業績が悪い時、
努力はしているものの、結果が出ない時、
人は危機感を持って仕事に向き合うことができます。
「今のままではまずい」
「どこを改善すれば、良くなるのか・・・」
「お客様にどうすればもっと満足していただけるのか?」
と、常に問題意識を持ち、頭を使って、
いろんな部分を改善しようと取り組めたりします。
ところが、仕事が順調に決まって、
住宅会社で言えば、受注残が1年分以上貯まって、
理想的な状況がしばらく続くと、
おごりや油断という一面が出やすくなるのです。
先日、お伺いしていた、生産性日本一のクライアント様。
受注残が一年半以上あって、
業績は非常に好調なのですが、
朝礼で社長は社員さんに喝を入れられた、
ということを教えていただきました。
業績は好調なせいか、
社員さんの態度や会話のほんのちょっとした変化に、
非常に危機感を覚えた、とのことでした。
ちょっとまずいと感じた際に、
組織に危機感を持たせることができる経営者こそ、
個人的には一流だと思っています。
業績がもし順調である場合、
社内に油断やおごりの空気が広がらないように、
誰かが組織内に危機感を持たせることが
とても重要だと思います。
そして以前のブログでも書きましたが、
常に自分よりも上のレベルの方を見て、
自らの至らなさを痛感しながら、
コツコツと努力を継続できる方は、
小成功病に陥らないのです。
そういう方こそが、
常に結果を出し続けられる一流であり、
自分自身、そこに近づけるよう、精進します。