Altered Notes

Something New.

未婚者・非婚者増加の内実

2016-07-03 19:21:08 | 社会・政治
少し前の統計で生涯未婚率(50歳時点で未婚)が男性は20%で女性は10%になった、という事が話題になった。
現在なら恐らく男性で3割は超えているのではないか、と思われる。
結婚や恋愛が人々にとって徐々に遠い存在になりつつあるのが現代である。

どうして遠くなりつつあるのか。
背景には経済問題・格差社会の問題等々、男女の機微を語る以前の前提たる諸問題があることはもちろんなのだが、そんな諸要因の中でも極めつけは男女双方の生来の波長の違いからくるすれ違い。そして互いに理解する事に疲れきってしまった結果としてそうなったようである。

男女のそうした微妙な側面を非常に上手く説明したコラム記事がある。
作家である雨宮まみ氏のブログ「ずっと独身でいるつもり?」の第66回
「異性はわかってくれない」
である。

この記事で男女の相互関係における本質的核心を平易な言葉で説明しているところが素晴らしい。
拙稿でも未婚・非婚・小子化について
「無意識を意識する[1]:非婚化・少子化の真実」
で書いているが、雨宮氏の記事はこうした実態のベーシックな部分へ目を向けさせ理解を促すものとなっているのである。



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2017/4/4 追記
雨宮まみ氏が2016年11月15日に逝去されたとのこと。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。