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パピヨン


監督 フランクリン・J・シャフナー
出演 スティーブ・マックィーン ダスティン・ホフマン

 やっぱりマックィーンは脱走映画が良く似合う。「大脱走」がそうだし、この映画もそうだ。この2本はマックィーンの代表作だと小生は思う。特に本作はアクション俳優マックィーンの演技力に感心させられた。名優ダスティン・ホフマンを相手に演技力で負けていない。
 マックィーンとホフマンの共演。おもしろい組み合わせだ。全く異質でジャンルが違う名優の共演。大変に興味深い。日本映画でいえば千葉真一と渥美清が共演したといったらいいだろうか。
 胸に蝶の刺青をした主人公パピヨンは無実の罪で、故郷フランスを追放され、南米は仏領ギアナの刑務所に収監される。そこは地獄のような刑務所だった。過酷な強制労働。規則を破れば独房入り。たび重なればギロチンで死刑。独房では小さなパンとスープだけの食事。明かりさえ遮断され、囚人は見る間に衰弱。次々死んでいく。パピヨンは虫やコウモリを食って独房の懲罰を満了まで耐え抜く。
 そのパピヨンにム所仲間の親友ができる。国債偽造犯のドガ。知能犯で暴力は苦手なドガはパピヨンに用心棒を頼む。代償にドガはパピヨンに知恵と金を提供する。この二人にオカマの若い男の3人は脱走に成功する。
 そしてパピヨン一人インディオのに流れ着く。過酷で汚いシーンが多い本作で、このインディオののシーンはほっとするシーンだ。美しい景色。部族の人たちもパピヨンを優しく迎え入れる。村の娘ともいい感じになる。海で取れた天然真珠までプレゼントされる。
 ところがパピヨンは捕まり、また独房入り。出てきた時は、髪は真っ白で老人のようになっていた。
 最後にパピヨンは絶海の孤島に島流し。そこは檻も鎖もなく、家も与えられ、家畜や野菜を育てても良いが、周囲は強い潮流とサメで脱出不可能。この島でドガと再会する。パピヨンは「ドレフェス大尉の席」と呼ばれる岩に座って、一日中打ち寄せる波を見ている。そしてあることに気がつく。
 後半の髪が白くなってからのマックィーンが素晴らしい。足を痛めているのかひょこひょこと歩き。肉体はすっかり衰えた。それでも自由への希望は絶対に捨てない。
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アライはチャンス引き寄せ係だけやっとれ。打席に立つな

悪いながらも、しんどいながらも、へこへこしながらもがんばっとったメッセンジャー。とうとうがまんしきれんと7回につかまって、片岡にスリーラン打たれた。こら、メッセンジャー、ふんばらんかえ、とはよういわん。ようふんばっとうやんか。打線が悪い。特にアライが悪い。勝負弱いちゅうことで、4番から打順を下げたけど、どの打順でもチャンスがアライを追いかけてきよる。困ったもんやで。ほんま。走者がおって、打者アライやったらため息しか出てこやへん。これから、アライはチャンスを引き寄せるためだけにおって、打席が回ってきたら代打をおくらなあかん。
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