寺方蕎麦、という言葉が古い蕎麦の本にでてくる。
栄西禅師が茶を日本に持ち込む時に、麺食いの文化も
もってきて、お寺で精進料理のように供されてきた記録がある。
京都は、どちらかといえばうどんの方に軍配があがりそうだが、
住んでみると、意外に「普通においしい蕎麦屋」があるし、比叡山の
千日回峰行の断食の前に、そばがきを食べる、というのもならわしに
なっている。比叡おろしの底冷えのする夜に、あつあつのにんそばを
食べながら、熱燗を飲む、ほど粋なことはない。学生時代は、「名誉冠」
という伏見の酒を毎日のように飲んでいた。生活費の半分以上が、名誉の
ために費やされていた。不名誉なことではあるが・・
昨日は、押上の「春慶寺」で、蕎麦会をやった。スカイツリーができる前は、
界隈では一番高い建物?なくらい高いお寺。スカイツリーからも足元を見れば
よく見える。集まったゆかりの人たちも、楽しそうに蕎麦打ちに参加してくれ、
てんぷらをあげてくれたり、鴨南蛮の用意をきゃっきゃいいながら手伝ってくれたり
して、「もちつき」よろしく、参加型寺方蕎麦会が、滞りなくおこなわれ、
こころに刻まれるような思いで深い一日になった。天恩感謝。
今やっている大河ドラマ(見たことないけど)と関係がある京都の黒谷という
古刹で、8年くらい前に「梅見の会」に招待され、その場で蕎麦を打ったことを思い出した。
そこの住職と飲んだ時の勢いで約束し、「梨の木神社の水を汲んできたら、打つ」
という条件だった。ちゃんと約束どおり、朝早くおきて、御所の横にわく名水を
組んできていただき、それで打って梅見をした日が、昨日のことのように思える。
今年は「寺方に出張蕎麦」でもやってみるか。
栄西禅師が茶を日本に持ち込む時に、麺食いの文化も
もってきて、お寺で精進料理のように供されてきた記録がある。
京都は、どちらかといえばうどんの方に軍配があがりそうだが、
住んでみると、意外に「普通においしい蕎麦屋」があるし、比叡山の
千日回峰行の断食の前に、そばがきを食べる、というのもならわしに
なっている。比叡おろしの底冷えのする夜に、あつあつのにんそばを
食べながら、熱燗を飲む、ほど粋なことはない。学生時代は、「名誉冠」
という伏見の酒を毎日のように飲んでいた。生活費の半分以上が、名誉の
ために費やされていた。不名誉なことではあるが・・
昨日は、押上の「春慶寺」で、蕎麦会をやった。スカイツリーができる前は、
界隈では一番高い建物?なくらい高いお寺。スカイツリーからも足元を見れば
よく見える。集まったゆかりの人たちも、楽しそうに蕎麦打ちに参加してくれ、
てんぷらをあげてくれたり、鴨南蛮の用意をきゃっきゃいいながら手伝ってくれたり
して、「もちつき」よろしく、参加型寺方蕎麦会が、滞りなくおこなわれ、
こころに刻まれるような思いで深い一日になった。天恩感謝。
今やっている大河ドラマ(見たことないけど)と関係がある京都の黒谷という
古刹で、8年くらい前に「梅見の会」に招待され、その場で蕎麦を打ったことを思い出した。
そこの住職と飲んだ時の勢いで約束し、「梨の木神社の水を汲んできたら、打つ」
という条件だった。ちゃんと約束どおり、朝早くおきて、御所の横にわく名水を
組んできていただき、それで打って梅見をした日が、昨日のことのように思える。
今年は「寺方に出張蕎麦」でもやってみるか。