昨日は節分でした。
豆まきや恵方巻を食した御家庭も多いのではないでしょうか。
京都でも節分は心の邪気や疫病、天災などを退散し、福を呼び込むとされ、
多くの社寺で多彩な行事がとり行われます。
よく知られているのは吉田神社の 追儺(ついな)式の神事です。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏 が赤・青・黄鬼 を追い詰め、
桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを払います。
昨日私と妻が向かったのは八坂神社の節分会です。
祇園甲部歌舞踊奉納と舞妓、芸妓の豆まきが行われます。
八坂神社西楼門
節分会に参加される方々が非常に多かったです。

本殿前の舞殿周辺は人だかりです。

3人の舞妓さんによる祇園小唄などの舞踊奉納が行われます。


歌舞踊奉納のあとは豆まきです。
皆さん豆の入った袋を受け取ろうと手を伸ばします。



もう一ヵ所、節分行事で有名なのは壬生寺です。
京都の裏鬼門(南西)にあたり、白河天皇の発願で始められ約900年の伝統があります。
悪鬼を防ぎ、参詣者の厄除け本尊の延命の舞妓地蔵尊に祈願します。
面白いのは、炮烙(ほうら く)に年齢などを墨書きして奉納するのです。
壬生寺ならではの信仰で、厄除け開運を得るといいま す。
これらの炮烙は壬生狂言「炮烙割」で割られます。
炮烙です。

壬生寺東門

境内の中は身動きがとれないほどの人出です。
壬生狂言を観賞しようと思ったのですが、あまりの人の多さでリタイアです。
