鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4084回】 営業トークや営業テクニックだけでは不十分ということに速く気づく

2022年03月06日 | 住宅コンサルタントとして

コンサルタントになりたての頃、

トップ営業マンの営業トークをそのまま真似すれば、

大抵の営業マンは売れるようになる、と

本気で思っていました。

 

今から考えると、恐ろしいくらい、浅はかでペラペラです。

 

当時から調査に行きまくっていて、

そこで全国の優秀な営業マンのトークを録音し、

それを文字に起こして

クライアント様の営業研修等で活用しましたが、

大した成果は出ませんでした。

 

また、クライアント様のところにお伺いして、

クライアント様のスタッフさんを前にして、

上司が話をしている際は、みなさん、ちゃんと聞かれるのに、

私の話は集中して聞いてくれない。

 

事前に調べまくって、間違いないことをお伝えしているのに、

私の話はおそらくかなり退屈で眠たかったのでしょう。

 

「何を話すか?」

 

よりも、

 

「誰が話すのか?」

 

が重要なのだ、ということを30代前半で気づけたことが、

本当にラッキーだったと思います。

 

スキルやテクニック系の情報を集めていた、

自分自身の勉強スタイルを改め、

成果を出し続けている企業や人の生き方や姿勢を

とにかく研究し、それを真似していくようにしました。

 

そして成功し続けている人は、

大抵皆、同じことに気づいていて、

やっていることも考え方も同じである、

ということが私にも理解でき、

そこを真似するようになっていきました。

 

「どんなことを言うか?」よりも、

「誰が言うか?」の方が重要である、

ということもより深く理解できるようになりました。

 

そしていつの頃からか、

自分が伝えたいことをお伝えする際、

相手の方がちゃんと聞いて下さることが増えました。

 

結局のところ、スキルやテクニックを使いこなすためには、

使い手(=営業マン)の筋力(=人間力)が不可欠で、

日頃から人として自身を磨き、成長させることが、

営業マンには欠かせないのですね。

 

そのために、いろんな方の考えや行動に触れ、

常にアンテナを高くしていろんなことを学び続ける。

 

感謝の気持ちと謙虚さを失わず、

一生涯、勉強し続ける姿勢を持つ。

 

常に利他の精神を持ち、

いろんな方のお役に立つことを積極的にやっていく。

 

こうして自分を磨き続けた営業マンが、

長く活躍し続けられるのです。


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