未来投資会議において,「未来投資戦略2017」(案)が取りまとめられている。
cf. 未来投資会議(第9回)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai9/index.html
「諸外国の状況も踏まえつつ、単に現行手続をオンライン手続に置き換えるのではなく、あらゆる領域において、同じ目的又は同じ内容の申請・届出等の書式・様式を共通化するとともに、政府内の情報共有により一度提出した情報は二度と求めないこと(ワンスオンリー)を横串原則とする見直しを実施する。さらに、複数の機関に対する同様の書類の手続が求められる法人設立、社会保険料納付等においては電子手続の一元化(ワンストップ化)を図る」(109頁)
「法人設立に関し、利用者が全手続をオンライン・ワンストップで処理できるようにする。そのため、関係する全ての手続をオンラインで完結させるとともに、外部連携APIを活用した民間クラウドサービスの活用も視野に、定款認証の面前確認や印鑑届出、外部連携API等の在り方を含めて、制度面・技術面の総合的な観点から、今夏までに官民が一体となって本格的に検討を開始し、本年度中に結論を得る」(110頁)
経済財政諮問会議が取りまとめ中である「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2017(仮称)」素案においても,次のとおり。
「規制改革・行政手続簡素化・IT化の一体的推進を進め、法人設立のオンライン・ワンストップ化や貿易手続の全体最適化、裁判手続等のIT化、ブロックチェーンを活用した政府調達等を推進する」(13頁)
「投資を促進し社会を一変させ生活を豊かにするような技術革新を引き起こしていく。多様な文化や新たなビジネスモデル、先端技術の研究開発活動等の導入が期待される外国企業からの対日投資を促進していく」(13頁)
cf. 経済財政諮問会議(第9回)
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2017/0602/agenda.html