京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

十三参りの嵐山法輪寺

2018-08-31 06:23:37 | 京都めぐり

昨日朝行ったのは十三参りで有名な嵐山の法輪寺です。
十三参りは京都では古くから行われています。
数え年十三歳に成長した男女が、成人の儀礼として法輪寺に参拝します。
十三歳の厄難を払い、智恵を授けていただけるように虚空蔵菩薩に祈願するのです。
以前は4月13日に参拝するのが一般的でしたが、現在は3月13日から5月13日の間とされています。
十三参りの帰路、本堂を出たあと、後ろを振り返るとせっかく授かった智恵を返さなければならないという伝承があります。
鳥居を潜り渡月橋を渡るまでは絶対に後ろを振り向かないように親から注意されます。


法輪寺総門












本堂までの長い石段












本堂
嵐山の中腹に位置する法輪寺は長い歴史があります。
およそ1300年前の713年に元明天皇の勅願により行基菩薩が創建したのがはじまりです。
清少納言の『枕草子』では京都の代表的な寺院として挙げられ、本尊のご利益は『今昔物語』にも描かれています。
幕末の禁門の変によりお堂の大半が焼失してしまいました。その後、お堂や山門、多宝塔が再建され現在に至っています。















多宝塔





十三参り参拝口





見晴台があり、嵯峨野、京都市内が見えます。






遠くに薄く見える山並みは比叡山です。













遠くに京都タワーが見えます。










左の山肌に五山の送り火の一つ鳥居形が見えます。




















石段を下ります。






電電塔と電電宮があります。

























稲荷大明神もあります。






法輪寺は嵐山の中腹にあります。
画面左側、中腹に法輪寺の多宝塔と本堂屋根が見えます。