部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



オーラバトラーダンバイン、完成しました。

このダンバイン、MG-モデラーズギャラリーで開催されるオーラバトラ-コンペ、第1回AB祭に参加しています。

プラモ・ガンプラ完成品投稿サイト【MG】

MGでAB祭が開催されたので、作製記をUPします。

オーラバトラーに関しては、過去HGABのズワースやガレキのズワウスが作製放置中...
このダンバインは、コンぺへの参加・締め切りという強制執行力を利用して、なんとか完成することが出来ました。



■ダンバイン























AB祭はものすごいレベルのオーラバトラーが沢山展示されているので、必見です。

私めのダンバインもAB祭の会場にも異なる写真(大判)がありますので、お時間のあるかたは覗いてみてください。



■作製

作製ベースにはHGABダンバインを使用し、固定ポーズで作製しています。
ダンバインといえば各種決めポーズがあり、またキットのパッケージアートも素晴らしい出来のものが多く、固定ポーズの題材には事欠かないのですが、今回はダンバイン特有の立膝での降着ポーズを対象にしています。
当初は第三話の整備シーンをジオラマでと思っていましたが、時間の関係などでちょっと無理でしたので、今回は第一話の初飛行後の降着時を想定しての完成となりました。



膝裏の干渉部分を調整して脚の曲がりを大きくとれるようにしています。



立膝の降着ポーズ時にはキャノピー(ハッチ)がオープンになっていないと話にならないので、キャノピーの透明パーツを加工してオープン状態にしました。
ここで問題が...
左手をキャノピーの前に持ってきて乗降を楽にする、あの独特のポーズにしようとすると、膝と腕とキャノピーが干渉して、どうにも立膝ポーズが決まらない。
いろいろ悩んだ末に、エェィと左足の腿と脛をぶった切って、腕一本分が入るように短縮加工しました。
また写真には出ていませんが、足パーツのくるぶしを切り飛ばして、足首を大幅に短縮しています。





HGABの特にダンバインはアニメ設定とかなり異なった部分があります。
サーバインとダンバインの間の中途半端な感じで、実際にはどうも好きにはなれません。
そこで気になる部分はアニメ設定のダンバインに近づけるようにしました。

まずは頭部。
ショウダンバインの頭部は前から見て目が見えないというのは有名な話ですが、それが気に入りませんでした。
ショウダンバインベースでの加工がだいぶ進んでからなのですが、たまたま覗いた模型屋でトッドダンバインが売られていたので、さっそく購入して頭部だけトッドダンバインに置き換えています。
トッドの頭部はアニメ設定に近い気がしています。

また襟足もキットは詰襟風になっていて窮屈な感じでしたので、胸元部分を開口してアニメ風にしました。

あとどうにも我慢が出来なかったオーラコンバータの形状変更。
なんであんな中途半端な形状に変えたのか、キット設計者の真意をお聞きしたい。
コンバータ上部(前部)が中途半端な形に切られているのが嫌だったので、エポパテで丸く形状を変えました。

さらには上の写真では脚の裾にマジックで切り取りの当りをつけているのですが、ここで裾の広がりをカットしています。キットはいくらなんでも広げ過ぎ。
また下の方の写真に出てきますが、足の変な装甲パーツは排除して、エポパテで足指のふくらみを作り直しました。


キットの形状ともに気になっていたのがゴムパーツを使用したオーラマルス表現。
今回は膝、肘を大きく曲げることから、肘、膝に隙間が多く出て、オーラマルスを追加しないとゴムパーツだけでは間延びしてしまう点が問題でした。
通常AB作製時にはエポパテなどでマルスの表現を行うようですが、今回は細い電線をベースに表現をしてみました。




膝部分には黒い少し太めの電線で。
膝のパーツは一旦カットしています。




腕の付け根、肘にも電線を植毛(?)




膝のパーツを追加したオーラマルス(電線)の上に接着。
膝のパーツはアニメ設定とはことなりHGABの形状で採用しています。

つづいて、HGABキットでオーラコンバータとならぶNGパーツのふくらはぎのフィン。
キットのままでは取ってつけたような奇妙なフィンパーツで、設計意図を疑います。
あまりにも形状がおかしいのでパーツ取り付け部分をパテで埋めて、プラパンにてフィンを作り直ししました。
(本来はフィンは4枚ですが、間違って3枚にしてしまいました-汗)




つづいてキャノピーとコクピットですが、キャノピーを切断してオープン状態を再現したことから、内側の上部に跳ね上がるパーツの上部が欠損するため、プラパンでそれを補っています(透明プラパンを使えばよかったと、今更ながら後悔しています)




コクピット内は、キャノピー固定用の余計な部分をカットしたり、イス、モニタ基部、操縦桿、前面装置などを少しだけディテールUPしました。
雰囲気だけ再現です。




■サフ画像

サフに入る前に、全身に軽くリュータでスジ加工と部分的に溶きパテで梨地処理をしています。




■塗装

塗装はアニメ設定画を見ながら行いました。
ショウダンバインは見る資料やDVD画像などそれぞれで微妙に色が違うので、何がホントなのかずいぶん迷いました。
結局3回塗りなおしています。
最終的には、設定画の紫系が強く出たパターンを参考に塗装しました。
(写真では判別し難いですが...写真での青系再現はホント難しいですね)

本体:白+紫(少量)+青(僅か)
コンバータ:本体より紫を多く
目、各部フィン:オレンジ
関節:ダークグレー
キャノピー:ダークグレーの上にクリアグリーン
足:緑+黒(少々)
羽:クリアーオレンジ、クリアグレー

キャノピー、眼、爪、羽はクリア仕上げ、他はつや消し仕上げにしています。



■あとがき
ほんと久しぶりのオーラバトラー作製でした。
(大昔、社会人に成り立ての頃にズワウスのガレキを作ったり、MGダンバインが発売された時にこれを作りましたねー)

ABはガンプラとは異なる難しさ、楽しさがあると感じました。オーラバトラーは懐深いテーマだと思います。
想像でいかようにも世界を展開できるポテンシャルをもったカテゴリです。もっと取り組むモデラーさんが増えれば良いなぁと改めて思いました。

今回は出来るだけアニメ設定に近い形での作製とし、オーラバトラー作製手法の王道である生物感一杯の作製方向とは異なる作り方をしてみました。生物感出し方向は実力・技術が付いていかない事に気がついたので...(汗)
この次は生物感で勝負!...したいですね。

普段はガンプラメインのモデラーさんが多いと思いますが、一度ABの世界も覗かれると楽しいのでは。



オーラロードはこじ開けられたかな?

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )