京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『光の芸術人 藤城清治』

2013-10-03 06:27:13 | 美術・博物館

御親切なの方から、私が藤城清治さんが好きなのを知って、藤城さんが出演される番組を紹介してくださいました。ありがたいことです。
この番組はとちぎテレビ開局15周年&藤城清治美術館開館記念特別番組で、 早速その番組を拝見させていただきました。
今年栃木の那須に完成した藤城美術館完成までのドキュメンタリーです。



89歳とは思えないほどエネルギッシュです。



藤城清治さんは1924年4月生まれの89歳の現役作家です。作品数は3万点にも及ぶそうです。
藤城さんは油絵から始めましたが、より立体的な人形劇に心酔していきます。
戦後『暮らしの手帳』に藤城さんの人形の写真や影絵が掲載され、好評をはくします。
番組で紹介された影絵を紹介します。

日の出の踊り 1953年



その後約10年間、影絵から離れ、ケロヨンと木馬座に集中します。
そしてまた影絵に戻り、その後数々の作品を発表します。

月光の響き 1981年



小さな恋の物語



つり橋はぼくのハーブ 1988年



クリスマスの鐘 1979年



ブドウ酒瓶のふしぎな旅



マボロシの鳥



銀河鉄道の夜



清水寺 2009年



みんなで手をつなごう(隣人愛)2012年



つりのこびと 1960年



夕日の樹 1999年



コスモスは詩う 2003年



森に入るときは鈴をならそう 2007年



ドリーム 2007年



作品の転機になったのは、広島の原爆ドームでした。
葛藤を重ね2005年作品を発表します。この影絵は代表作のひとつになりました。

美しくも悲しい平和への遺産 2005年



原爆ドーム以降、各地の自然や風物を描写することもライフワークのひとつになります。

足摺岬と椿のトンネル 2010年



樹齢500年蒲生の大クス癒しの祈り 2010年



博多祇園山笠 2012年



続編に続く








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4 コメント

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Unknown (中里均)
2013-10-05 05:32:34
影絵というとこれしかないと思われるほど有名な絵柄ですね。作者がまだご存命とは初めて知りました。
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Unknown (京都で定年後生活)
2013-10-05 08:39:11
先生、コメントありがとうございます。
先生のブログ更新楽しみにしております。

京都で定年後生活より
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Unknown (夢風庵)
2013-10-06 11:29:56
同年代という事もあり、記憶や見ているものが共通しているため、京都で定年後生活さまのブログでは懐かしい単語が出てきます。
藤城清治さんの影絵は、子ども時代テレビや本で目にしなかった人はいないのではないかと言ってもいいくらい馴染み深いですね。
暮しの手帖も一時購読していました。

好きな番組も少し似ていて、家には録画機能がないので、番組を見逃すとそれきり(再放送で気が付いた時は見ますが)あきらめることが多いのですが、こちらでおおまかな内容は拝見することができてうれしいです。
美の壺も谷啓さんの時代が好きだったのですが、やはり内容がいいので再放送でついつい見てしまいます。
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Unknown (京都で定年後生活)
2013-10-06 16:32:05
夢風庵さま
いつもコメントありがとうございます。
藤城清治さんは大好きな作家のひとりなので、私の稚拙なブログを見ていただき、感謝しております。
藤城作品は、やはり現物が最高です。京都で展示会が開催されないかなといつも思っております。

京都で定年後生活より
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