今回の日曜美術館は、 『あふれ出る"デザイン" 民藝の巨人・芹沢銈介』です。
私は、芹沢銈介の作品を、今まで何度か目にしてきました。
そのつど、斬新さ、奇抜さ、多彩な色使いと、
デザイン力に驚かされてきました。
今回、日曜美術館で取り上げられ、非常に嬉しく思っています。
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芹沢銈介(1895~1984)は、型紙を使ってひとりで布を染め上げる、
型絵染の人間国宝です。
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型絵染は、まず、紙に書いた下絵に沿って小刀で、
模様を切り抜き、型紙を作ります。
そして型紙の上から、布に色を塗ると、
色をつけたいところだけ染めることができます。
本来分業であった工程を芹沢はすべて一人でこなしたのです。
芹沢銈介は、静岡の名家に生まれ、東京高等工業学校図案科を卒業後、
図案や手芸の指導をし ていました。
その後、民藝運動をけん引した柳宗悦と出会い、人生が一変します。
「用」と 「美」の手仕事で作られた、日用品の持つ美しさにひかれます。
さらに沖縄伝統の染物「紅型(びんがた)」と出会い、
独自の道を切り開いていきます。
芹沢は晩年、目に見えたあらゆるものは模様に見えたと言います。
静岡市 芹沢銈介美術館
生前寄贈された600点の作品が収蔵されています。
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「鯉泳ぐ文着物」
海外で高く評価された着物です。
朱色の海を力強く泳ぐ鯛の群れ
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「薪文のれん」
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「縄のれん文のれん」
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「貝文着物」
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「ばんどり図四曲屏風」
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「ばんどり図」型紙
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「小川紙漉軸」
強い陽射しに照り映える赤や青、軒先で板干しをする和紙の里の光景
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「沖縄大市」
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「津村小庵文帯地」型紙
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「津村小庵文帯地」
上の型紙がこんなきれいな色彩に変わります。
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「芭蕉文着物」
沖縄の芭蕉布に青で染めた芭蕉の葉
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1976年、フランス政府の招待で渡仏し、パリで注目されます。
「風」の文字をデザインしたのれんが大人気を博 しました。
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文字をデザインした代表作
「風の字文のれん」
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「結び寿文のれん」
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「いろは文六曲屏風」
文字と絵を組み合わせた作品です。
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「天の字文のれん」
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「春夏秋冬二曲屏風」
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「福の字文(竹と牡丹)のれん」
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芹沢銈介の展示会の巡回先です。
京都は年明けの1月、楽しみです。
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いろはにほへと…今小筆で一生懸命練習している私
屏風の世界でイメージを沸かせましょう
<風>いいですね~~
日本人の心が見えますね
沖縄の紅型土産を額装に見えますが
図案内容が違いますね?
(春夏秋冬二曲屏風)も好きです…粋で上品!
明日から東京に早くでかけます
素敵な写真が見られなくて残念です
芹沢の展示会、大阪どまりで福岡には行かないようです。
面白い作品が多いですね。
明日は東京とのこと、お気をつけて楽しんでいらしてください。