週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

江戸の風!

2012年05月14日 | ★江戸っ子エッセイ★

    

 5月7日まで浅草寺門前で、奥山風景が見られた

 浅草勘定奉行が発行した平成小判がこちらである。

 2008年落慶50周年のものと、2012年三社祭700年の本年のものを並べてみた。

 江戸の市井ものを書くようになって、あっしはこの小判を握りしめて書くようにしている。バッテリーをご執筆された折のあさの大明神の所作を真似てみようと思った次第。

 猿真似であるがご利益は如何に。

 己の念を信じ、魂を込めて今朝も握るのである。

      境内に咲く満開のツツジ

 大陸はじめ、アジアの観光客の撮影スポットになっている。

 浅草寺界隈からみるスカイツリーも現代を映しているようでまたいい。

   

 週末ともなれば、毎週がお祭りの如くである。門前の賑わいがあっしが浅草に憶えた原風景でもあるのだ。

   

 一枚500円で買える平成小判。江戸後期の安政小判とほぼ同じ大きさだという。

 期間中、奥山風景と仲見世で買い物ができる。

   

 五重塔脇に立った、町木戸を潜ると、そこはかつての奥山を再現した浅草江戸村である。
 
    

 入ると右手に、河内山と直侍が出てきそうな矢場がある。

 案外お客さんが真剣にやっていて、順番待ち。。シンプルな遊びこそ快ということか。


 

      

 ご覧頂いているのが在りし日を偲ぶ奥山の風景。

 羽子板、江戸小物、玩具、指物、江戸切子、提灯、版画、手ぬぐい等々見世が立ち並ぶ。

 江戸職人の手先の器用さには、お客さんもつい見惚れてしまう。

   

 大道芸を囃す声、がまのあぶら売りの威勢のいい口上が聞こえてくる錯覚を覚える。

 やすき節に、三味の音が道ゆく人の足をとめていた。

   

 赤い毛氈を引いた茶屋で、ところ天、牛飯、天丼が食べられる。

 雷おこしの実演販売も見もの。

 ひゃっこいビールがじつに美味しそうだ。  

     

 この日は伝法院の庭園が公開されていた。

 そこで足を運んでみたのだ。

 明治まで法親王ご兼帯の庭として秘園であったそうな。

 寺院内にはどれも貴重な絵画や遺跡が展示されていた。

 後日、東MAXと安めぐみの仏前挙式が行われた。芸能人ならではの特別な計らいなのだろうか。
 
  

 春の柔らかな陽光が静かな池の佇まいに反射している。

 真白いツツジが書院に映える。

 回遊式の庭園は、歩く度に表情が変わってたのしい。

 古都にでも旅しているような気持ちになれた。

 なんだか得した気分。。
  
      

 大書院でお茶を振舞ってくれた。

 訪れたお客さんが日陰を探してひと息ついている。

 喧騒のなかの静寂。和みのひととき。。

   

 五重塔、庭園と大書院、東京スカイツリーが3つどもえでフレームに収まるのだ。

 このブログ読者であれば拝観のチャンスは是非とオススメする。

 浅草の喧騒に疲れた心と体に、清涼をもたらしてくれること請け合いだ


    「奥山や 人波に酔い 菖蒲の湯」
                       海光


 
   



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お邪魔致します。 (ガンガンガン速)
2012-05-16 09:35:25
にぎやかでいいですね~
江戸の不陰気を味わいに、私も足を運んでみたくなりました♪
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賑わい (海。)
2012-05-16 15:52:56
ガンガンガン速様
遥か異国にいらっしゃると日本文化の良さ悪さが見えてくるでしょうねえ。
一時淋しかった浅草ですが、最近は下町ブーム、スカイツリー効果で賑わいを取り戻してます。ご帰国の際は、是非江戸情緒のある町を散策してみてくださいまし。
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Unknown (のりお)
2012-05-18 16:58:59
花まつりの日、カミさんが矢場で2本的中!
花やしきの入場券ゲットです。
五重塔の中は鉄筋でした・・ガッカリ。
しかし賑わってますね~
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どうも。 (海。)
2012-05-20 09:38:36
のりおさま
お久しぶりです。奥様、的中とはさすがですなあ。新門辰五郎の末裔の記事が朝日新聞に掲載されてました。
昨日は2年ぶりの三社祭。午前と午後~夜神輿まで6時間の長丁場でした。両肩にバンテリンを塗ってこれから出動です。
本日、いよいよ本社神輿。象三町会では『一之宮』を担げます。また後日ご報告しますね。
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