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海外の都市の紹介、 その82の8 『ローマ』

2010年09月04日 | 海外の都市の紹介
ローマは紀元前7世紀の中頃にラテン人とサビニ人が町を築いて以来、2600年以上の歴史を持ちます。



ローマ帝国の都として栄えた『永遠の都ローマ』には、ローマ帝国の中枢フォロ・ロマーノ、アウグストゥス霊廟、円形闘技場コロッセオ、神殿パンテオン、トラヤヌス帝記念柱、コンスタンティヌス帝凱旋門など、数多くの古代の遺構が残り、ローマ帝国の栄華を今日に伝えています。
そのなかでも、コロッセオが規模からも中心的な遺構でしょう。



周囲527メートル、高さ48.5メートルの円形闘技場コロッセオは5万人を収容することができたそうです。



古代ローマ帝国の皇帝、ウェスパシアヌス帝(9~79年)が建てさせたもので、西暦80年に完成し、正式名称は『フラウィウス朝の円形闘技場』といいます。
付近にネロ帝(37~68年)の巨像、コロススがあったことに由来して、コロッセオと呼ばれるようになり、英語で競技場を意味するコロシアムの語源ともなりました。



ローマ皇帝は市民に娯楽を与えることで、治世の安寧を図ろうとしました。



コロッセオの観客席は身分によって分けられていました。一階席は元老院と議員、二階席は騎士、その上が市民、最上階は市民権を持たない人のものでした。これは、人々に身分制度を意識させて帝国の秩序を保つ、皇帝の巧みな統治術でした。



コロッセオの廊下のようです。
各階に並ぶアーチはそれぞれ異なった様式で、1階はドーリア式、2階はイオニア式、3階はコリント式となっています。



内部の廊下部分はこうなっています。



それでは中に入ってみます。



続く.........................................................................。