雫石鉄也の
とつぜんブログ
SFマガジン2018年2月号
SFマガジン2018年2月号 №725 早川書房
雫石鉄也ひとり人気カウンター
1位 サイバータンクVSメガジラス ティモシー・J・ゴーン 酒井昭伸訳
2位 マリッジ・サバイバー 澤村伊智
3位 タイムをお願いします、紳士諸君 アーサー・C・クラーク&スティーブン・バクスター 中村融訳
4位 からっぽの贈り物 スティーブ・ベンソン 中村融訳
連載
先をゆくもの達(新連載) 神林長平
筒井康隆自作を語る♯5
「『虚人たち』『虚航船団』の時代」 筒井康隆
椎名誠のニュートラルコーナー(第55回)
岩石回廊 椎名誠
マルドゥック・アノニマス(第18回) 冲方丁
忘られのリリメント(第6回) 三雲岳斗
マン・カインド(第3回) 藤井大洋
幻視百景(第12回) 酉島伝法
近代日本奇想小説史[大正・昭和篇](第34回) 横田順彌
SFのある文学誌(第56回) 長山靖生
アニメもんのSF散歩(第20回) 藤津亮太
オールタイム・ベストSF映画総解説 PART3
特集・「ガールズ&パンツァー」と戦車SF
アーサー・C・クラーク生誕100年記念特集
なんだこの表紙はバカにしてんのか。SFマガジンはアニメオタク専門誌に変わったのか。知らなんだ。ワシはSF専門誌だと思っていた。だいたいワシはテレビアニメは観ん。よって「ガールズうんぬん」とかいうもんは観てない。観ない。興味もない。じゃによって特集は読んでない。とはいいつつも小説は読む。「サイバータンクVSメガジラス」は面白かった。これは拾いもんであった。
半年にわたって掲載された「オールタイム・ベストSF映画総解説」やっと終わる。これで編集部のお好きな映像関係の企画をやり終えてご満足だろう。次から心を入れ替えて、まじめにSFをとりあげてくれ。
ご覧になればお判りだろう。クラークの特集は欄外に小さく記してある。アニメや映画よりもクラークの扱いが小さいとは。嘆かわしきことこの上なし。
どうせなら、山ほども有る連載を一旦休止して、クラークの代表作「幼年期の終わり」か「都市と星」あるいは「宇宙のランデブー」「楽園の泉」といった長編をどーんと一挙掲載してみろ。
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