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過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

琉球料理に頭をたれる夜3 :ミヌダル

2015-11-17 07:51:12 | 旅日記

朱に映える! 手前に揚げ物が二種、黒とえんじ色の二層だて?チョコレートのように見えるもの(笑)が二つ。奥には太鼓橋のような、おこしに見える固そうなものが。
傍らにおいた献立を見合わせて、首をひねります(笑)。すぐに、全部を教えてもらえます。

■みぬだるセット
■ゴーヤの輪切りの揚げ物 (種もわたも含む)
■ウリズン(四角豆)の揚げ物
■みぬだる:豚・肩ロース肉に、すり黒ごまをのせ、蒸した料理。
■タァウム(田芋)の輪切りの揚げ物

こちらのお店は、琉球王朝の宮廷料理を今に伝えておいでです。この「みぬだる」に、あっけにとられました。
噛むと、豊かな胡麻の存在感、それをまとう豚肉の脂と胡麻の脂が渾然一体になって、拡がります。
そこに泡盛をあわせると、豊かな滋養に包まれていきます。美しい! 何て上手な料理なんでしょう。
ゴーヤの輪切りは、油を通すことで、ほの苦さを楽しめました。わたと実の狭間に栄養価に高い部位があると、古人はどうして知ったでしょう。種は噛み砕けますが、最後に少し残ります。
タァウムは、どぅるてんになったものしか、食していなかったので、そのものを揚げたのは初めてです。里芋のようにイメージしていたのは、間違いでした(笑)。硬い山芋に近い! しゃりりと噛む質感でした。塩(マース)を少し、甘さがふわっときます。これを蒸すと、どぅるてんになる?!
不思議な豊かな驚きが、深まっていきます。

感動のあまり、後日、私は琉球料理の本を探しました。(ニッコリ)
美しい二層仕立てではなく、家庭料理として簡単に作れるように工夫された方法を見つけました。
写真でお見せした、こちらを作る方法は、未知です(笑)。

[作る]
1)黒ごま50gを煎る。熱々のまま、あたり鉢にうつし、丁寧に油が出るまで、あたる。醤油 大さじ2、砂糖 大さじ1.5、味醂 大さじ1を、すり混ぜ、ごまだれにしあげる。
2)豚ロース肉150gは、5mm厚さに切りわけ、水気をよく拭き取る。ごまだれに二時間ほど、漬け込む。
3)湯気の十分たった蒸し器に、かたく絞った布巾をしき、重ならないように肉を並べる。中火で20分ほど蒸す。


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琉球料理に頭をたれる夜2 :からからに泡盛

2015-11-17 06:33:00 | 旅日記

泡盛の古酒・春雨は、いにしえに従った形、水割りやロックでも、お召し上がりいただけます、と尋ねられます。30度、ありますから……ですが、そのまま味わう古式を選びました。
おう! からから! そして花びらのような直径3cmに満たない、浅い杯。ティー・スプーン一杯程を口に含むと、料理の味が深まっていきます。
何て優雅なんだろう!

オリオン・ビールをチェイサーにしつつ(笑)、割に呑助の二人が、食の終わりまでに二合の泡盛で、夢見心地になる。からから、という酒器を挟んで、人は穏やかに、宴を楽しんだことと、体現できました。


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