長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

カレーの殿様 とんさまかれー

2013-02-09 08:14:56 | Weblog
庭のしだれ梅が、かわいらしい蕾をつけた。寒い朝だけど春近し。

昨日のお昼、袴姿のさわやかなおじさんがお店の前を通りすぎた。
しばらくしたら、うちのお店ののれんをくぐってこられた。
織田流煎茶道でいっしょにお茶の修行をしている先輩だった。
お土産に、庭で咲いた椿を持参してくれた。風雅な人だ。
大好きな侘び助の紅白が可憐な蕾を咲かせようとしている姿を
見て、思わずにんまり。蕎麦の注文をしばらく無視して、二階の
渡辺愛子作の信楽壺に投げ入れた。茶室がいきいきとする。

夕方そのジョシ陶芸家が、味噌つくりにきた。3年生になる。
陶芸家は、土をこねるのをなりわいにしているので、味噌やそば
の菊練りは、教えなくても体にしみこんでいる。

昨日の晩御飯は、「カレー」。
とんさま(角煮そば)のしこみは、黒豚のばら肉の塊を、かえし
と酒とたまねぎの刻んだもで、3時間ちょいことこと煮る。
その時できる「玉ねぎに肉のうまみとかえしがたっぷり含まれた成果物」
をベースに、カレーをつくると、えもいわれぬ美味いカレーができる。
昨日はそれに、普茶料理にでてくるこんにゃくの含め煮を入れ、普茶カレー。
カレーの王様ならぬ、カレーの殿様みたいなんができる。