長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

立春の朝に搾った酒がくる。

2013-02-04 07:43:16 | Weblog
昨日は節分。最近「恵方巻き」を食べる習慣が関東でも
当たり前になってきた。十間橋通りにある「ながしま」さんで
調達して食べる。これを食べると「春近し」だ。
節分の日には、豆まきをする。ちょうど妙な縁で、昨日は
「味噌つくり」のため、大豆を寸胴に入れて、豆を炊いていた。
もともと豆まきは、この茹でた大豆を鬼に投げていた。きっと
この寒い季節に、どの家も「味噌つくり」をしていたという風物詩の
象徴的なできごとだといえる。
時代が便利なものを求め、「日本の朝」の食卓に外国産の味噌で
つくった味噌汁がならぶ。いやそれさへも並ばない毎日か?

今日は「立春」。この日の朝に搾った酒がもうすぐ届く。
栃木県の「開華」という酒を、杉浦さんが車で早朝にでかけ、
毎年届けてくれる。ちゃんと神主さんが、お祓いまでしてくれる
ありがたいお神酒だ。ほんとうにおいしいので、あっという間に
空になり、一日千秋というか、千春の気持ちで、この酒を待つ毎年。

今日は「卵かけごはん」
昨年の立春のころ作った自家製味噌に具だくさんの野菜を入れ、 
平飼いの卵を、無農薬のお米を土鍋で炊き、立ったごはんに割りいれ、
そばのかえしをかけ、それを喰らいつく日。

夜は「ダメから始める中国語」
愉快な大酒飲みばかりが集まり、中国語でゲームをしたり、
歌を歌った後に、豪快な酒盛り。