週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

元祖冷やし中華

2017年07月08日 | 呑み屋探訪(九段下、飯田橋、神保町界隈)




【涼麺に心躍らす本の町】哲露


 朝顔市の季節がやってきた。

 この蒸し暑さには、鬼子母神も恐れ入るどころか茹っていらっしゃるかもしれない。

 同時期に、かっぱ橋本通り商店街では、七夕祭りをやる。

 こちらの方が浅草から上野にかけて、延々と続く露店が出て面白い。

 そして、夏といえば、ご覧の冷やし中華が食いたい。

 かの池波正太郎が通った、揚子江飯店だ。

 巨匠は上海風の焼きそばを好んだようだ。

 何を食べても旨いが、あっしは何と言っても元祖冷やし中華派。

 この芸術的な盛り付け。

 まるで富士山を制覇するように、麺をたぐる。

 江戸っ子はやはり練り胡麻じゃなく、酸っぱい醤油味だな。 

 これに自慢の焼売がつく。

 あとはビールがあれば何もいらない。

 今宵は立川談慶師匠の国立演芸場がある。

 打ち上げで連載の話もできたらいい。

 会社では初のCM撮りも行った。

 何かとイベントごとの多い夏である。

 鬼灯、花火とあっという間なんだろうなぁ。

 みなさん、暑中お見舞い申し上げまする。