鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4014回】 調子が良いときに出る、おごりや油断に注意

2021年12月26日 | 住宅コンサルタントとして

業績が悪い時、

努力はしているものの、結果が出ない時、

人は危機感を持って仕事に向き合うことができます。

 

「今のままではまずい」

「どこを改善すれば、良くなるのか・・・」

「お客様にどうすればもっと満足していただけるのか?」

 

と、常に問題意識を持ち、頭を使って、

いろんな部分を改善しようと取り組めたりします。

 

ところが、仕事が順調に決まって、

住宅会社で言えば、受注残が1年分以上貯まって、

理想的な状況がしばらく続くと、

おごりや油断という一面が出やすくなるのです。

 

先日、お伺いしていた、生産性日本一のクライアント様。

 

受注残が一年半以上あって、

業績は非常に好調なのですが、

朝礼で社長は社員さんに喝を入れられた、

ということを教えていただきました。

 

業績は好調なせいか、

社員さんの態度や会話のほんのちょっとした変化に、

非常に危機感を覚えた、とのことでした。

 

ちょっとまずいと感じた際に、

組織に危機感を持たせることができる経営者こそ、

個人的には一流だと思っています。

 

業績がもし順調である場合、

社内に油断やおごりの空気が広がらないように、

誰かが組織内に危機感を持たせることが

とても重要だと思います。

 

そして以前のブログでも書きましたが、

常に自分よりも上のレベルの方を見て、

自らの至らなさを痛感しながら、

コツコツと努力を継続できる方は、

小成功病に陥らないのです。

 

そういう方こそが、

常に結果を出し続けられる一流であり、

自分自身、そこに近づけるよう、精進します。

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