【涼麺に心躍らす本の町】哲露
朝顔市の季節がやってきた。
この蒸し暑さには、鬼子母神も恐れ入るどころか茹っていらっしゃるかもしれない。
同時期に、かっぱ橋本通り商店街では、七夕祭りをやる。
こちらの方が浅草から上野にかけて、延々と続く露店が出て面白い。
そして、夏といえば、ご覧の冷やし中華が食いたい。
かの池波正太郎が通った、揚子江飯店だ。
巨匠は上海風の焼きそばを好んだようだ。
何を食べても旨いが、あっしは何と言っても元祖冷やし中華派。
この芸術的な盛り付け。
まるで富士山を制覇するように、麺をたぐる。
江戸っ子はやはり練り胡麻じゃなく、酸っぱい醤油味だな。
これに自慢の焼売がつく。
あとはビールがあれば何もいらない。
今宵は立川談慶師匠の国立演芸場がある。
打ち上げで連載の話もできたらいい。
会社では初のCM撮りも行った。
何かとイベントごとの多い夏である。
鬼灯、花火とあっという間なんだろうなぁ。
みなさん、暑中お見舞い申し上げまする。