週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

2010鹿沼さつきマラソン(下巻)

2010年05月09日 | ★江戸っ子エッセイ★

        白玲2km親子マラソンがスタートです(動画クリック

   たくさんの親子が走っていて、自分とこの家族を探すのがみんな一苦労でした。


 城山に花が咲いてます。さつきでしょうか
 
  号砲が鳴ると一斉に走り出します。目の前で小さい男の子がころんだり・・慌てないでね~



中巻の続きです

親子マラソンに出場のかみさんと次男の応援にスタートから程近いコンビ二前で待機。
号砲が鳴るとものすごい勢いで、ちびっ子、お父さん、お母さんが駆けてきます
めいめい思い思いの格好で、見ているだけで楽しいし、何より楽しそうです

2kmなので、あっという間にゴールです。
団子状態でフィニッシュしたので、うちの家族の有終の美を観ることは適いませんでした

 ゴール後興奮冷めやらぬ人々

 
       仲良く走り終えたうちの親子       子供には立派な金メダルがご褒美

たくさんの人々に交じってのゴールで見つけることができません。
放送席から呼び出してもらい、やっとメダルを手にした家族に会えました

走らないよ、なんて云ってた次男が、最後の坂はお母さんの手を引いて登って走ったとか。
小4とはいえ、さすがに男の子ですな。
腕白でもいい、逞しく育って欲しいとは、昔の丸大ハムのCMでしたっけ!?

二人とも完走おめでとう。
父が勝手に申し込んだマラソンでしたが、よく走ったね。感心感心・・・
金メダルもらえて、名誉なことです。よかったね。
ご苦労さんでした~

濡らしたお絞りで身体を拭いた後、さっぱりと着替えて下見した会場で弁当、お菓子を買い出しです。
鹿沼名物の手打ち蕎麦やら、手打ちうどん、田舎のお赤飯、焼ききんとん、紫芋のフランスパン、小倉あんパンなどを買い求めました。
完走記録を手にして、お弁当をぶらさげて、帰路鹿沼駅に向かいます


 
   屋台公園があり、屋台を使ったお祭りがあるんだなぁと楽しげに想像するのもいいもんです

 昔の佇まいを残す酒屋さんを見つけました
 
     帰路はガラガラの新鹿沼駅前
               ほのぼのした駅
 浅草行き6両編成の区間快速が入ってきました

長閑な駅で次の快速までゆったりと待ちます
帰りはゆったりと座って、鹿沼の名産弁当を食しながら乾杯です。
おつかれさま~~
待ち遠しい、この瞬間がたまりませんな~


 まずは次男のコカコーラと私の麦とホップで、乾杯っ


買い込んだ弁当やら、ツマミやらを一挙にご紹介。


 蓬莱町にあるやぶそばは昨年旨さを体験済み
 
   蓬莱町やぶそばの手打ち蕎麦弁当500円         同じく手打ちうどん500円
 
 川魚の空揚げ300円 ビールのいいツマミです        そばと一緒に食べてもGOOD

 車窓の眺めも良いツマミですな

 
  もちもちっと旨いお赤飯を田舎味噌と一緒に        紫芋のフランスパンもいい食感

 鹿沼名物「焼ききんとん」餡子たっぷり餅もっちり

 もう一本 麦ホップと焼ききんとん

 そして遠路はるばる賞のさつき

 見慣れた本所吾妻橋の炎のオブジェ

クレヨンしんちゃんの町春日部を越え、アサヒビールの見慣れたビルが見えると浅草に帰ってきたなぁと思う瞬間です


浅草伝宝院通りで、見事完走した次男へのご褒美に大好きなアイスクリームを買いました

2010年鹿沼さつきマラソンは、僕が参加した数々あるマラソン大会の中でもとても大好きな大会です
地元の方々の温もりある方言に癒され、優しげな笑顔に勇気をもらい、沿道の方々がかけてくれた声援は走る力以上に、いまを生きる力になりました。
そして、たくさんのボランティアの方々の温かなおもてなしの誠意が感じられ、本当に参加して良かったとココロから思うことができたのです。
5、10回~と毎年参加する方に特別賞が出てましたが、参加を続けられるランナーの気持ちがわかるような気がします。

各地の参加費が高騰する中(運営にはお金がかかるのですね)、そんなにお高くない参加費なのに、
県外からの参加者には名産の「さつきの苗」がプレゼントされます。
また参加賞として、昨年はミズノのボトルホルダー、2010年はミズノのランニングバッグがもらえました。

写真を見てお分かりにように、結構立派な参加賞でしょ
   
                         【遠路はるばる賞】
      「千羽鶴」という名のさつき。花が咲いてます       左が「小夜の舞」の苗木


遠路はるばる賞のさつきの苗木を、2つもらいました。
図書館でさつきの本を借りてきたけど、ちゃんと育てられるといいな。
銅線を使って、枝を曲げたり、かなりテクニックがいるそうな・・
昨年は枯らしてしまったので、今年は頑張って丁寧に育てたいと思います

 

              
 【参加賞】シンプルな色使いの軽量ランニングバッグ。フロントもホルダー付でブレないように絞れます



すべてに良心的な鹿沼の大会でした

          
        「忘れない 鹿沼の笑顔優しさを」
                                    
哲路


鹿沼さつきマラソンの関係者の皆さん、声援を送ってくれた沿道の皆さん、
そして、陰ながら支えてくださったボランティアの皆さんに心から感謝します

本当にありがとうございました。

また、2011年も参加したいなぁと思います。

上、中、下巻と長編をお読み頂き、ありがとうございます

多謝

                                今月のランニングトータル:55.1km
                                今年のランニングトータル:643.2km


2010鹿沼さつきマラソン(中巻)

2010年05月09日 | ★江戸っ子エッセイ★

                 レースも残り8kmの終盤(動画クリック
     前半抑えた余力を活かし徐々にピッチを上げ始めたところを懸命に撮りました
                                      (ランナーの筆者が撮影






    女性ランナーも頑張って走ってます      中間に近付くにつれ徐々に間隔が開いてくるんです

上巻の続きです

快調に飛ばしてきた皆さんも、そろそろスタミナが落ちてきたようで、間が広がっていきます。
レース8回目の私めは、計算高く数々読んだランニングの本の本来の意味をやっと理解し実践するんです
前半追い越されてもじっと我慢虎視眈々と走りながら後半に備えております
          
 
  ここを曲がって高架下潜っていくと道幅が極端に狭くなるんです。昨年を思い出しましたよ

案外、道って覚えているものですね~。
2009年に同じコースを走った時は、初めてのハーフで余裕もなく、ハーフなのに訳もなく本に感化され、カーボローディングしてみたり、そのくせ、ペースは回りに影響され自然とオーバーペースになって最後は体力の限界だったり、それはそれで楽しい経験でしたけど・・
今年はその分、こんな写真を撮ったり、景色を楽しんだりとかつてない余裕の走り。
1週間前に風邪気味で調整不足だったので、記録更新より完走を目標にしたのもプラスになったかも
*カーボローディングとは1週間前からたんぱく質を多く炭水化物を落として取り、3日前から炭水化物を中心に身体に溜め込んでレースのスタミナに備える練習法。

ってとこで、21.1kmのちょうど半分の折り返しです。

        ちょっとホッとする折り返し地点

  
   こんな風に民家で水をかけてくれます   アンパンマンのおじさん。笑顔が消えてますね


 野球ユニフォームのちびっ子たち。ありがとう    お祭り装束で奏でる
祭囃子が力をくれました



       「サツキ咲き 胸に染み入る応援歌」
                                                哲路


鹿沼の方々は本当に心根が優しいんですね
たくさんの沿道の声援に後押しされて、ランナーたちもへこたれるわけにはいきゃ~しませんて。ねっ
私もここにきて、ラストスパートと、スピードを上げていきます

残り8kmを切ったところで、4分43秒、5分11秒、4分56秒、4分55秒、5分12秒、4分43秒、4分58秒/kmと4分台のピッチで駆け抜けました坂道と給水ではやや5分を超えるもののここが踏ん張りどころっす


 ラスト4km切った地点。ランナーもまばら
軽い登りが続いた後城山へのキツイ急坂が待ってます


 初参加の2009年もキツかったが、今年もやっぱりキツかった城山のラスト300mの山登り道

ゆるゆると、なだらなだが坂道の続くラスト5km。
そして、その後に控える地獄の城山への急な坂道は未熟者の筆者にはやっぱりキツかった
ラスト1kmは、5分を大幅に超えてしまいました。
ただ、ペースは落ちても、急坂を走って、走って、走り続けました。
歩いたら、頑張って日々走って練習してきた自分に対して負けを認めてしまうことになるんです。
昔の男の子の意地でございます
ガンバっ

 
 ゴールを映像にと思ったが余裕なく無理でした   ゴールはこんな感じのイメージです

    
 完走直後。膝の保護でバンテージを十字に貼ってます  達成感に浸る私(中央)

個人記録の結果は・・・

ハーフ自己新:1時間48分8秒(公式グロスタイム)278位/3689人

*2009年比較:1時間54分10秒(公式グロスタイム)270位/2827人

 ネット記録は手元の時計では1時間47分台前半 

謙虚に完走を目標にしたのが効を奏したのか、1年前の自分自身を超えることができました
今年3月の雨のレース「三浦国際マラソン」のハーフ1時間52分20秒も更新(1時間50分28秒ネット)

やりました~嬉しい自己新記録達成です
やや自慢気味に聞こえたらすみません。
素直にうれしいだけなんで、許してちょん髷(ふる~)ごめんね、ごめんね~~


新緑が眩しい皐月晴れの中、マラソンの神様が一瞬微笑んでくれたように感じました。
最後まで走り続けられた達成感がじわじわと心地よい疲れを与えてくれ、鹿沼の静謐な山風がまるで僕を抱擁してくれているかのように優しく撫でていきました


まさにカタルシスを味わえた瞬間でした

神様、そして家族に感謝。またこの世の万物の全てに感謝します。

さぁ、残るは家族がチャレンジした親子マラソン。
今度は汗を拭いて着替えた後、急いでスタート地点につき応援に回ります。
リポートは下巻に続きます。
最後までご観覧あれ


2010鹿沼さつきマラソン(上巻)

2010年05月09日 | ★江戸っ子エッセイ★

             ハーフマラソンのスタートシーン(動画クリック
           ランナーたちの歓喜の瞬間です
(ランナーの筆者が撮影)
                  この熱気。臨場感が伝わるでしょうか。


         
      「サツキ見て はやる気持ちを解放つ」
                                   哲路


歴史を感じさせる「第30回鹿沼さつきマラソン大会」のリポートです。
2010年5月9日、30回目を迎える「鹿沼さつきマラソン」に親子3人で出場しました
昨年同様の快晴に恵まれ、新緑の適度な湿度の中、清浄な空気を胸いっぱい吸い込みます
公式発表では、気温21.5℃、湿度69.5%、南東の風3.5mとあります。
大会参加者は
トータル11,399人。
私が出場するハーフマラソンは3,689人。親子マラソンは3,018人です。

昨年と比較してみると・・・
ハーフは822人増加親子は278人増加なんとトータルで2024人増えております
まさにマラソンブーム衰え知らず、これからもまだまだ伸びる成長分野なんでしょうね
きっと、シューズさえあればいつでもどこでも気軽に始められマイペースで続けられること。
子供の頃のような強制されたり、競争するためのスポーツではなく、
健康を意識し始めたひとの体力増進のためであり、自らの精神力の向上のためのスポーツであること。
マラソンは何より、自分の限界を知ることの少ない現代社会において、カタルシスを得られるシンプルかつ最高のパフォーマンスなのかもしれません。

さて、難しい話はさておき、
浅草発、朝6時20分の東武快速に乗って新鹿沼に向かいます
この日の東武快速はゴルフ客もびっくりの、さながらさつきマラソンの専用車両のようです
始発に座れるから、浅草生まれでよかったね~
北千住以降に乗られたお客さん、お先にゆったりとごめんなさいね~。

 浅草松屋から出て静かに隅田川を渡る車窓

 
     東武快速は会津まで走ります         みんなマラソンのために早起きしたのですね

 
     連休も降りたった新鹿沼駅            シャトルバスに乗っていざ会場へ

 
     この日はシャトルが3台往復            会場のある城山まで山登り

 
 鰯雲が映える青空の下アップや着替えでまだ疎らな会場    ICタグ付ゼッケンを受け取ります

東武の列車も、駅も、シャトルバス乗り場もマラソンに参加する方々でいっぱいです
こんな晴天の下、澄んだ空気を吸いながら走れる喜びに、ランナーでなくともうれしいでしょ。
スムースに会場へ到着。
着替え用の建物もちゃんとありますが、会場周りの芝生にシートを引いて準備しました。
この時にお弁当やお土産をチェックしておくもの大切ですよ(経験上売れ切れちゃうからね)


 
  老若男女のランナーたちが集まりました          徐々に興奮が高まるスタート地点


    スタート直前のランナーたちの興奮と熱気       号砲前のはやる気持ちが恐いくらいです


午前10時。パァ~~ン
さぁ、いよいよハーフマラソンのスタートです

 
  走り始め皆さん快調に飛ばしていきます     のどかな風景がはやる気持ちを鎮めてくれます

 体感的には夏日。ひんやりした木陰が嬉しい
 すぐ脇をスペーシアが通り過ぎます
8km地点。早くも折返のトップランナー速過ぎっ 

 やっぱり日本人。田園風景が和みますな



前半のリポートはおわります。
中間地点からの模様をリポートした中の巻に続きます。乞うご期待