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サテ


 今夜のビールのアテは焼き鳥と行きたい。焼き鶏ちゅうてもいろいろある。日本の焼き鳥トルコ風の串焼き、ようは鶏肉を串に刺して焼いたもんやったらええ。今夜はちょっと毛色の違う焼き鳥がええな。ちゅうわけでインドネシア風の焼き鳥をするで。サテつうねん。インドネシアはイスラム国やから豚は使わへん。羊を使うことが多いらしいけど、羊肉は日本では手に入りにくいから鶏肉を使う。
 まず、鶏肉を小さく切って調味料に漬け込んでおく。現地ではケチャップマニスという調味料を使うけど、手に入らないから、おろしにんにく、レモン汁 はちみつ、味醂、醤油を混ぜて、これに鶏肉を2時間ほど漬けておく。
 さて、2時間たった。鶏肉を串に刺して焼く。焼けたらタレを塗るねん。タレはピーナツバター、醤油、トマトケチャップ、豆板醤、おろしにんにくを混ぜたもんや。たっぷりとタレを塗ろう。甘くてちょっと辛い焼き鳥やで。
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まけ国

 はい、みなさん久しぶりです。昨年は古典のお勉強をしましたね。虎盛土部日記馬亜巣草真弓笑止阪丈記などを勉強しましたね。覚えていますか。ほれ、そこ、留学生の二人。マットくん、グレイグくん。眠るんじゃありません。これ、敬くん、ちゃんと見張ってなさい。きみ、クラス委員でしょう。おや、グレイグくんはお目覚めか。マットくんふてくされるんじゃありません。
 さて、今年は古典だけではなく、広く日本の文学を勉強しましょう。今年の第1回目は、端端安成(ばたばたやすなり)の「まけ国」を勉強しましょう。端端安成はわが国で最初に、脳減賞(のうへる)文学賞を受賞した、わが国の代表的な文豪で、受賞記念講演の題は「弱い阪神のわたし」でした。では、端端の代表作「まけ国」を鑑賞しましょう。

 連敗の長いトンネルを抜けると、まけ国であった。セリーグの底が見えてきた。Bクラスにチームが止まった。
 パリーグとの交流戦で負けがこんできた。新井の前にランナーが出た。内野ゴロを打たされた。新井は固まって打席に立ったが、負け試合の打点だった。
「監督さあん、監督さあん」
 好投して、ゆっくりマウンドを降りたピッチャーは、こらえきれずに打たれ、打者の方をにらんでいた。
 相手の若いピッチャーをいじめたけど、いままでこらえてきたピッチャー陣が崩れてきた。打って、点を取ったけれど相手はそれ以上点を取った。守護霊の虫干しをした。勝利の影さえ見えぬうちに暗黒に呑まれていた。
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