アメリカ・パッシング(敬して棚上げ)というわけには・・
G’7ビアリッツ・サミットは、開闢以来の「共同声明なし」で終わったようです。
それでも、何にもなくて済むわけではないので、議長役のマクロン大統領は、合意事項を1枚に纏めて発表すると記者会見で述べています。
さらに、個別事項については、項目ごとに整理するという意向のようです。
合意出来たものだけでも確認することは重要ですから、7首脳で合意できたものはやはり世界に向けて確りと発表することが大事でしょう。
当面まとまる様相にない米中経済摩擦問題などは、アメリカが好んで2国間に持ち込んでいるものですから、G7でどうなるというものでもありませんが、イランの核問題については、なんとか米・イラン首脳の会談の可能性にきっかけぐらいは出来たようです。
気候変動の問題もほとんど触れられなかったようですが、覇権国アメリカが原因でもめている問題は、結局G7の手に余るということでしょう。
マスコミの見出しにあるように、まさにアメリカに振り回されたG7ですが、アメリカ以外の国々は、いかにアメリカの反対を避け、余計なトラブルなしに、纏まるものだけでも纏めようということになるのでしょう。
超大国アメリカを無視するわけにはいきませんが、出来るだけアメリカの迷惑な主張には触れず、纏まるものだけでも纏めようということになると、これはまさにアメリカ・パッシング、アメリカは出来るだけ敬遠するに如かずということでしょう。
さきにTPPは、まさにアメリカ・パッシングの先例を作ったわけですが、今のトランプさんのアメリカが続く限り、この傾向は進みこそすれ、アメリカも同じ仲間にということには、なかなかならないのでしょう。
問題は、そういう状況をアメリカ自体がはっきり認識して、それでいいのか、それでは駄目なのか、何が正論かを理解することでしょう。
当面トランプさんにはそうした思考回路が出てくる可能性はないようですから、アメリカの世論に期待るよりないのでしょう。
アメリカ・ファーストと言って大統領になったトランプさんとしても、アメリカの世論に抗することはないでしょう。もちろん、アメリカ・ファーストのままでいいのか、最終的にはアメリカの世論がトランプさんの去就を決めるのでしょうから。
来年のG7サミットは、アメリカはマイアミだということのようですが、トランプさんはそこで、再選を確実なものにしたいと思っているのでしょう。
しかし、アメリカ・パッシングの様相が種々あらわれてくると、それはまさにトランプさんにとっては危機でしょう。
さて、そんな兆候が見えたG7サミットでしたが、来年のG7サミットまでにどんな展開があり、来年はどんなサミットになるのか、関係国首脳の今後の動き、アメリカの世論がいかに覚醒するか、今後の1年は大変大事になるような気がするところです。
G’7ビアリッツ・サミットは、開闢以来の「共同声明なし」で終わったようです。
それでも、何にもなくて済むわけではないので、議長役のマクロン大統領は、合意事項を1枚に纏めて発表すると記者会見で述べています。
さらに、個別事項については、項目ごとに整理するという意向のようです。
合意出来たものだけでも確認することは重要ですから、7首脳で合意できたものはやはり世界に向けて確りと発表することが大事でしょう。
当面まとまる様相にない米中経済摩擦問題などは、アメリカが好んで2国間に持ち込んでいるものですから、G7でどうなるというものでもありませんが、イランの核問題については、なんとか米・イラン首脳の会談の可能性にきっかけぐらいは出来たようです。
気候変動の問題もほとんど触れられなかったようですが、覇権国アメリカが原因でもめている問題は、結局G7の手に余るということでしょう。
マスコミの見出しにあるように、まさにアメリカに振り回されたG7ですが、アメリカ以外の国々は、いかにアメリカの反対を避け、余計なトラブルなしに、纏まるものだけでも纏めようということになるのでしょう。
超大国アメリカを無視するわけにはいきませんが、出来るだけアメリカの迷惑な主張には触れず、纏まるものだけでも纏めようということになると、これはまさにアメリカ・パッシング、アメリカは出来るだけ敬遠するに如かずということでしょう。
さきにTPPは、まさにアメリカ・パッシングの先例を作ったわけですが、今のトランプさんのアメリカが続く限り、この傾向は進みこそすれ、アメリカも同じ仲間にということには、なかなかならないのでしょう。
問題は、そういう状況をアメリカ自体がはっきり認識して、それでいいのか、それでは駄目なのか、何が正論かを理解することでしょう。
当面トランプさんにはそうした思考回路が出てくる可能性はないようですから、アメリカの世論に期待るよりないのでしょう。
アメリカ・ファーストと言って大統領になったトランプさんとしても、アメリカの世論に抗することはないでしょう。もちろん、アメリカ・ファーストのままでいいのか、最終的にはアメリカの世論がトランプさんの去就を決めるのでしょうから。
来年のG7サミットは、アメリカはマイアミだということのようですが、トランプさんはそこで、再選を確実なものにしたいと思っているのでしょう。
しかし、アメリカ・パッシングの様相が種々あらわれてくると、それはまさにトランプさんにとっては危機でしょう。
さて、そんな兆候が見えたG7サミットでしたが、来年のG7サミットまでにどんな展開があり、来年はどんなサミットになるのか、関係国首脳の今後の動き、アメリカの世論がいかに覚醒するか、今後の1年は大変大事になるような気がするところです。