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6月6日(金)その2 野田昌宏氏の訃報に接する

 野田昌宏氏の訃報に接する。いい知れぬ淋しさを感じる。小生はある意味、野田さんにSFの面白さを教えてもらったようなものだ。
 小生がSF者となって、SFマガジンを購読し始めたころ、一番最初に読む記事は野田さんの連載だった。SF英雄列伝、SF美術館、SF実験室など、SFマガジンのカラーページで連載していた野田さんの連載によって、SFの面白さ、SFファンダムの楽しさを知った。
 野田さんのされてきた仕事は、日本のSF界にとってはなくてはならないものだ。ややもすると難しくなりがちなSFを、スペースオペラという媒体を通じて、SFはこんなに楽しいものだよ、SFはこんなに面白いんだ。野田さんは小生たち後輩にいい続けてこられた。その野田さんの考えが一番でている言葉が、野田さんの名言として有名な「SFは絵だね」というもの。けだし名言だと思う。
 野田さんのエッセイのような小説のような作品が大好きだ。「レモン月夜の宇宙船」「ラプラスの鬼」なんとも洒脱で贅沢なあそびが横溢したエッセイというか小説だ。また、「スペース・オペラの書き方」「愛しのワンダーランド」は名著だとおもう。座右において時々読み直している。思えば野田さんは、男の子が大好きなものを大好きなまま大人になって、そして亡くなった。
 クラークが亡くなったショックが癒えない内に、野田さんまで亡くなるとは。言葉もない。
 もうコメット号に着いただろうか。カーチス・ニュートン、サイモン・ライト、グラッグ、オットーたちは待っていてくれるはず。
 野田昌宏氏のご冥福をお祈りします。

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6月6日(金) 阪神VS南海。阪神勝つ。

 阪神タイガースVS南海ホークス。5対2でタイガース勝つ。なつかしいなあ。南海のユニフォーム。どうせなら王さんは鶴岡のお面、山崎は野村のお面、大隣は杉浦のお面をかぶってやってくれたらいいのに。
 阪神の守備が光った。関本、バルディリスのファインプレーが岩田を救った。岩田、へこへこしながらも2点に抑える。で、後は久保田。久保田は例によって、自分でピンチの種をまいて、自分で刈り取る農作業にいそしんだが、なんとか刈り取り成功。9回の藤川は、本多に打たれるが、松中を三振に切って、20セーブ目。札幌の悪夢は杞憂やった。ホッ。交流戦に入って西武戦以外では、初めて初戦を勝つ。このまま明日も勝て。
 それはそうとして、オリックスさん、8日、9日は阪急ブレーブスのユニフォームで甲子園にきてくれへんかな。
 で、かんべむさしの「決戦、日本シリーズ」みたいに、負けたほうの線路を勝った方の電車が走るという企画を実現してもらいたい。おんなじ会社になったんやから、オリックスさえOKすれば、ブレーブス時代より実現がしやすいと思うけど。昔は今津線を使わなあかんかったけど、今は神戸高速使ったら簡単やろ。
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