tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

2011年5月から2011年12月までのテーマ

2011年12月30日 15時02分05秒 | インポート
2011年5月から2011年12月までのテーマ
2011年12月
2011年5月から2011年12月までのテーマ    米、EU、経済立て直しに必要なこと:まとめ   米、EU、経済立て直しに必要なこと:金融問題   米、EU、経済立て直しに必要なこと:実体経済2   米、EU、経済立て直しに必要なこと:実体経済1   米、EU、経済立て直しに必要なこと   雇用の本質への理解不足   キャピタルロスの心理学   財政健全化と円高の関係は?   経済発展のライフステージと金融   ギャンブルは賭博場で 3   欧州主要銀行の国債売り   
2011年11月
ギャンブルは賭博場で:2   ギャンブルは賭博場で   ギャンブルと経済:土地バブルの想い出   経済にギャンブルは役立つか   日米関係に知恵を   世界における日本の役割   TPPと円高   TPPの胡散臭さ   円高か、円安か? 前回の応用問題   
2011年10月
2種類の「金融」の峻別を  2   2種類の「金融」の峻別を 1   金融危機とPPP(汚染者負担原則)   経済・経営近視眼化の理由?   長期的視点を忘れた世界の論調   長期的視点の必要性   混迷の世界経済を読みきれるか   
2011年9月
大震災復興の資金と組織   資本主義の社会主義化?   円高の恐怖は変わらず   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(5)   為替政策: 行き過ぎた自由 の再考(4)   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(3)   為替政策: 行き過ぎた自由の再考(2)   為替政策: 行き過ぎた自由 の再考(1)   
2011年8月
新政権、何が変わるか   日本経済の直面する奇妙なジレンマ   アメリカ経済再建 その4: 実体経済で見れば   アメリカ経済再建 その3: 実体経済の反撃   アメリカ経済再建 その2: 金融中心、繰り返す失敗   アメリカ経済再建 その1: 2つの方法   実体経済、実体経済学への回帰を   問題は実体経済   単独介入と日本経済   米政府債務上限引き上げの意味   
2011年7月
里山の知恵   リサイクルとむすび   神話を信じるか見破るか   緊急課題と長期課題は分けて   喫緊の課題は被災地、被災者対応   喫緊の課題は被災地、被災者対応   原発か自然エネルギーか: 二元論は不毛   人口減少: 50年先が予測できるか   少子・高齢化、人口減少も対応次第   少子・高齢化、人口減少も対応次第   人口減少と経済成長   日本的思考の原点への回帰を   
2011年6月
ジャパン・シンドロームを吹き飛ばそう   
東京電力グループの経営理念を見る   春闘総括の盲点   武蔵野の自然:ラミーカミキリ来訪   政治の混乱と円の評価   政治の混乱と円の評価   国民意識変化の兆しか   
2011年5月
対話と説得による経済政策   日本復活の契機に出来るか   人類は前に進んでいるのか   2010年11月から2011年4月までのテーマ   「あけぼの」と「おおむらさき」   放射能汚染と天気予報   災害復興支援策の早期稼動を   


米、EU、経済立て直しに必要なこと:まとめ

2011年12月30日 12時30分16秒 | 経済
米、EU、経済立て直しに必要なこと:まとめ
 最近、改めて世界は民主主義化へ動いているように思えます。アラブ諸国でも独裁政権が倒れつつあります。ミャンマーでも国が開かれようとしています。今後北朝鮮がどうなるかまだ分かりませんが、こうした動きが望ましいものであることは否定しようもなしでしょう。

 こうした動きの背景に、フェイスブックなど、IT技術の普及による情報の伝達の促進があげられています。正しい情報が広く伝わることが社会を良くするのでしょう。
 日本でも、私ども戦中世代は、意図的に誤った情報のみを聞かされ、誤った行動に走った苦い思い出があります。

 一方、今の情報洪水の中で、正しい情報を識別するのも大変です。リビアでカダフィを倒したのも、ギリシャやアメリカで、現政権の経済運営に反対するのもデモです。マジョリティーは正しい情報判断に従って行動するのでないと、その社会は行く先を誤ります。
 
 この7月に、「神話を信じるか見破るか 」を書かせていただきました。
そうしたことをなくするためにも、政権担当者や、責任ある学識経験者、マスコミなどは、正しいことを「解り易く」伝える努力を徹底してほしいと思います。
 「知らしむべからず、依らしむべし」は今の世の中では決して長続きしません。

 表題の経済的混乱について言えば、今の金融理論、金融システムは、解らないものの典型です。プレーヤーたち自身にも解らないうちに思惑が外れて破局を迎え、世界中に迷惑をかけるようなことが繰り返されています。

 一方、実体経済は極めて単純です。単純なものを解りにくくしようとするのは、単純に考えれば、「本当の事が皆に解ってしまうと困る人」の考えでしょう。
 情報化時代、我々庶民の知恵と判断力が問われているようです。しかし同時に、世界のリーダーたち、日本の政府や官僚、学者、マスコミには、是非、徹底して、本当のことを、解りやすく情報発信されるようお願いしたいと思います。