tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

日食 都下国分寺でも

2009年07月22日 23時56分44秒 | 科学技術
日食 都下国分寺でも
 今日、2009年7月22日は、46年ぶりに日本で皆既日食が見られる日です。中学生の頃、天文少年だったので、皆既日食の見られる所までは行けないにしても、部分食でも4分の3欠けるというので、楽しみにしていました。

 TVでは、「ガラスにすすをつけたもので見たりしないでください」などといっていますが、中学生の夏休みに、毎日太陽黒点の観測をしてその移動を記録した経験もありますので、どのくらい真っ黒に蝋燭ですすをつければいいかは良く解っていました。

 ところが問題は、ガラスの破片がないことです。ガラスかと思って良く見ると、ほとんどがプラスチックです。家庭には窓ガラス以外、ほとんどガラスのないことは、改めて驚きでした。プラスチック製品の進歩の結果ということでしょう。

 そこで、ダンボールで暗箱を作り、穴を開けて老眼鏡のレンズ(これもプラスチック)を貼り付け、針金のハンガーを曲げて薄紙を張り、移動式スクリーンにして、これで用意万端、後は天気次第ということで昨夜はゆっくり寝ました。

 ところが今朝起きてみてがっかり。天気は雨のち曇り。日食はTVで、ということになりなした。屋久島も雨、悪石島も雨、硫黄島とその近くまで行った船上からの素晴らしい映像に引き込まれているうちに、何となく空が明るくなってきたので、念のためにデジカメを持ってベランダへ出たところ、白く輝く雲が見えました。そして次の瞬間、薄雲のベールの向こうにくっきりと欠けた太陽が!!!

 急いで3回シャッターを切りましが、そのうちの2枚、「明るく光る雲」と「くっきりと欠けた太陽」、を下に添付します。それにしても、こんな小さなデジカメで、決定的瞬間が残せるのですから、今の日本の科学技術は凄い。
 (カメラ:Nikon COOLPIX P5100 4倍ズーム、後はパソコンでトリミング、引き伸ばし。午前11:38と11:39)