のゴンドラに乗っていた人です。女性の方は見るからに私より足腰が弱そうでした。わたしは立っていましたがその方は開いている席を見つけて急いで座っていましたもの。
 なのに私たちと同じくらいに着くってどういうこと?
 
 こちらは見返遥拝殿。役小角の言葉にちなんで石鎚山が拝めるようになっています。
 
 
 ごつごつと険しい山。霊峰とあがめる山です。
 今まで何度か来ましたが、こんなに鮮明に姿が見えたのは初めて。お山が歓迎してくれているように感じました。

 
 頂上には石鎚神社頂上社があります。わかりますか? 山の上、御幣の右側に小さく建物が見えます。元気な人はここから2時間ほどであそこまで登るのです。
 
 白石旅館の看板猫たまちゃん。座布団4枚の上に鎮座していました。自由人です。だから玉ちゃんに会えるのはラッキーなんだそうです。

 
 せっかくなのでちょっとだけ登山道を見てみました。 正式にはここは参道なんです。


 
 下り坂がだらだらと続いたあとはひたすら登り道です。去年はこの道を歩いて行ったのですが・・・この日はちょっと先まで行ってみようという気にもなりませんでした。大分体がなまってました。
 もう一度旅館の前を通ったら、たまちゃんはまだ、微動だにせず座っていました。
 
  ロープウエイ駅への帰り道も登ってくる人は少なかったです。でもドウダンツツジの広場には人が多い。
 


 分かれ道のところで (⇒リフト)という小さな立て札を見つけてやっと訳がわかりました。そうか!みんなリフトで登ってきたんだ。後で知人にこの話をしたら、歩いて行ったの?とびっくりされました。
「成就と言えばロープウエイとリフトはセットだと思ってた」そうです。
 
 帰りにカフェでお茶して帰りました。
 ウインナーコーヒーにサツマイモとリンゴのワッフルと、栗のワッフル二皿を三人で分け合って
 
 
 おいしくて完食。でもせっかく歩いて消費したカロリーは帳消し、いや、オーバーしたかも。
 
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おもしろ地形学という名のツアー2

2024-10-25 23:45:00 | お出かけ
 昼食後、バスは世田山(世田薬師)のふもとを抜け、山沿いの道を西へ向かいました。そして愛の山の手前、何にもないところで停まりました。
 
 バスは路駐です。 下りると道前平野が見渡せました。
 
 手前は水田、その向こうに集落があります。 右手のこんもりした丘は「おしぶの森」。わかりにくいかもしれませんが、手前に小さな「すくも山」が重なって見えます。
 
 集落のあるあたりが扇端部分で、その向こうはまた水田。山のふもとにうっすらと白く見えるのが高速道路のようです。それと並行して低い位置に国道11号線、さらに低い位置に中山川が流れています。



 説明によると、これが典型的な土地利用なのだそうです。山のふもとの水のあるところ(扇のかなめ部分)に集落ができ、いったん水は山から運ばれた土砂の下を潜って流れ(扇央)、その水が再び湧き出るところ(扇端)に集落ができました。
 
 弘法大師さんがここを掘れと杖を突くと水が湧き出たーそんな伝説がいろいろなところに残っていますが、案外お大師様はそうした地形の仕組みをわかっていたのかも。だとしたら昔のお坊さんは地理学や土木に長けていたのかも。
 
 集落の向こうに見える山々が石鎚山系の山です。そして自分たちが立っているところは今治から続く高縄山系の端っこ。その間を中央構造線が通っており、向こうは変成岩、こちらは花崗岩の土地というわけです。その境目が、この辺に限って言えば中山川のようです。この後その一端を見に行きます。
 
 
 ここで、山の三角断面というのを模型を使って説明してもらったのですが…
 
  理屈はわかるものの、どこのことを言っているんだろう?向こうの山並みは細長く伸びています。あれを横断するように切ってずらせば断面は三角形ではありますが?
 
 後日、もう一度ここを通ってみて、これのことか?と思ったのは
 
 後日撮影


 私たちが立っているすぐ後ろの山が三角形でした。かまぼこを切って少しずらせばこんな風に見えますよね。
 
 バスは愛の山と三角形の山の間を走って行って、また路駐、いや数分間停止しました。何のことかわからないままバスを降りると、講師の先生がペットボトルを持って立っていました。
 そして道の真ん中に水を流しました。
 ますます?の私たち。
 


 先生曰く、この辺りにおそらく日本で二番目に低い分水界があるのだと。
 分水嶺はよく聞く言葉です。山頂に降った雨が別々に流れていく堺のことですが、この谷でもそれが見られるというのです。
 それらしい所はなんとかわかりました。
 用水路の水も、大きな石の下で左右に別れて流れていました。
 
 
左へ
 
 

 右へ
 





 ううん、なんとなく分かった気はしましたが、雨が降っている時に見てみたいものだと思いました。
 
 さて、バスは山沿いの道をずんずん行って川(関谷川)に突き当り、川沿いの道を下って中山川の河川敷にやって来ました。
 説明によると、ここまで走って来た道が、関谷川によって作られた扇状地の周辺だということです。この扇状地も、扇のかなめにあたる場所に集落があり、中ほどに果樹園地帯が広がっています。そして扇端部分にまた集落が広がっています。関谷川が運んだのは肥沃な土と大きな瓦礫だったようです。そのために水はけがよく(別の言い方をすれば水持ちが悪い)果樹栽培に向いているのだとか(別の言い方をすれば水田には向いてない)。
 
 河川敷にはキッチンカーが待っていてくれました。人気のララジュースさん。
 イベントで何度かお会いしましたが、こんな車だったとは気づかなかった。



 いちごのラッシー
 

 濃厚でおいしかったです。ホッと一息つきました。ここまで結構真剣にお勉強しましたから。
 それぞれが好きなものを飲みながら最後のお話を聞きました。さすがにみんな疲れて、そのあたりに座り込んで聞く人も。私も座りたかったけど、我慢して立っていました。この河川敷は、私のブログにもしばしば登場する、新たな桜の名所です。写っている木々はすべて桜。
 
 模型を使って、断層の説明です。

 
 ここにわずかに川上断層の地層が露出している場所があるというのです。

 
 向こう岸の左の方、黒い石の部分がそれのようです。わかりにくっ。
 西条市に走る断層は、一番大きなのが中央構造線。説明パンフレットを見たところ、中央構造線の付近をしわのようにいくつかの断層が走っていました。中でも一番危険なのが川上断層なのだそうです。
 
 バスはここから湯谷口温泉を通って国道11号線に出ました。国道は、旧周桑郡小松町あたりまでほぼ中山川と並行に走っています。最後に石鎚神社の駐車場にやってきました。
 
 ここで見たのは、加茂川が作った扇状地、最初に見た観音水につながる、旧西条市の全体像でした。
 
 新居浜市方面
 連なる橋は加茂川にかかる橋かと思います。こんな風に見たことがなかったので、違っているかもしれません。
 
 
 正面

 
 左方向、旧周桑郡は山に隠れて見えませんでした。
 
 驚いたことに、目の前の水田も干拓されてできた土地だそうで(禎瑞はさらに向こう)。目の前の木々の下あたりまで海岸だったというのです。干拓事業は一度だけではなかったのですね。

こうして、西条市中心部を出発して、海沿い山沿いを走り西条市の西部を一巡してツアーは終わりました。
 
 以下、長文ですので適当に読み飛ばしてください。
 
 このツアー、主催者も驚く反響で、一緒に行くはずだった友人一人はキャンセル待ちになってしまいました。そしてついにキャンセル者は出ず、参加できなかったのです。
 ただ、平日のツアーということで参加者のほぼ全員が高齢者。若い人たちが参加できる形はないのかしら。それはそれでも残念ではありましたが、わが地域を知ろうと思う高齢者が多いということはどういうことか?
 私に限って言えば、若いときは職場と家とを往復するだけ。いつまでも自分の住む町に愛着を持てなかったというのが正直なところです。保護者の中に、私の出身高校の2年後輩がいて、彼女が「私はいまだにこの土地に馴染めなくて・・・」と言った人がいます。共感しました。家庭訪問では、子供のことではなく高校時代の思い出話で盛り上がりました。彼女、子供さんの受験を機に松山へ引っ越したと聞きましたが、その後どうしているかしら。
 
 それから・・・
 
 退職して、時間に追われることも無く犬を連れて散歩して、気ままに花畑の手入れをして、たまに農作業もして、身の回りの草の小さな花にまで目を止めるようになり、草にとまっている虫をしげしげと眺めるようになり・・・・そこに生きている草木も生き物もすべてをひっくるめて愛するようになって郷土への愛着は生まれるものだと、今はしみじみと思います。
 そして地球の動きから始まる土地の歴史に目を向けたら、ここに住んだ祖先への思いが加わりました。
 
 後日、娘から聞いたことです。
 
 関谷川扇状地ではところどころにお地蔵さんが立っているのを見かけます。娘曰く
「お地蔵さんのあるあたりは、昔どざえもんが溜まる場所だったんだって。」
不謹慎な言い方ですみません。地域の古老にこのように言われたらしいです。わたしはそれを聞いてこんなことを考えました。
 
 過去に何度も土石流が流れたに違いありません。そのたびに扇のかなめの部分は被害を受け、扇端部分の流れが緩やかになった場所に犠牲になった人が行きついたのでしょう。それがあのお地蔵さん付近だったのではないかと思いました。私の知っている限りお地蔵さんの建っている場所は全部水路のそば、そして集落のそばです。土石流は中山川に向かって流れて行ったことが想像できます。
 講師の先生の
「何もかも自然の現象にすぎないけれど、そこに人がいれば災害になる。」
 大昔から、人は水を求めて住み、災害の危険と隣り合わせて暮らしてきたのですね。到底人力では歯が立たない、強力な自然を相手に少しでも手を加えて安全を得ようとしたり、暮らしを豊かにしようとしたり、犠牲者を後世にわかる形で悼んだり・・・そうした人々の思いの上に自分たちの暮らしがあるーとても大切なことを学んだツアーでした。
 
 それにしても
「すべては自然現象。人がいればそれが災害になる。」
 昨今の災害を思うとなんだか切ない言葉です。
 
 
 
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おもしろ地形学という名のツアー 1

2024-10-20 10:03:00 | お出かけ
 ようやく9月の内容になりました。
 
 面白地形学という名の、ちょっと変わった募集ツアー。主催は市の観光物産協会です。西条市の地理に詳しくない皆様にはなんのこっちゃ、の内容ですが、とても充実した一日でしたので自分のために記録します。相変わらず長い文章ですがお許しを。
 

 講師は西条自然学校の山本先生。先生曰く、

 高校の地学程度の内容をわかりやすく伝えたい。今まで知らなかったびっくりのこともたくさんあるはずです。

とのこと。

 スタートは、市の文化会館のそばの観音水から。
 このあたりは、加茂川が運んだ土砂でできた扇状地の扇端部分にあたります。扇状地の水はいったん地下にもぐり、先端部分でわいてくるのだそうです。打ち抜きと呼ばれるこの水は、日本の名水100選にも選ばれています。
 西条市内には、こうした泉が90か所以上あるそうです。観音水は誰でも水を汲むことのできる水場です。
 
 

 この川のように見える水路が、実は川ではなく、湧出水の連続だったとは。



 ドブ川だったここをアクアトピアとして整備したのだそうです。今では素敵な憩いの場所になっています。



 西条市の中心部は、昔は田園地帯だったのですが、そのうち、豊かな水を利用して製紙業が起こり、やがて染め物業が盛んになったそうです。
 そういえばこの近くに「紺屋町」という通りがあったっけ。それって、染め物に関係のある町だったのかもしれません。
 
 ここから一行は大型バスに乗り込み、加茂川の土手を下って海近くまで出ました。そこから海沿いの防波堤に沿って作られた細い道を行きました。本当にバスがギリギリ通れる広さで、教習所のクランク練習場みたいなところを通り抜けた時は、車内から拍手が沸き起こったほどです。
 着いたのは海辺に立つ龍神社。晴れた日にはここから真正面に石鎚山が見られます。この日はあいにくというか、幸いというか(しのぎやすかった)、曇って見えませんでした。
 


 波堤沿いの道から行くにはこんな急な階段を降りなければなりません。



 防波堤より遥か低いところに田園と集落が広がっているのでした。



 江戸時代、龍神社の場所は、中山川と加茂川の2つの河口に挟まれた砂州の端っこでそまわりは海でした。その海を干拓してできた土地です。この先もずっと遠浅の海が続いているのだそうです。河口干潟としては全国で6番目の規模、四国最大の大きさだそうです(干拓した残りこの広さ。もとはどれだけ広い干潟だったのか!)干拓地は約300町、5年の歳月をかけのべ57万人の人の手によって完成しました。



 この地域は、干拓を指揮したお坊さんの何をとって禎瑞と呼ばれています。
 と、このことは地域の教材にもなっており、わたしもおおよそのことは知っていました。
  
 次にバスは国道196号線に出て、高須海岸近くから左折、大明神川の土手道を行きました。ここはダンプも通る道です。いうのも、川の砂を定期的に取り除かなければ、川底がすぐに上がってしまうという、天井川なのです。堤防上の標高21.7m、駅付近の集落は標高8mという差があります。
 水は大雨の時以外滅多に流れていません。きれいな、砂が水の流れのように続いていました。
 

 おや?何かの足跡が
 
 
 足跡がほぼ一直線に続くのはキツネかもしれないということです。キツネはモデル歩きなんですって。その下のやや乱れた足跡は?

 説明が終わりバスに乗り込もうとしたとき、あと数分で電車が来るという情報が。せっかくなので電車が川の下のトンネルを通るところを見ようということになりました。
 
 トンネルの見える場所まで坂を下りて、にわか撮り鉄になって電車を待ちます。
 トンネルの上に車道があります。撮ることのできる場所が限られているので、うまくは収められませんが



 やった! トンネルに入っていく姿を写せました。
 
 
 大満足でバスに乗り込み、再び196号線へ出て、今治方面に向かいます。海岸沿いの道です。次の目的地は瀬戸内東予休暇村です。

 まずは海岸まで下りて渚の端までいきました。
 潮が満ちていて先まで行けませんでしたが、この先には越智郡(今治市)と周桑郡(旧東予市・周桑郡)との境の石柱が立っています。
 
 
 ここで見たのは縦に割れている岩と海蝕洞。






 
 ここは以前ウマオの付き添いで来たことがありました。その時は入ることができなかったのですが、今回は入れます。ワクワク。人ひとりやっと通れる隙間を行けるところまで行きました。何もなかったですけど。
 
 この場所は高縄半島から続く地形で、花崗岩でできています。風化して崩れやすい岩です。一方、石鎚山系のふもとは変成岩でできた土地です。伊予の青石と呼ばれる青みを帯びた石は庭石として人気があると聞いたことがあります。
 つまり、西条市は2つの異なった成り立ちの土地があるということなのです。
 
 海岸の砂。
  透明な石英 白い長石 茶色のはなんだっけ? キラキラ光る雲母も混じっています。

 
 
 花崗岩は墓石に使われています。但し、大島石と呼ばれる、島から切り出された灰色の花崗岩です。そして、運動場の砂も花崗岩、稲の苗を育てる真砂土も花崗岩です。
 
 浜辺の植物
  

 たしかハマゴウ とネナシカズラ
 
 
 
 初めて見た花









 
 
 
 この後は国民宿舎で昼食です。
 
 瀬戸内御膳
 
 
  ご飯はもちろん鯛めし。おいしくいただきました。
 
 テラスから改めて海を眺めました。
 
 
 手前に見える白浜には「天然記念物カブトガニの生息地」と看板が立っています。この天然記念物、じつはカブトガニではなく、生息する海そのものが天然記念物なんだそうです。
 
 遠く向こうには埋立地が広がっています。工業用として埋め立てられたこの土地、思うように企業誘致は進まなかったようです。かといって農業用地にするには塩分が含まれていて不向きだったとか。
 
 
 ここからさらに今治に向かっていくと、織田が浜という美しい海岸がありますが、そこも大反対運動にも関わらず大半を埋め立てられて狭い範囲しか残っていません。
 
 高度成長期に、経済優先の施策だったのでしょうが・・・一度壊された白砂青松の海岸は、もとには戻せませんものね。

続く
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夏の思い出 2 ブルーベリーとブルービー

2024-09-07 01:49:00 | お出かけ
 夏休み後半は二つの農園へ
 まずはブルーベリー狩り

 うちのブルーベリー、今の様子です。


 あまりの暑さに葉が枯れてしまいました。実も一つもなりませんでした。

 いつもうちでブルーベリーをとって食べるのが楽しみだったヨウコとケイタ。夏の思い出が減った二人のために、今年はブルーベリー狩りに連れて行くことにしました。

 思いついたのが遅かった。知り合いの園はもう実がありませんでした。それで友人に、遅くまで開いているところを紹介してもらいました。「ベリーガーデンいしづち」
 なぜ遅くまでやっているかー
 早生からおくてまで色々な種類を植えているからなんです。
 ここにはまだ青い実が。


 


 取り残されて実の干からびたのがありました。



 干しブルーベリーになってるねえ。
 食べられるん?
 食べてみて
 ‼️ レーズンの味がする。
 ヨウコの顔がパッと輝きました。

 オーナーさんが特大の実をとってくれました。



 ヘビイチゴくらい大きかったです。うちのは、一番小さなのよりさらに小さいくらい。
 オーナーさんに見つけ方を教えてもらい、ヨウコがとってきました。


 甘さも特級。お腹いっぱい食べました。
 帰りに産直市に寄って、メロンソフトか何か食べようということになりました。さすがにここは地元産の材料を使った果物系のスィーツが充実しているのです。
 しかし、孫たちが選んだのは?
   フライドポテト
 わたしが選んだのは
   ただのホットコーヒー
 今日は果物はもういいかな?という気分だったんです。

 もう一つの農園、シクロ農園さんにはウマオ母と、お仲間のO先生とで行きました。孫たちはついてきてくれず。大人だけで存分に遊びました。

 お目当ては幸せを招く青いハチと呼ばれる、ブルービー。正式にはナミルリモンハナバチというそうです。松山市の公園にいるということは聞いていましたが、まさか、東予で実際に見られるとは。

 
 この農園で唯一、ハッカの花にだけ来るんだそうです。
 案内されて行くと、数匹のハチがブンブンしていました。がぱっと見には分かりません。

なぜかここのミツバチは人間が好きなようで


 
 わたしにも娘にもとまってくれました。が刺されたわけでもないのにちくっと痛い。多分口吻でどうにかしたのだと思いますが、ハチの意図が分からん😟
 もう一種類いて、それは一回り大きくて、真っ黒で、ほっそりしているハチ。これがブルービーを見つけると追いかけて追っ払ってしまうんだそうです。するとしばらくブルービーがいなくなってしまいます。
 植物に同化して下さい。
と、オーナーの加藤さん。その場から動かず、おしゃべりしながら待ちます。(声がするのはOKらしい)

 来た、来た、

 わかるかしら、足だけが写っています。
  



 何度もチャンスはあったのに〜
 




 どれもボケボケです。ピントがちょっとだけずれてます。


 カメラが良すぎるんじゃない?確かに古いモデルの娘のスマホの方が綺麗。いや、多分わたしの目のせいです。
 娘が撮った写真。


 輝くように青い体。もう、会えただけで幸せ。

 このナミルリモンハナバチは変わった生態らしく、巣を持たないそうです。他のハチの巣に卵を産みつけ、子育てをしてもらうそうなのです。ということは?
 ミツバチの巣かしら?

 ここでは日本ミツバチも飼育していました。ところが、巣が溶けて落ちたんですって😲



 あまりの暑さにロウが溶けたんだと思います。以前うちで飼っていた時にもそういうことがありました。いかに今年の夏が暑かったか、ということですよね。
 今は巣箱を涼しい場所に移しているそうです。

 シクロ農園さん、山の斜面に桃や梨などの果樹を植えていますが、そのほかの魅力がいっぱい。

 バショウに実がなっていました。


 バナナもありましたが、これは冬ごしはできるのでしょうか。海が近いのでうちよりは暖かいかもしれませんが。

 生き物もたくさんいるみたいです。

 キノコに寄生されたカブトムシの幼虫


 何かの蜘蛛の巣のそばにアゲハの幼虫。


 この日、わたしの目のコンディションがすこぶる悪く、どの写真もボケボケでがっくりです。

 植物も色々あって、ポポーはもちろん、種から育てているのもたくさんありました。その後の成長を見にまた行きたい。わたしにとってはなつかしい植物もありまして
 サクラランの花



 かわいい〜


 うちのは残念ながら寒さで枯れてしまったのです。

 テラスでコーヒーと、パッションフルーツをいただいて(これもこちらで採れたもの)長い間おしゃべりしました。子どもの頃の生活や自然のことなど、話題が尽きなかったのです。
 すみません、お仕事のお邪魔しまして。
 オーナーさん、本職はサイクリストのガイドさんだそうです。

 下に下りれば、自噴水でできた池。ヒシでいっぱいでした。


 近くの田んぼにはチョウトンボ。


 いいところでした。

 おまけ
 5年ぶりのかき氷
 ウマオとウマオパパを誘って、タウン誌で、安くて美味しそうな店を探して行ってきました。だって、かき氷、軒並み千円越え。わたしの常識の中ではありえません。
 
 こちら、かろうじて千円以下。
 


 ウオー、でかっ!
 中にはたっぷりとアイスクリームが入っており、味変のいちごソースつき。
 おいしかったです。おいしかったですが、
この半分の量でいいからもうちょっと安いといいのにね。
 途中で暖かいほうじ茶が運ばれてきました。それがとてもうれしかった。
 外へ出ると、あの猛暑が、お風呂上がりのように心地よかったのです。恐るべし、かき氷。


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夏の思い出 1夏祭り

2024-09-04 09:24:00 | お出かけ
 台風とともに夏休みが終わりました。
て 
 さて、しばらく北海道旅行をお休みして、この夏の思い出を記録しておこうと思います。
 今年は、とあるダンスグループを追っかけ二つの夏祭りに行きました。夏祭りなんて何年振りでしょう。

 1 宇和島うしおに祭り

 思い出すのは、学生時代、宇和島出身の学友たちが夏休みを待ち侘びていたこと。なのに必須科目の補講が入ろうものなら…  ふふふ、半世紀前のことです。
 それほどまでに宇和島市民が愛してやまない祭りを、生まれて初めて見てきました。と言っても、牛鬼の練り歩く本番の日ではなく、前日のガイヤ踊りの日。
 
 街で見かけた牛鬼の頭




 県内のイベントで何度か見たことがありますが、実は体がこんなに大きいのです。



 ガイヤ踊りも初めて見ました。
 商店街のアーケードの下を踊りながら行くようでした。


 
 人数が多いのは企業連。衣装が、いつも見ているロゴのカラー


 バスの車体と同じ衣装



 最大人数は市役所みたい。強制的に参加かなと思ったらどうしてどうして、楽しそうでした。



 おばさまも少女も



 同じチェックながら歳に見合うデザインで(若い子はなま足)わたしは踊りよりもそちらに関心が

 溌剌とした若者たち
 スポーツチームかな?





と、子どもたち
チアダンスチームみたいです。


踊れなくてもいいの


もう、立っているだけでかわいい😍



衣装で言えば
和のテイストが素敵







 熱演


熱演に入れていいのかな?




 家族みんなで参加しているチームがいくつもあって、



 大抵は踊るママの応援かなと思いました。




 こんな光景がたくさん見られて、ほのぼのとした気分で楽しみました。
 
 場所は変わって松山市。松山といえば野球拳踊り。

 昔、これも四半世紀以上も前、城山公園が陸上競技場だった頃、ミュージックナイターというのがあって、野球拳踊りの他、マーチングバンドなども演奏されていて楽しいしイベントがありました。
 その頃から比べると、人出もなんだかさびしい。そもそもこの時期、高知も徳島も踊り一色ですから。
 演舞場が4箇所設けられており、そこで踊る以外は踊り子は歩いて移動します。
 スタートは、アーケードのある大街道


 チアチームは本格的なチアダンスと組み合わせて


 生の演技を初めて見たかもしれない‼️
 
 沖縄っぽい太鼓チーム


 ずうっとそこで見ているわけではないので、色々なチームを見て楽しむことはできませんでした。踊りの写真がほとんどありません。
 最終演舞場は、城山公園の特設舞台です。


 松山城もライトアップされていました。


 ステージ上と



 
 ステージ下とで踊り、



 下で踊る人たちは数人ずつスクリーンに映し出されていました。




 周辺には屋台も並んで、祭りの雰囲気たっぷりだったんですが、そばに作られたテーブル席も人は少なかったです。
 子供たちはかき氷だのイカ焼きだの食欲旺盛でしたが、わたしは疲れてしまって…

 帰りはNHKの前を通ります。 ライトアップされたドウムくん

 一人応援を頑張っていました。


 夏といえば花火大会です。日にちをずらして近隣の町どこもが開催したようで、カメラを持って追っかける人もいたようですが、

 わたしは遠くから眺めただけです。


 スマホで手持ち


 それでもまあまあ花火の形に見えますから


 スマホのカメラも進化したものですね。
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3色のフジ

2024-04-30 09:59:00 | お出かけ
 フジの見頃を迎えました。 花好きの友人たちが、次々と情報を送ってくれます。でも、市内で最も有名な禎祥寺は駐車場がいっぱいで入れなかったとか。じゃあ、今年はパス。
 わたしともう一人の友人は、集まりの帰りに長福寺へ行ってみました。ここへ来るのは何年ぶりかしら。多分両親が健在の時連れて来て以来です。
 最近のわたしは、わざわざ藤を見に出かけることもなくなりました。
 ちょっと印象が違ったのは、前とは逆方向から入ったせいかも。
 手前にピンク、向こうに紫のピンクが見えます。

 


 まずはピンクから








 ピンクのフジってかわいいんだね。二人で改めて見直しました。

 奥の紫のフジ







 どの木がどの色なんだろう?複雑に捻りあった幹をたどってみましたが







 わかりませんでした。
 棚の隅っこにまだ若い白フジが。他より少し遅れて咲くみたい。
 以前の記事を読み返してみたら、大きく垂れ下がった白フジがありました。はて、あのフジは?






以前来た時にいっぱい生えていたリナリアは少なくなっていました。




 けどこれもいい雰囲気。そして、たくさんのハチのの羽音がずうっと聞こえていました。なかなか忙しそうなので、カメラに収めるのは容易ではありませんでした。

 クマバチ?マルハナバチ?


 隠れてるのわかるかな?





 このハチは普段はあまり見かけないのです。けど、フジには必ずと言っていいほどこのハチがやってきます。一体どこに住んでいて、どうやってフジが咲いたのを見つけるのか。不思議。

 わたしがわざわざフジを見に行かないわけー
 最近わりとよく見かけるようになったから。まず、桜三里のフジは確実に増えています。多分森林の手入れをしなくなったからでしょう。木への影響を心配しながら、名所のフジよりも鮮やかな色を楽しんでいます。
 そして、
 人のあまり来ない穴場を見つけたから。








 幹線道路を外れた脇道にあるので、ちょっと回り道すれば行けるし、この静謐な雰囲気がいいのです。人はいないけどよく手入れをされています。


 
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春祭り

2024-04-25 10:14:00 | お出かけ
 わらびを持って弟宅へ行きました。そうしたら、氏神様の春祭りだったのです。餅まきがあるんですって。懐かしい。けど人が集まるのかな。過疎が進む集落の小さな神社です。
 あらあら、けっこう人がいる。屋台もありました。


 
 餅まきの他ビンゴゲームまで。


 ヨウコ一家を誘ったら、ギリギリ間にあいました。
 子どもは安全のため特別エリアが設けられていて、どっさり投げてくれたらしく、袋が破けるほと拾っていました。中に色粉で数字の書いたお餅があって、それは景品と引き換えてくれます。
 孫たちは、たくさんのお菓子もゲット。祭りならではの、ラムネや昔懐かしいアイスクリンを買ってもらって大満足でした。よかったよかった。 
 おまけに、しばらく会ってなかった甥のお嫁さんMちゃんと末っ子姫にもバッタリ出くわして、娘たちと楽しくおしゃべり。
 
 ビンゴが始まるまで境内を散策しましたが、一目で全体が見えるほどの小さなお宮です。
 氏神様とはいえ、実家からはずいぶん遠く、山に近い寂しいところにあるので、子どもの頃は遊びに来たこともありません。しかも、来る時は参道を通らず、獣道みたいな所から近回り。子どもの頃からずっと祭りの楽しみの場であり、信心のかけらもない振る舞いばかりでしたが、改めて参道をみると



 木々に囲まれた道の清々しいこと。
 本殿の天井のぐるりには何やら由緒ありげな絵が取り囲んでいました。
 こうした環境を保つのも、高齢化の進む場所ではたいへんなんですよね。


 これはいつ書かれたものかしら。にわかに興味が湧いてきました。
 それと、この神社の御神木



 東温市では一番大きなクスノキみたいです。切ってはいけない言われもあるらしいです。

 
 枝分かれの位置が高く、仰ぎみると威圧感を覚えると。

 
 確かに、こんな真下で見上げることのできるクスノキはあまりないかもしれません。




 わたしは、威圧感よりも、何か大きな守護の傘のようなものを感じました。
 わたしの運気が好転しそうな予感✨✨

 さて、弟宅へ行ったら義妹が帰っていて、次の餅まきにいっしょに行くことになりました。時間が来るまで久しぶりのおしゃべり。
 そして、興味はあったけど、一人で行くほどでもないかと思っていたクロモジオイルの抽出体験に行くことが決定。
 さらに、わたしが一人で申し込んでいた北海道旅行がキャンセル待ちだと話したところ、彼女も行きたいということで、空きのあった二人部屋を取ることができました。
ほらほら、いい方へ向かってきたよ。

 午後一時の餅まきに行きました。すると、帰ったはずのケイタが飛びついてきてびっくり。近くの温泉の物産館でブラブラしてたら一時になったので、またきたんだとか。結構お祭り好き一家なの。
 とろくさいを自認しているわたしはいつも端っこで転がってきたのを拾います。なのでこの日の収穫は8個。そうしたら知らない男性が4番のあたりお餅をくれまして、ティッシュをもらいました。ありがとうございます。
 その後のビンゴでは、義妹が一等賞。油を使わないで調理ができるという器具をもらいまして、ヨウコ一家は待ちきれないほどの景品を拾って、いいことがたくさん。ヨウコたちが拾った餅は、うちと弟宅へお裾分けするほどありました。
 帰りにおいしかったといういちごの生ジュースを飲んだら、いちごそのものでびっくりするほど美味しかったのです。

 畦道で見つけた
 シロバナタンポポ




 と、セイヨウタンポポ



 花の裏に何かの卵。


 こんな小さなことを見つけられるヨウコも素敵な女の子。
 いいこといっぱいの春祭りでした。

 この日の歩数は、10000歩を超えていました。というのも朝は地域の清掃活動で、わたしと娘は、ノルマ以上のエリアのゴミ拾いをしたからなんです。
 長い間足の痛みにろくに歩いてなかったけど、こんなにも歩けるようになったことにも感謝。

 よしよし、運は好転してきたぞ。まだしばらくはおとなしくしてますけどね。

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桜巡りの一週間 日曜日 山の桜

2024-04-17 00:41:00 | お出かけ
 日曜日、ちょっと変わったイベントがあるというので、桜三里を越えて東温市河の内へ。
 今年はなぜか桜三里の花が早く咲いて、平地の花が遅いという状況でした。早くも散り始めてあるところもあってちょっと残念。

 そのイベントというのは




 いつも行く白猪の滝とは反対の山で行われるらしいです。そんなところに、家があるのかしら?
 
 目的地への入り口にたくさんのチューリップ。



 これ、龍の神社に並べてあったプランターじゃないかしら。それで、この道をいけばいいとわかりましたが

 こんな所で本当にイベントがあるのか不安になりながら走って行ったのです。



 かなりくねくねと走ったところで、杉のような姿の花桃が目に入りました。


 よかった、間違ってなかった。数軒の民家のあるところに人が集まっていて、ここが会場のようでした。 


 向こうの山が白猪の滝のあるところかな?
桜の並木が見えました。ちょうど見頃のようでした。桜三里はもう終盤なのにねえ。同じ山の中でも少し標高が高いからでしょうか。


 さて、ドングリ文庫とはなんぞや?それがよくわからないのですが
 入り口で、どんぐり通貨を買います。5個500円。
 手作りの通貨交換機。右のハンドルを回すと、口からドングリが出てきます。

 
 一つ一つ可愛い顔が書いてあるんです。子どもはドングリ通貨を使って買い物をします。


 なんだか子どもに大サービスのマーケット。ドングリ一個で駄菓子が5個も買えたり、くじ引きが2回もできたりー
 そして、この山奥に、どこにいたのかと思うほど子どもがいました。
 ご自由にお取りください。と書かれたざるにいっぱいのティッシュケース


 バイピンクの縫い目は歪みがなく、レースも左右ピッタリそろっています。こんなに丁寧に作られているのにただとは!


 わたしが買ったパンも一個百円。



 出店者のみなさん、採算が取れたのかしら。子供たちを楽しませるためのサービスイベントだつたような?
 
 手話の出来る人がいたり、防災用トイレが設置されていたり(使い方を初めて知りました)営利目的のマーケットとはちょっと違う感じ。

 今使用中。これも手作り。


 
 残念ながらゆっくりする時間がなかったのです。ウマオがお友達と約束していたため、2時には帰りつかなければなりません。
 急いでいたけどちょっとだけ車を止めて写真を撮りました。
 


 花びらで道がピンクでした。



 近くで見ると、葉桜になりかけ。


 一週間、本当にあちこち行ったこと。





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