長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

たからもん 

2013-02-12 09:13:14 | Weblog
たからもの・・・家・お金・家族・車・・・
それらは、からものではなく「借り物」
神様が必要なときに、貸してくれる。「自分のもの」
なんて考えて所有しようとすると逃げていく。
必要がなくなったら、返せばいい。また必要なときに
借りればいい。そう思うと気がらくになる。

昨日は「易」の勉強会だった。かたわらで、蕎麦会の
準備をしながらそんなこと考えながら、本を読んでいたら、
「宝もの」の言霊にであった。
日本人はお米のことを昔からそうようよんでいた。
「田から」であり「田力(たじから)」から由縁しているらしい。
お茶もお米も、普通に食べれるようになったのは、長い歴史の中では
つい最近、昨日みたいなもん。もう少し大事にせんとあかんわね。
昨日は、朝から「卵かけごはん」で、週一の「お米タイム」
充実した一日やった。

今日は「英語で蕎麦会」
この会は、若くて元気なジョシがくるので、今日は
玄米ご飯に、日向鶏の鶏ガラでとった出汁をつかったカレー
を食べようかと思っている。

明日明後日は定休日だけど、味噌つくり。
大豆や小豆は、普茶料理にもたくさん使われてきた。
黄檗山に隠元さんが、いんげん豆やかぼちゃなどを伝え、
普茶料理が盛んになり、お寺の門前には、必ずおいしいお豆腐やさん
があった。まだそんなきちんとしていた時代の最後あたりに、京都に
住めてほんとによかったと、最近つくづく思う。
お大師さんも大好きだったらしい。東北では片口に小豆とだんごを
入れ、萩の長い箸をそえてお供えするらしい。
お大師さんが子供たちに、ふるまったという伝説からきているらしい。


17日(日)は、星野彩乃さんのピアノライブ。
彼女のピアノは、時空を超えた世界に旅するような不思議な調べが
あって素敵だ。若いアーティストの元気な姿を見ると、ああ、この国
もまだ大丈夫だ、と思う。