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冬のリトラクタブル・ヘッドランプ

 きょうはだいぶん暖かいが、ここ数日は大変に寒かった。ここ神戸は温暖な瀬戸内気候だから氷点下になることはめったにないが、きのう、おとついと0度以下であった。
 こんな寒さになると想い出すのはわたしの愛車のことだ。最近は絶滅してしまったが、昔はリトラクタブル・ヘッドランプの車があった。小生の愛車初代ホンダ・インテグラがリトラクタブルであった。ホンダはこのヘッドランプが好きで、インテグラ以外にもプレリュード、アコードなどもリトラクタブル・ヘッドランプだった。
 リトラクタブル・ヘッドランプ。消灯時はヘッドランプはボンネット内に収容されている。点灯するとポコッとヘッドランプが飛び出す。デザイン的にはかっこ良く、空気抵抗も少ないが、点灯するとヘッドランプが飛び出すわけだから空気抵抗が増す。気のせいかも知れないが、時速100キロ以上で走っていて点灯すると、心もちスピードが落ちエンジンの回転数が増えた気がした。
 このリトラクタブル・ヘッドランプ最大の欠点は冬に表れる。雨が降った早朝か夜間、寒い夜に車で出かけなくてはならないとき、ヘッドランプが点かない。リトラクタブル・ヘッドランプが凍りついて動かないのだ。ムリにすればモーターが壊れる。こうなればしかたがない。家にとってかえし、湯を沸かし、ヤカンの湯をリトラクタブル・ヘッドランプかけて氷を溶かして、やっと出発できるというわけだ。こういうこともリトラクタブル・ヘッドランプが絶滅した理由かな。ともかく。小生の雨が降った暗い時のドライブにはヤカンのお湯は欠かせなかった。
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