日曜美術館 『 聖者のような芸術家になりたい 、 夭折の画家石田徹也』9月29日放送( 再放送10月6日)を見ました。
8年前、31歳の若さで夭折した画家、石田徹也(1973~2005)の作品は、これまで全国各地 で展覧会が開かれ、若者たちを中心に、大きな反響を呼び起してきました。会場の感想ノートに は、「痛いほど胸に突き刺さる」「心が吸い込まれる」「絵で救われた」など、綴られていました。
石田さんが生涯に描いた作品は200点あまり。遊園地のさびた飛行機と合体したサラ リーマン「飛べなくなった人」や、ガソリンのように牛めしを食べる「燃料補給のような食 事」、ラッシュアワーで荷物のように詰め込まれる「荷」など、現代社会に生きる人々の姿を 鋭く風刺した作品が多いのです。
今回、石田さんの創作の秘密を伝える「アイデアノート」が初めて公開 されることになりました。番組では、石田作品に衝撃を受けた人々にインタビューしながら、絵に命をささげた石田さんの人生と、その絵の秘密を読み解いていくというものです。
石田徹也さん
番組で紹介された作品を紹介します。
飛べなくなった人
囚人
社長の傘の下
トイレに逃げ込む人
健康器具
だんご虫の睡眠
燃料補給のような食事
兵士
感想ノートに綴られた感想文
コンビニエンスストアの母子像
父性
面接試験
子孫
石田さんの取材ノートに書かれた言葉
彼方
触手
リハビリ
捜索
自画像
ふたたび感想ノートに書かれた言葉
作品を見終わった私の印象は、非常に複雑です。私のなかで、作品をどう評価していいのか戸惑っています。
どの作品に登場する人物(おそらく作者自身と思われる)も無表情で、しかも感情を押し殺したような絵です。
作者の訴えるコンセプトをどうとらえたらいいのか、わからずにいます。
この作品が若い人たちに大きな感動を与えていると言う現象を、私はどう理解したらいいのかも、わかりません。しかし、どこか気になる絵です。
入院されていらしたとのこと。どうがお大事になさってください。
(ずいぶん前ですが、分け合って開腹手術をした際に
術後無理してしまい、後々大変でした・・・汗)
見ていて苦しくなるような絵ですね。
芸術・絵画に疎いわたくしなので、正直よくわからないのですが、
長いものに巻かれて、組織の中で生きてきた者としては
自信の恥部や傷を見せつけられているような気分です。
嫌なのに、気になる。
臭い、臭いと大騒ぎしているくせに、また嗅ぐ。
癒される…と言うのは、どうなんでしょうか。
↓
訳あって(正)
失礼しました。
葉月さまのお感じになられたとおりだと思います。
こういう絵をみると、その後の画家の画風がどう変わっていくのか知りたくなります。残念ながら不可能ですが、、、、。