風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

お試し

2011年12月10日 | 雑感

新規事業の方が頓挫しています。
決まっていた物件が大家さんの諸事情で借りれなくなりました。
後は年明早々からスタートするばかりの心づもりであったのですが、手痛い打撃です。
次から次へと色々とお試しがやってきます。

これまで目標を掲げて何かを達成するということを自分に課したことのないぼくにとって、なかなか大変です。
自分の心を痛めつけないというのがぼくの最も得意とする態度・姿勢だったのですが、
心が痛もうが、挫けそうになろうが、今度の目標はなんとしても達成する心づもりです。
まだまだお試しはさらにスケールアップしてやってくるかもしれません。
ぜんぶ突破していくしかありません。

なんといってもこの世の現実社会で新規事業を立ち上げるとなれば、必要になるのはお金です。
今まで自分が食えれば良いというスタンスで生きてきましたから、お金というものを最小限に利用してきました。
お金という武器で自分がぶん殴られないように、自分の身を守るくらいのお金があれば良いと思っていました。
今でもそう思っています。
でも、そのお金という武器なしに新規事業立ち上げのための諸々の条件を構築していくのは、とても大変です。
工夫とアイデアだけではどうにもなりません。
人や組織や諸々の什器を動かし活用するには、やはりお金が絡むわけです。
それでも、必ず突破して見せようと思っています。

そうすると今まで眠ったような状態になっていた今の店を活用するしかありません。
この機をきっかけに、この店を、人脈を、そして何よりもぼく自身の再生がどうしても欠かせない具合になってきました。
だらだら何とかしていくという余裕はありませんし、何よりも身と心が持ちません。
一気呵成に、歩を前に進めなくてはなりません。
手を振って大股で歩いて行きたいところですが、なんせ暗闇の中を歩いているような気分になるときがあります。
まぁ、それでも歩いて行くわけですが。

前の会社の社長はもう雲の上の大社長になっていますが、彼は常々ぼくに「ぼくと君との違いは志の有無だ」と言っていましたが、
その通りだと思いながらも、志のなんたるかを掴めないままでここまできました。
そして事ここに至って、志を貫くことの理不尽とも言える大変さを全身で味わっています。
でも、不思議と悲壮感や不幸だという感覚は湧きません。
そりゃ胃は痛くなる連続ですが、負けるものかという闘志は無尽蔵に湧いてきます。
そういえば、ぼくは「闘志」というものに無縁で生きてきました。
決して誰かや何かと闘うという意味ではありません。
すべての闘いは、自分自身との闘いです。
自分の周りに次々と起こるお試しは、すべて自分の弱点、愚かさとダイレクトにリンクしています。

ぼくは今まで真剣勝負をしたことがないんじゃないかとぼんやり思っていましたが、どうやら当たりです。
剣を振る真似をしたことはありますが、しかも上手に真似できますが、真剣勝負をしたことはありません。
この期に及んで、初めて公開された闘いの場で、真剣勝負をすることになります。
見栄や格好が通用する場ではありません。
例え身も心もボロボロになっても、抜いた剣を納めるつもりはありません。
自ら望んだ勝負に勝つか負けるか、どちらかの判定がついたら、剣を納める時なのでしょう。
でも、誰が判定するのでしょうか?

なんか気分だけは宮本武蔵です(笑)