週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

かっぱの住む町!

2012年10月12日 | ★江戸っ子エッセイ★

    
             空とぶイカ君

 先の三連休のこと

 昨年も見たなあ。空とぶイカ君。

 くるくる回るイカが人を集めていた。スルメってつまみにいいけど、買うと高いもんね。

 試食に並ぶ人の列がつづく。

  

 地元主催のかっぱ橋道具まつりにいってきた。いってきたっていっても、ついでに通っただけだけど、通勤時の山手線のように人が溢れかえっていた。

 聞けば、合羽橋も100周年だそう。歴史があるのね。

 料理好き、キッチンウェア好きにはたまらないイベント。包丁からカフェツール、机に椅子、看板、料理サンプルまでなんでもござれの目玉商品が店々に並んでいた。祝日に開くことがない問屋街。それぞれの品が通常の○○%オフなんてここでは言えないよ。

 だけど地元民としては、込みすぎて、たとえ目玉でなくともゆっくり吟味したいもの。また来るのだ。

 かっぱと言えば、同人のお仲間が河童の会なるもので集っている。拙作みの吉の貝独楽でご紹介したかっぱ寺こと、曹源寺を訪ねるツアーなるものが来月あるらしい。恐れながら拙者も呼んでいただいた。お邪魔だろうが、もうお邪魔すると返事した。ご覧の中央図書館に鎮座する池波正太郎大先生の執筆時のデスクなぞ見ながら、散策し、旨いつまみ片手に飲もうという算段。

 埋め立てられてしまった新堀川を越えて、いざ、寅さんも食ったかもしれない、どぜうを食いましょう。

  

 なぜかは判らんが、慶応の応援団とチアリーディングが合羽橋通りを練り歩いていた。観客はその他大勢。酔っぱらいも多いが、カップルやおばあちゃんなども多い。物珍しさにか、無料配布の河童饅頭に吊られてか。馴染みの曲は打倒早稲田。同人のK君が見たらなんと言うだろう。就職はできたのだろうか、いらぬお世話が頭に浮かぶ。

  

 小学校で応援団を張る二男が見入っていた。本物の応援団。花の応援団。思ったより声が小さいと注文をつけていて、可笑しい。チアリーディングの女子のほうが元気がいい。いずこも女子のパワーに押されている昨今。せめて、創作では負けたくないなあ(笑)。誰ですかい、ムリだなんて。

 ブログの更新も覚束ない今日この頃。

 文学に集中したい。

 月末の本郷が待ち遠しい。

 ボロボロに叩かれてこその合評だ。どんなことを言われても男の子、泣かないぞ。限られた人生、いい生き様をしようではないか。

 若い人のエネルギーをもらって、合羽橋を後にした。(完全にオッサン発言だな!)

 熱燗より、まだまだ冷やの夕暮れなり

 
       「秋のない時代を生きる下町っ子」 
                         海光