彼岸花や萩が見頃になってきました。
北嵯峨の田んぼの畦道に咲く彼岸花はとても美しいものでした。
萩もそろそろ、見頃になります。
萩と言えば、先日訪れた梨木神社が有名ですが、
他にどこかないかと思案していました。
朝の会話
私「○○さん(妻の名前)、萩や彼岸花のきれいなところ、
どこだったか知ってる?」。
妻「真如堂の境内に咲いてなかったかしら。」
私「そうだね、じゃあ行ってきます。」
ということで、昨日の散策は真如堂にしました。
真如堂の赤門です。
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三重塔のまわりも少し色づいています。
この塔の近くに黒谷さんの五重塔もあるのですが、
私は、真如堂の方が好きです。
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社務所前に藤袴(ふじばかま)が咲いていました。
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ご存じのように、藤袴は秋の七草の一つです。
昔、都人は藤袴の香りを楽しむために、
乾燥させた葉を匂い袋して、そっと着物に忍ばせたそうです。
万葉集や源氏物語、古今和歌集にも詠まれています。
紀貫之
『やどりせし 人のかたみか 藤袴 忘れがたき香ににほひつつ』
源氏物語で、夕霧が詠んだ和歌
『同じ野の露にやつるる藤袴 あはれはかけよ かことばかりも』
古の都人は、花に想いをこめて、歌を詠んでいました。
現在では、伝わらないでしょうね。
「言いたいことは、言葉にして」というところでしょうか。
真如堂藤袴は、近年絶滅危惧種に瀬している、
原種のものだそうです。
園芸店のは、同属他種または、雑種だそうです。
山茱萸 (さんしゅゆ)の実(ミズキ科)
春には黄色の花をつけ、今の時期には、グミのような実をつけ、
その実は漢方薬にも用いられます。
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『 山茱萸にけぶるや雨も黄なんとなんぬ』 水原秋桜子
芙蓉も見頃でしょうか。
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白と赤の混合色
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真如堂の境内一面に萩が植えられています。
見頃は、もう少し先でしょうか。
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秋の定番、彼岸花も咲いています。
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赤葉赤花トキワマンサク
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万両と蛙の置物
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境内に咲いている花
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櫨(はぜ)の木の紅葉
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ケイトウ
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真如堂の近く
「洛東九番 萩の霊場 迎称寺」の萩です。
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風雪に傷んだ土塀と萩の花
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昨日は、9時半過ぎまで所用があり、その後でかけましたので、
帰宅は正午過ぎになりました。
比較的、涼しい一日で、散策も汗もかかずで快適でした。
フジバカマも美しい~~
(風雪に傷んだ土塀と萩の花)…時の流れを感じます
定年後生活さまの目の付け所が違います
今日も居ながらにして今、今の京都を知ることが
できます
ありがたいですね~~
昨年、京都の旅に洛北。洛南のバスの乗り方が
わからないとき、ボランティアの方が親切に
教えてくださいました。本当にいつかいつかチャンスが
有ればウロウロ回ってみたいところばかり?
頭でっかちになりあまりにもいいところを
見せていただているので迷いますね…
今日も感謝で~~す☆☆
真如堂と隣接する黒谷さんは、四季を通じてよく訪れます。
春は桜、青紅葉、紫陽花、夏椿、蓮の花、青苔、そして今の時期には、萩や藤袴、彼岸花、もう少しすれば、菊と紅葉の名所と楽しませてくれます。
今は京都散策にもってこいの季節です。
せいぜい、初秋の京都を歩きたいと思います。
あったように記憶しています。
信如堂のは貴重なものですね。
それから、芙蓉、これ酔芙蓉じゃないですか?
朝は白、昼間からだんだん色がついて来て赤くなる。
まるで酔っ払ったようだから、、、というより私は小説の
風の盆恋歌で出てくる花、というイメージが強いんですけど(笑)
ご指摘の通り、八重ですし、酔芙蓉ですね。
小説「風の盆恋歌」、大人の○○を描いた作品ですね。ちょっと、あり得ないようなお話でしたが、なぜか面白かったと記憶しています。
酔芙蓉でてきましたかしら?
ところで、楽母さんが撮られた亀岡の彼岸花、あれほどの大量の花が、畦道に植えられているのは初めて見ました。驚きです。
最近はほとんど、亀岡は行かないのですが、確か、コスモスも大量に植えられているところなかったですか?。